きのうの火曜日は、長野県松本文化会館(コンサートホール)で行われた、催し物にいってきました。開会時間より早く着いたので、近くを散歩してみました。このあたりには、運動公園、信州大学のキャンパスなどもあり、散歩するにもいい場所です。落葉した木々が目立ちましたが、イチョウの黄色い葉は残っているものもありました。今年は、暖かくて本格的な寒さはこれからでしょうか。「枯葉」をフランス語で聴いてみます。
GISELE MacKENZIE (ジゼル・マッケンジー)
MAM'SELLE GISELE (VIK 1956年録音)
ジゼル・マッケンジーは、出身はカナダですが、アメリカでヒット曲を放ち、ラジオ、テレビで活躍したポピュラー歌手です。このアルバムは、シャンソンを取り上げて、フランス語で実に自然に歌っています。この季節にちょうどいい内容ですが、伴奏は、弦によるものだけでなく、ビッグ・バンドの編曲もあり、変化がつけられています。
編曲は、ジョージ・シラヴォ、シド・バス、二ール・へフティが担当し、曲によりコーラスが被ります。曲は、「C'est si Bon」(セ・シ・ボン)、「Autumn Leaves」(枯葉)、「La Vie en rose」(バラ色の人生)、「September in The Rain」(9月の雨)、「The River Seine」(ラ・セーヌ)、「Under Paris Skies」(パリの空の下)、「Passing By」(去りゆく君)、「Tell Me That You Love Me」(過ぎゆくはしけ)、「Dinner For One Please James」、「Comme Ci, Comme Ca」、「Hands Across The Table」、「Cherry Pink and Apple Blossom White」(チェリー・ピンク)の12曲。
軽くリズムに乗り、長い音も無理なく出していて、ゆとりのある感じがします。「枯葉」は、ジゼルの品の良い歌が聴けますが、弦楽器による定番の伴奏もムードを高めています。「九月の雨」は、意表を突いてかなりのスローテンポで歌われます。僕の大好きな曲「パリの空の下」、そして「Tell Me That You Love Me」、「Cherry Pink And Apple Blossome White」(ペレス・プラード楽団のヒット曲「セレソ・ローサ」の原曲)など、優しい歌声による懐かしいメロディを堪能しました。
【松本市内の光景】