おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ライラの冒険 黄金の羅針盤 試写会

2008-02-10 | 映画
2/9に東京厚生年金会館大ホールで行なわれた「ライラの冒険 黄金の羅針盤」の試写会に行ってきました。

当選ハガキが送られてきた際にもここで書いたのですが、昼の部は日本語吹替え版、夜の部は字幕版というように、応募の際に音声を選ぶことができたので、私は迷うことなく吹替え版にしました。
コンタクトレンズを付けているので字幕は目が疲れるし、何より字幕は「見落としたら最後!」みたいのがあるじゃないですか~。
吹替え版はその点楽だし、「声優誰だろ?」という楽しみもあるし、今回は昼間という時間帯も良かったです。

で、その声優に関してですが…

開演直前に放送で、
「日本語吹替え版の声優は、山口智子、緒方拳、成海璃子が担当しております」
と、わざわざ紹介がありましたよ。
…げ~!また芸能人かよ…話題作り勘弁してくれ…

そう思ったわけですが…

映画が始まって、ライラと子供たちのやりとりが終わったあとに出てきたライラの叔父さん・アスリエル卿(ダニエル・クレイグ←ポスターにも顔が出ている人です)の声が東地宏樹だったのですよぉ~!
声を聞いた瞬間、
「キターーーーーーーァァァーーーー!!!」ですわ(*^-^*)
いやまさか、そんな都合よく東地さんにめぐり合えるとは思ってなかったんですけど…(実際は半分位期待してた ^^;)

アスリエル卿は物語中、ライラとずっと一緒にいるわけではないのですが、主要人物ではあるので結構しゃべります。
(って、何で東地さんメインの説明になってるんだろ ^^;)


ところで、
映画に関する本題に戻りますが、ちらし等に書いてあるあらすじは下記のとおり。

イギリス・オックスフォード。
由緒ある街並みに庭園、見慣れた風景が続く…はずなのに何かが違う。街を見回すと、人々と同じ数だけ、動物がいるのだ。そう、この物語の舞台となるのは、私たちの世界と似ているようで違う、平行世界(パラレルワールド)。
人々が皆、守護精霊(ダイモン)を連れている世界である。
ダイモンは主人の性格を象徴する動物の姿をしており、人間とダイモンは決して離れることのできないパートナーなのだ。
そして、この世界に住む、12歳のライラ。
ダイモンのパンタライモンと一緒に、いつも屋根の上を走り回っている、街一番のお転婆娘だ。

そんなライラの周りで、ある日、子供たちが次々に行方不明になる事件が勃発。ライラはパンタライモンと共に、持ち前の好奇心で捜査に乗り出す。まるで運命に導かれるように…。
やがて明らかになる彼女の不思議な力。ライラは、誰も読むことが出来ないと言われる、真実を指し示す「黄金の羅針盤」を読み解くことができるのだ。敵か見方かわからない大人たち、ライラを助ける鎧熊族の王や魔女たち。ライラの旅は、恐るべき北の地へと続いていく。羅針盤だけが知っている、驚くべき未来へ向かってー。


原作自体は3部作になっているそうなので、今回の「黄金の羅針盤」は子供たちの救出がメイン。
以前、劇場で予告編を見た時の印象から、ニコール・キッドマン扮するコールター夫人は、ライラが持っている“羅針盤”目当てで、ライラを寄宿学校から連れ出したのかと思っていたのですが、そういうわけではなかったようです。
(本当の目的は最後の方にわかります!)

夫人が権力を持つ某団体が行なおうとしている実験に、さらわれた子供たちが利用されているのですが、連れ去られて監禁されていた場所が北の地であるということと、アスリエル卿が捜し求めている別世界がこの北の地(北極圏)に続いているという理論(この辺うろ覚え…)を証明するために旅に出たことを併せて考えると、この先も雪と氷の世界で話が展開されるのでしょう。
(しかもアスリエル卿は拉致られてしまったし…)

1作目だけでは話の本筋が全くわからないので、きっと2作目も見てしまうんだろうなぁ~。
(東地さんが吹き替えてるのなら喜んで見に行きますけどね!)

最初から「パラレルワールド」と映画の中でも言い切っているように、後々、我々が住む現世界の人間も出てくるという話を聞いて、劇場版・鋼の錬金術師を思い浮かべてしまいました。
この作品の中では、2つの世界がどう繋がっていくのかも1つの見所といえるでしょうね。

さて、この作品はファンタジーです。
私はほとんどファンタジーという分野の映画を見ないので、作品としてどのくらい評価できるのかの基準がわかりません。
古くは「ネバーエンディングストーリー」、「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」「ナルニア国物語」…全然見てないし(^^;)

一緒に見たYちゃん曰く「ファンタジーでは必ず人間じゃない生き物が出てきて人間の言葉をしゃべるよね」
…確かに。
あと、邪悪な者と主人公が戦ったりする。
そして話のキーとなる重要なグッズを奪い合う。

こんな感じで合ってる?

