安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

グレッチェン・ワイラー WILDーWYLERー WILDEST

2009-06-24 21:57:12 | ヴォーカル(E~K)

日帰りの人間ドックに行ってきました。各種測定値は予想通りでしたが、中には基準値以内のものもありました(笑)。その病院では、検診の合間に女性の指導員さんがやってきて来て、彼女の号令のもとストレッチを1時間弱します。僕の動きはぎこちなく体は硬いですが、その指導員さんは本当にしなやかです。彼女の印象からG・ワイラーのジャケット写真を思い出したので聴いてみました。

GRETCHEN WYLER (グレッチェン・ワイラー)
WILDーWYLERーWILDEST (Jubilee 1959年録音)

 Wildwylerwildest

女優としてブロードウェイの舞台やテレビで活躍したグレッチェン・ワイラーの多分1枚だけの作品。ブロードウェイでは、「Silk Stockings(絹の靴下)」、「Damn Yankees(くたばれヤンキース)」、「Bye Bye Birdie(バイ・バイ・バーディー)」などに出演。素晴らしい作品に出演しており、特にダンスが称賛されました。

このアルバムのタイトルにワイルデストと入っているだけに、迫力のあるナンバーが続きます。ジミー・ランスフォード楽団やトミー・ドーシー楽団に多くの編曲を提供したサイ・オリバーがアレンジを行っており、ブラスを使ったダイナミックにスイングする伴奏が多いです。

「Whatever Lola Wants」という「くたばれヤンキース」中の歌からスタートし、「Personality」、「Hard Hearted Hannah」、「Eadie was a Lady」、「An Occasional Man」、「Find Me A Primitive Man」、「Jenny」、「Mamie is Mimi」など、スタンダードといっていいものからちょっと聞き慣れないナンバーまで12曲を歌っています。

コンセプトどおり元気のいい歌唱をしており、おなじみの「Whatever Lola Wants」や「Hard Hearted Hannah」そして「An Occasional Man」など伸び伸びとさわやかに歌っています。さらに、声量がありよく声が出ていますが、抑えるところは抑えています。ないものねだりですが、バラードも聴いてみたい。