おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

7/26 仙台港体験航海

2009-07-29 | 自衛隊
7/26(日)、宮城地本の仙台港体験航海で、護衛艦「いなづま」に乗艦してきました。

実はこの体験航海、自分で応募した分に関しては全て外れてしまったのですが、フネ友のAさんが当選したということで、同行させてもらえることになったというわけ。
本当に感謝!です。

当日の体験航海は、午後(13:30)からで、一般公開が午前中というスケジュール。
(夜には出港してしまうからなのだそう)
一般公開時間に合わせて、仙台に9:00に到着する新幹線で行き、仙石線で多賀城まで行きました。

そこからシャトルバスで仙台港まで行くのですが、昨年同じ仙台港で行われた「横須賀マリンフェスタ」での埠頭とは対岸で遠いのなんの…。
駅から埠頭まで、車で23分位かかっていた、という(^^;)

とりあえずは、いなづまの見学です。

珍しく、主砲筒先端にカバーがかかってないけど、どうしたんだろう?
サービスかな?(どんな)
ここでも砲弾のダミーが置いてありましたが、先週見たいかづちと同じタイプの艦艇だし、艦番号も近いので(105と107)装備に大きな違いがあるわけでもないんですよね~。

そして後部甲板にはヘリコプター。

長崎にいた、横須賀所属のいかづちに、館山の航空隊からヘリが載っていることからも、当然このいなづま(呉所属)は…と思って聞いてみたら、やっぱり大村の航空隊のヘリが搭載されていました。

私が横須賀に行くたびに(ひゅうが、しらせの一般公開時)、いなづまが横須賀にいるのを見ていたので、
「艦艇が横須賀にずっといる時、ヘリはどうなるんですか?」
と聞いたら、館山に間借りさせてもらう、ということでした。

甲板上から見た、石炭の山
今回は地本主催の体験航海なので、陸自車両も数種類展示されていましたが、ちょっと関東ではお目にかかれない車両もありましたよ。


「94式水際地雷敷設車」…海岸線に地雷をまく、水陸両用車です。
形を見ると、車でありながら船も兼ねていることがお解かりいただけると思うのですが、当然運転する人は船舶免許も持っているらしいですよ。
運転席には浮き輪も装備されていました。

艦橋に上がってみます。

右側の窓から海を臨む、の図。

いなづまの艦橋で思い出すのは、昨年の呉地方隊展示訓練でこのフネに乗艦したこと。
ひととおりの展示が終わって艦橋脇のウイングに行ったら、急に雷雨に見舞われて艦橋に逃げ込んだのですが、人でごった返している中、ウイング近くにあった引き出し式の椅子を見つけ、ちゃっかり座って雷雲が去るのを待ったのです。
“あそこに座ったな~”と、懐かしく思いました。

それから艦橋内ではこんなものを発見。

窓のところにぽっと置いてあった、VLSと魚雷発射管の装填表示盤ですが、一般人の目に触れさせてはいけないものには、覆いがかけてあったり、紙を貼ったりしていたので、多分これは「うっかり」隠し忘れたものなのでしょう。
だから一応、モザイク処理で(^^;)
…もちろん、私が引っ張り出したわけではありませんので念のため!

午前中の見学が終わると、体験航海開始までは2時間半あるので、駅まで一旦戻り、再度港までシャトルバスで行こう!と思っていたのに、駅行きのシャトルバスが全然来ない。
目の前で何回も行き来しているバスは、近くのキリンビール工場の特設駐車場までを往復するバスばかりなのです。

実際、駅への便を使う人は見事なほど少人数で、1台しかバスを用意していないということだったので、目の前でそのバスに行かれてしまったら、今度乗れるのは50分後という恐ろしい事態に。
港に帰る時間が気になりすぎて、結局駅前のコンビニでさっさとおにぎり・ドリンクを購入し、とんぼ返りで港に帰るはめになりました。

さて、体験航海の方ですが、乗艦券を持ってない人でも、乗艦枠が余れば乗せてもらえたみたいです。
「券を持っていない方はあちらに並んでいて下さい」と言っていたので。
持ち物チェックをしたあと、1日艦長が乗艦してから一般の人間の乗艦になるとのこと。

実は午前中に艦橋見学をしている時、この1日艦長がいたんですよ。
女性で2佐の肩章をつけていたので、えらい女性幹部が視察にでも来たのかと思ったら、思いっきり若い女の子だったので、
「なにこれ。コスプレ??」
と半分本気で思ってしまったくらい。
Aさんに「1日艦長とかじゃない?」と言われて初めて納得した、というマヌケな話なんですけど。
過去の体験航海で、こんな1日艦長の存在に出会ったことがなかったものですから。

乗艦後は海側の日陰に腰を下ろしていましたが、ちょうど出港した客船「いしかり」が目の前を通り過ぎていきました。

名古屋ー仙台ー苫小牧という航路を運行するフネみたいです。
全長192m、14,300tは、「ひゅうが」と似た大きさ、と言ったら語弊があるでしょうか。

航海前半は、後部甲板にいることが多かったのですが、驚くのはウミネコの多さ。

フネを追いかけてくるうえ、人間の手からスナック菓子をくわえていくなんて本当にびっくりする。

航海後半は艦内に。
食堂に行ってみたら、相変わらず人がガラガラ…。

これでも多い方だと思いました。
昨年のマリンフェスタで乗ったむらさめでは、食堂に3人位しかいなかったし。
やっぱり仙台の人って特殊だと思います。

こちらは機関室兼応急指揮所。

やっぱりモニターが4つも付いてます。
外の様子や、機関室内部のチェックができるようになっている。
先週乗ったこんごうのモニター数(1つ)が妙に少なく感じられたものですから…。


ここは艦首に近い通路。
壁が斜めになっているのがおわかりでしょうか。
この先が、錨鎖の格納庫になっているのかも…。
そして、通路の左側は弾薬庫になっているみたいです。

実質の航海時間は1時間。
やっぱり短く感じてしまうけど仕方ないですね~。

この日は午後3時から雨の予報になっていたけれど、本当にフネを降りた直後から、パラパラと雨が降り始めてしまったのですよ。
駅に着く頃には本降りになっていたので、下艦のタイミング的には良かったのかな~って思いました。

おみやげは、ずんだじゃがりこ。
楽しかったけど、やっぱり仙台(多賀城)は遠いなぁ…(^^;)と、つくづく感じた1日でした。

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