ライラの冒険の場合、守護精霊(ダイモン)が動物の姿をしていて、出てくる人物が皆ダイモンを1匹連れているけど、そのダイモンと会話をしているのは子供だけだったような…。
あと、動物がしゃべるといえば「鎧熊(よろいグマ)」の存在。
唐突に出てきた印象が拭えない(^^;)し、ライラの為に命を掛ける理由もいまいち弱いなぁ~。

「グッズ」に関しては、ライラが羅針盤を持っていることを夫人に知られてはいけない、と念押しされていて、先にも言ったように実際に夫人は羅針盤を奪おうとするけれど、その理由もよくわからなかった。
羅針盤自体、“物事の真実を指し示す”っていうよりも“過去を覗き見る”とか“善人悪人の判断”にしか使われていないから、それにあまり重みを感じることができないんですよね。

夫人も悪い(ことをしている)人間には違いないけど、邪悪ではないし…。

パラレルワールドと断定されているしょっぱなの時点で、私が勝手に思い描く“ファンタジー”とはちょっと違うかな~?って感じる作品でした。
その意味では、ファンタジー好きな人には物足りないでしょうし、苦手な人には割合とっつきやすい作品と言えるかもしれません。

公開は3/1(土)
上映時間は113分

声の出演
ライラ(ダコタ・ブルーリチャーズ):西内まりや
コールター夫人(ニコール・キッドマン):山口智子
イオニク・バーニソン(←鎧熊):緒方拳
パンタライモン(ライラのダイモン):成海璃子
アスリエル卿(ダニエル・クレイグ):東地宏樹

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジパング 航跡344 | トップ | J Ships Vol.31 »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
吹替え版目当てに (ayuto)
2008-02-11 10:01:51
こんにちは。『ライラの冒険』に東地さんがっ!?(^.^)『ナルニア』は息子が観たいと言ってるので付き合いますが、ライラには興味が無いようなので、公開されたら私ひとりで吹替え版を観に行きま~すw。ファンタジー映画は、付き合いで結構観ているので、観比べてきますね。ステキな情報ありがとうございました。
返信する
是非(^^) (おく)
2008-02-11 18:29:07
日本語吹替えの試写会は本当に珍しいので、あらゆる意味でラッキーでした♪
ayutoさんの感想も楽しみにしていますね。

ダニエル・クレイグって、「007 カジノロワイヤル」で007役をやったんですよね。この時の吹替えは誰がやったんだろ?
返信する
必見♪ (ピクミン)
2008-02-12 01:37:36
字幕で観るつもりでしたが、東地さんご出演となると吹き替え版必見ですね~♪w。ホント、ラッキーでしたよね、楽しみです~^^♪。

先週のテレビ東京木曜ロードショー(フラット)の番組予告ナレ、東地さんだったとか、字幕で観たので劇場版吹き替えは誰か解らないですが、これも東地さんだといいですね。
返信する
追記^^; (ピクミン)
2008-02-12 01:40:32
予告ナレは『007/カジノ・ロワイヤル』です(^^ゞアセアセ。
返信する
是非(^^)その2 (おく)
2008-02-12 12:45:07
字幕でなく吹き替えで是非!

芸能人の吹き替えって、やっぱり“それなり”ですね…。
ちゃんとした声のプロにやってほしいと思いました。
返信する
小杉さんと東地さん (ayuto)
2008-02-12 12:58:01
『007 カジノロワイヤル』の007ダニエル・クレイグの声は、小杉十郎太さんです。DVD発売時は小杉さんが相当宣伝されていて、ライヴでは小杉さんサイン入りで販売されてました。小杉さんといえば、『S.B.Others』3巻の集合写真で、東地さんか小杉さんか未だにどっちだか分らない写真がありましたがw。同じ事務所だし、キャストもカブリそうw。
返信する
同じ事務所か~ (おく)
2008-02-15 18:19:56
小杉さんも大沢ですか…。
それはマズイ(^^;)

大沢といえば、本田貴子さんもライラには出演されていました。(魔女のナントカ役だったと思う)
東地さんとの共演が多いですね。
返信する

映画」カテゴリの最新記事