検定ばやりのいま、ゴイケンテイというのはいかがでしょう。
語彙の保有力だけでなく、創作力、応用力も試せます。
検定には自動車運転のように、実生活にかかわるものと、そうでない趣味領域のものとがあります。
語彙検定は言葉を使う仕事に人には実用検定、そうでない人には趣味検定、どちらにもなりそうです。
この言葉のテストは、見たこともないような字を知っているかどうかの検定などより、はるかに実用に役立つでしょう。
すでにどこかの会社で行っているような、「挙措を失う」「ナビエ・ストークス方程式の解」など一般人の生活とは無縁の言葉を持ち出してきて、語彙と読解力を試す博知検定とは違います。
ここで提案する方法は、こういうものです。
◎ 使用禁止語を設けてものごとを表現させてみる
たとえば、平和、安全、改革、福祉、環境、この五つの言葉を禁句にして、望ましい生活について語らせる。
あるいは、努力、結果、アピール、この三つの言葉を禁句にして、スポーツ選手の心意気を語らせる。
この稿、書き始めに、奇妙なことが起きました。
「ごいけんてい」で変換したら「ご意見態」という字が現れたのです。