先週の木曜日に長野県南部の伊那市に出張しました。お楽しみの昼食は、中央自動車道伊那インター近くの「青い塔」に行き、ソースカツ丼をいただきましたが、厚切りのロースカツに特製のソースがからみ、サクサクした食感と甘辛い味が調和して、大変美味しく、満足しました。お店は満席状態で、駐車場には県外ナンバーの車も目に付いたので、広い範囲にファンがいるようです。このあたりのソースカツ丼は、B級ご当地グルメの一つとも言われます。ご当地ソングの収録されたアルバム。
CARMEN McRAE (カーメン・マクレエ)
LIVE AT SHUGAR HILL (MAINSTREAM 1963年録音)
ポピュラー曲の中にご当地ソングは沢山ありますが、誰もがすぐに思いつくのは、「I Left My Heart In San Francisco」(思い出のサンフランシスコ)ではないでしょうか。1954年に、ダグラス・クロス作詞、ジョージ・コーリー作曲により作られましたが、62年にトニー・ベネットが歌い大ヒットし、69年にはサンフランシスコ市歌になりました。
歌詞の大意は、「私は自分の心をサンフランシスコに忘れてきた。小高い丘から私の心が、帰っておいでと呼びかけている」というもので、望郷の歌です。カーメン・マクレエは、コンボ伴奏によるライブ盤をいくつも作っていますが、このアルバムもその一つで、サンフランシスコのクラブ「シュガー・ヒル」における録音。当地にちなんだ「思い出のサンフランスシスコ」も歌っています。
伴奏は、ノーマン・シモンズ(p)、ヴィクター・スプロールス(b)、スチュアート・マーティン(ds)。曲は、「Sunday」、「What Kind of Fool Am I?」、「A Foggy Day」、「I Left My Heart In San Francisco」、「I Didn't Know What Time It Was」、「Let There Be Love」、「This is All I Ask」、「Thou Swell」、「It Never Entered My MInd」、「Make Someone Happy」の10曲。ライブなので、知られている歌が多いです。
カーメン・マクレエは、スキャットを交えたり、フェイクしていて、それぞれの曲を彼女の個性で聴かせてくれます。ノーマン・シモンズのピアノを中心としたトリオは、ジャジーさを際立てる伴奏をつけています。「What Kind of Fool Am I?」、「This is All I Ask」、「It Never Entered My Mind」といったバラードがことに気に入っていますが、「I Left My Heart In San Francisco」も、嬉しいことにヴァースから歌っていて、この曲の気分をよく表しています。
【青い塔】
ソースかつ丼で有名なお店ですが、メニューにはカレーなどもあります。
住所:伊那市西箕輪大萱7010-1
電話:0265-72-5777
お店のHP:青い塔ホームページ