おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

9/30 長崎港体験航海(その4)

2007-10-09 | 自衛隊
長崎港2日目の記事なので、タイトルの日付を変えました(^^;)
いよいよ「まきなみ」艦橋へと向かいます。

が、中は相変わらず人でごった返しているので、艦橋脇のウイングに速攻逃れてしまいました。
ウイングから続く艦橋後部の甲板は広く、人もまばらでものすごく居心地がいい!
帰港までの私の居場所はここに決定!です。
マストもこの甲板上に建っていて、すぐ上って行けそう…。
マストの根元には鐘がありました。

(これは何のためにあるんでしょうね?護衛艦にはこっそり付いているようですが)

この甲板の、一段下にある甲板にはデコイ弾発射筒があります。

ここも決して狭くはないし、なみ型は艦内も甲板も広くてゆったりしていますね!

体験航海も終わり、くらまに接舷する作業が完了するまでのんびりとこの場所にいました。
楽しかった2日間の体験航海はこれで終了。

こちらは、くらま後部甲板上のSH60J(こちらもローターがたたまれていました)



午後からの一般公開まで多少時間があるので、埠頭のベンチで休みます。
ホテルは既にチェックアウトしているので…戻れない~。

今日の一般公開は、多用途支援艦あまくさ(AMS4303)を見学するのが目的。

“多用途支援艦”…って、どんなフネなんだろう?

1週間前の横須賀マリンフェスタの時に、観閲艦「はしだて」の随伴艦として航行していたのが、同じ多用途支援艦のすおう(4302)で、初めて見るこのフネに興味を持ったところ、同型艦が目の前に現れたという状況です。

公開時間になり、意気揚々とあまくさに乗り込んでいきました!
まずは艦橋。
内部は狭いけれど、裏手のスペースが広々してる…。
艦橋脇のウイングから、そのまま前に張り出した通路を通って逆側に行けるんですよ。(外から窓が拭ける!)

やっぱり戦闘艦と違って、独特な構造になっていますね。

後方の甲板にはクレーンが付いています。
これで陸自の車両を積んだりするそうです。

「主に何を支援するんですか?」って聞こうと思っていたけれど、実例写真がたくさん貼ってあったのと、私より先にこの場所へ来ていた人が乗員さんの説明を受けていて、話が全部聞こえていたので特に聞くこともなくなっていました。

クレーンの1段下の広い甲板の片隅に、制服試着コーナーがありました。
が…!
私の目に入ったのは制服よりも、カポック!!

オレンジの救命胴衣や立入検査隊の防弾ベストは試着したことがあるけれど、本物のカポックが試着コーナーに置いてあったのは初めてではなかろうか?!
もう目が釘付けです…。

「これも試着できるんですか?」と私。
「できますよ。制服もありますけど」と隊員さん。
「いえ、是非こっちで!」とカポックを指差す私。
クロスしている紐に足を通し、ファスナーを閉め、留め金を付けてもらいました。
自分のカメラだけでなく、ちゃんと一眼デジカメで撮影したものを写真にしてもらえるとのこと。
すごーい!サービス満点です。

カポックは結構重かったですよ。
で、大きい!
これって、S/M/Lのサイズ、あるのかな?
前だけでなく、後ろ姿の写真も撮ってもらいました。

写真のプリントアウトを待つまでの間、応急指揮所を見学、配電盤などを見ていたら、試着コーナーにいた1曹にいきなり、
「お姉さん、マニアでしょ」と言われたので、
「マニアじゃありません」と即答。
その方によると、マニアは見るところが違うのだそうですが…?
(何が違うのかさっぱり…)

そんなマニアな私(?)に普段公開しない場所を見せて下さるということで、本当にマニアックな場所の扉の中を見せていただきました。
(機密とは程遠い場所ですので念のため!でも写真は控えておきます ^^;)

一般公開終了時間ぎりぎりまで、いろいろとお気遣いいただいた1曹に感謝です。
ありがとうございました!


そんなこんなで、私の長崎港2日間はあっという間に終わりました。
1週間経った今でも、思い出すとあの楽しさがよみがえってくる感じ…!
来年も行きたいな~とつくづく思いました。

最後にまきなみみやげを。

うちわは乗艦者に配っていたものですが、艦艇単独のものなのでびっくり!
パンフレットもページ数が多かった…。(予算が余っている??)
パッチは紺と黒の2種類があって、各1000円でした。
(写真は黒バージョン)

まきなみは今週末、横須賀新港で外国艦艇と一緒に一般公開されるんですよね。
興味がある方は是非見学してみて下さい!

コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 9/29 長崎港体験航海(その3) | トップ | ジパング 航跡329 »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やはり‥ (横浜べっろ)
2007-10-10 00:52:27
マニア認定ですね( ´艸`)

日曜日、横須賀行ってみます
否定 (おく)
2007-10-10 12:31:41
マニアじゃありません(^^;)

私がマニアだなんて言ったら、本物のマニアさんに失礼です!
見所満載~ (ふにゃ)
2007-10-10 19:47:10
おくさん、遠征&レポお疲れさまでした!
いやー、まさに幸せのお裾分け。
写真と文章で堪能させていただきました。
ありがとうございます。

でも、長崎の体験航海は、ほんと見所満載ですね。
なぜ、こんなに力が入ってるのか・・・?

海や景色もきれいだし、あー、私も乗りた~い。

>マニアじゃありません(^^;)

でも制服じゃなくて、カポックに目をつけてるところからして、やっぱり「見るところが違う」のでは(笑)?

艦橋の窓が外から拭ける構造になってるのも面白いですね。
いろんなタイプがあるんだー。
これなら、掃除もラクチン♪
一曹! (harako)
2007-10-11 00:25:54
>「お姉さん、マニアでしょ」と言われたので、
>「マニアじゃありません」と即答。

失礼ながら、このやりとりに爆笑!
一曹さん…ナイス。
ふにゃさんのおっしゃる通り、カポック名指しっていうのが彼のセンサーに引っかかったんだと思います(笑)。
でも私も「カポックか制服か」って言われたら「ぜひカポックで!」って即答ですけどね。あはは。

それにしても「まきなみ」の鐘、何に使うのか気になりますね~。
なんかこう、「アル○スの少女…」の牧歌的な世界を彷彿とさせるシロモノだなぁ。
時鐘 (伝説の男)
2007-10-11 03:37:10
「号鐘」と言います。国交省が定める海上衝突予防法と言う船の法律の33条より、全長12m以上の船は備える必要があり必ず持っています。主な目的は視界制限(霧中)時に鐘を鳴らして回りの船に存在をしらせ事故を未然に防ぐものです。まぁ~錆びやすいので閉っていることが多いですが・・・
で、昔は艦内に時を知らせるの事にも使っていましたので「時鐘」とも言います。
零時を基準に30分毎に鳴らして乗員に時を教えます。(1回点鐘0030、2回点鐘0100~8回点鐘0400、1回点鐘0800~8回0400~8回打つと次回は1回に戻る~4回点鐘1800、1回1830~3回1930、8回2000、1回2030~8回2400)とは言え正確な艦内時計が各箇所に設置されている現代では、ほとんど実施していない。(海自練習艦隊所属艦と海自幹部候補生学校が実施している。)
カポック&鐘 (おく)
2007-10-11 12:49:10
アニメジパングに育てられた身としては、カポックの試着は当然のことと言えます!
今まで棚に収められているものばかり見ていただけに、至福の極み…!
ヘルメットが写真にも写っている赤いやつだったのが残念でした。(赤ヘルは応急用かな)

鐘はそういう意味があるんですね~!
なるほど…。
艦橋のそばに設置してあるなら、今度鐘探ししてみよう…。
なるほど!>号鐘 (あさり)
2007-10-14 09:54:26
伝説の男さんのコメントで、「海自練習艦隊所属艦と…」というのを見て、ああ!だからなのかー、と思ったことがひとつ。
大湊のちびヤンに行ったとき、練習艦もいたんですよ。そこで号鐘を鳴らしている光景を目撃!
ええー?!つ、使ってるの?!
と、びっくりしました。
久々に「へー」ボタンを稼働(笑)いやあ、ありがたやありがたや。おくさんレポのおかげですな。

JAMSTECの船を見学したときは、船橋の中にありました…。海外艦艇も設置されているのを確認しましたよん。機会があれば見てきてくださいー。
ラッキー! (おく)
2007-10-15 12:46:01
へー!!(笑)
実際に鳴らしているところを見たなんて、すごい偶然ですね~!
私も聞いてみたいけど、なかなか練習艦には出会えないし。
あれは木槌で思いっきり打ち付けるんでしょうね。

昨日の外国艦艇では、1隻だけ鐘を確認できました。
号鐘 (伝説の男)
2007-10-16 20:20:05
木槌で・・・・絶句・・・・
鐘の中にある振り子をロープで引っ張り、鳴らす。
飾りだと (おく)
2007-10-16 23:15:16
…思ってたし。
ひも、付いてなかったし。
やっぱりカンカン鳴らすなら木槌かな~と。
所詮、素人の妄想なので…(^^;)

自衛隊」カテゴリの最新記事