おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

平成21年度自衛隊観艦式予行1日目

2009-11-02 | 自衛隊
もうすでに1週間も前の話になってしまいましたが、今回も自衛隊観艦式“予行”に参加してきました。
本番日の応募にはハズレてしまったので、今年は予行2日間の参加です。

初日の10月21日は、ジパ友のHさんからのお誘いを受け、横須賀出港の掃海母艦「うらが」に乗艦します。
8:20まで、という乗艦時間に間に合わせるために乗る地元の電車は5:48発。
家を出る時間には、まだ星が瞬いていて、しかも、寒い。

が、横須賀に到着する頃にはすっかり青空で、好天に恵まれた良い1日となりました。
8時頃だと、一般客はもう大体フネに乗り込んでいるせいか、受付ががらんとしているのが逆に焦る。
3年前は結構混み合っていた記憶があったので、正直ちょっとびっくりしました。


「うらが」は今回“観閲付属部隊”として航行するのですが、このポジションでの航行は初めて。
(前回は受閲先導艦と観閲部隊のフネに乗艦)


付属部隊だけに、観閲部隊と並走するのはわかっているのだけど、右舷と左舷のどちら側を確保すればいいんだっけ…?
ま、とりあえず基本の左舷でしょ!っていうことで、出港後は前甲板の左寄りを確保しました。
先に出港していく観閲艦くらま

出港後、30分程たつと、横浜出港で観閲部隊のこんごうが後方に見えてきました。
しばらくは、こんごうを斜め横に見る形で並走します。
AM9:39

それから1時間程たつと、木更津出港で、うらがの後ろを航行する潜水艦救難艦ちはやが…。
隊列を作るまでは、結構自由航行ですね。
AM10:39

観閲が行われる時間は12:00~12:20
観閲付属部隊の右前方から、うっすらと受閲部隊の隊列が見えてきました。
AM11:53 前を行くのは護衛艦まきなみ
…そう、受閲部隊と縦にすれ違う「観閲」は、観閲部隊とその付属部隊の間を受閲部隊がすり抜けていく形だったのです。
うわ~っ!っと、慌てて右舷側のスペースを確保。
AM11:56

受閲艦艇部隊は、旗艦あしがらを筆頭に、はたかぜ・さわかぜ(祝砲発射担当)、ひゅうが・さざなみ(ヘリ発艦担当)、ゆうばり・ゆうべつ(ボフォース発射担当)、潜水艦そうりゅう・わかしお・なつしお(潜行浮上)など。
すれ違う、受閲旗艦あしがら(左)と観閲随伴艦こんごう(右)
朝、横須賀で出港していくあしがらを一瞬見た時もそうだったけど、関東で航行するあしがらを見ることができるのは本当に嬉しいな。

ひゅうが(左)と観閲艦くらま(右)
観閲部隊から見ると、受閲艦艇の登舷礼が見えている場面なのだけど、我々観閲付属部隊は位置的に真裏になってしまうので、全く見えません(^^;)

観閲航空部隊SH60JとUH60J
US-1AとUS-2
F-15J
他にも、対潜哨戒機P-3Cや輸送機C-130H、CH-47Jなどが参加していました。

一通りの観閲が終わると、転舵。
観閲部隊が方向転換します
付属部隊も、同じく転舵して向きを変え、今度は訓練展示を見ることになるのですが、なんと今度は…観閲部隊を真ん中に挟んだ向こう側で、受閲部隊が展示を行うことになり…

見る舷側が逆になった上、距離が遠く、しかも展示が観閲部隊の艦艇にかぶって見辛いことこの上ない orz...
見学の場所取りもままならないし、そもそも場所を確保したところで見えにくいという事実は変わらないわけで。
この日乗ったのは前から2番目の艦艇ということで、観閲艦くらまに並んだ位置だったから、まだマシな方と言えるのかもしれないけど。
祝砲発射
ボフォース対潜ロケット弾発射
海面にボフォース着弾

…実は展示が始まる頃になって、ひとつ不安なことが発生していまして。
カメラの電池のメモリが、残り1コになってしまっていたのだ!!
原因は充電の失敗。
充電器と電池の接触が悪かったようで、コンセントに充電器を差し込んでもちゃんと充電されていなかったようなのです。
うらがに乗り込んで、撮影を始めた早々に、メモリが1コ減ってしまったから、これはヤバイと思っていたら案の定…。

そして、

↑この、ひゅうがからのヘリ発艦の写真を撮った直後に「充電して下さい」という画面に代わってしまい、今日の撮影は終了…orz...

このあとも、もちろんたくさんの展示はあったのですが、潜水艦の潜航・浮上などは、並走するくらまにすっぽり隠れてしまい、ほんの一瞬しか見えなかったのですよ。
やはり写真を撮るなら、観閲部隊の艦艇じゃないと…って、しみじみ思いました。

展示が全て終了したあとは、基本的に帰るだけなので、私とHさんは艦内の見学へ行くことにしたのですが、正直言って、我慢していた体調は最悪な状態。
出港した直後から「あれっ?」って思っていたのですが、なぜか艦艇の「揺れ」を、ものすごく感じていたのです。

もしかして「船酔い」…??

いやいや、艦艇乗艦歴4年にもなるのに、過去1度たりとも酔ったことはないし、今年の、あの荒波にもまれた海上保安庁・観閲式でもギリギリ我慢できた私が船酔いなんて…。
でも、本当に気持ち悪くて、艦橋の上部にいた自衛官の方に、Hさんが念のためフネの揺れについて聞いてくれたところ、掃海母艦は護衛艦じゃないのでフィンスタビライザーが付いていない、という衝撃の事実を知ることとなったのでした…!(ガ~ン)
そして、高い所にいると、その分揺れが大きくなるから、できるだけ艦内の低い場所にいた方がいい、とアドバイスをいただきました。

気が付けば、後部甲板に敷かれた何列ものマットの上には人がごろごろ、足の踏み場もないほど横になっていましたよ。(多分皆さん私と同じ症状…;)
私も船底にある食堂へ行き、椅子に座って横須賀に着くまでほとんど眠っていました。

うらがには以前も体験航海で乗ったことがあったけど、その時は全くこの揺れに気付かなかったのですよ。
今回のことは、本当に衝撃的だったなぁ…。

フネを降りて久々に行った厚生センターでは、「ブルーウォーターネイビー」という毎年購入しているカレンダーを買いました。
そして、外の出店では観艦式バージョンのパンの缶詰を購入です。


この日は、誘っていただいたHさんとも久々に会えて、1日とても楽しかったけど、帰りの電車の揺れすら気持ち悪くなる要因になっていてきつかった。
普通に立っているだけで、体がなぜか揺れているんですよ。

翌日は、いつも長崎観光に付き合ってもらっているWさんが、予行2日目乗艦のため九州から来るので、ジパ友のAさんと3人で、横浜の一般公開を見に行くことになっています。

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