おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡421

2009-10-31 | ジパング
いや、もう言葉もありませんわ…。

1ページ目で「へっ?」
3ページ目で「あ、あれ?」
8ページ目で「…ああ~」

そして20ページ目で「はぁぁぁぁ~~っ???」(正確には20P欄外で)

**************************

角松が日本へ旅立ってから、早12年。
アメリカへ渡ってからの角松がそうだったように、日本へ行った後の彼の消息・情報は、グールドの下へ全く伝わってこないままだったが、大戦の講和と戦後に果たした角松の功績の記憶を辿りながら、グールドは角松の伝記を書き綴っていた。
…26年前、ワシントンにもたらされた日本の原爆開発成功の情報。
講和派と継戦派とに割れる米首脳陣を尻目に、今後起こりうる歴史の一端を示すことで、知日派・実利主義者へと働きかけ、対日講和を実現させた角松は、必然的に情報の中心となって富を得、同時にその存在を大きなものとした…。
日本。1969年。
東京湾台場沖に停泊する一隻のクルーザーの中に角松はいた。
ニュース番組を見ながら角松が電話をする相手は、自由党総裁選に立つ滝栄一郎だった。

**************************

ほんとにね、

「何?!この急展開…いや、詰め込み感は?!」

っていうのが正直な印象でしたよ。

時間は飛んでるわ(あれから12年って…orz)、伝記という名の回想もやたらコンパクトにまとめられてるわで、さすがに今号の最終ページを見るまでは

「もっと重要で、時間をかけるべきエピソードがこの先あるから、こんな風に話を端折ってるんだな」

と信じて疑わなかった。
アメリカに渡ってからの14年間は、グールドの書く角松回顧録として語られるにしても、志半ばで消息を絶った菊池のあとを継ぐが如く日本へ向かった角松が、いったい何をしようとしているのか?っていうところから、再び本格的なジパング戦後編が始まるんじゃないか、と勝手に考えていた。

まぁ、“あれから12年”という歳月に関しても、いきなり14年後が描かれた免疫ができつつあったので、正直「またか」という気にはなったけど、今度は角松が面識ある人物と係わり合いながら、菊池のように日本政府と係わっていくストーリーを想像していたわけよ。

実際、政治家に転向した滝と、電話で話すシーンには

「おお~、滝が!有り得る~w」

と納得したし、アメリカの方でも国防総省や外交問題評議会のお偉方となったクラーク・カーネルの角松・草加語りで、角松のその後に話がつながる展開へ持っていくのかと思っていたのね。

が!!です。

最後のページの欄外にある、

「角松には最後の仕事が残っている。次号、最終話」

という一文に、気持ちが全部持っていかれてしまった(^^;)

次号予告によれば、表紙&巻頭カラー26ページと大幅にページ数を増やしての最終回になるらしいけど、はっきり言って、そんなページ数で本当にきれいに終了できるのかどうか?って話ですよ。

私の中で、解明されていない疑問点は結構残っているんですから。
菊池のことにしろ、草加の残した言葉にしろ…ね。

でも、まぁ百歩譲って、この世界で進行した歴史の中での出来事なら、まだ理解っていうか我慢できる。
けど、この「ジパング」は、タイムスリップしたことから始まったストーリーなのです。

元の世界とこの世界は繋がっていない、と結論付けられているとはいえ、最後の最後には何らかの接点が見えてくるんじゃないか、と思っていただけに、残りページ数26ページにはガッカリせざるを得ません。
タイムスリップのオチを綺麗につけてこそ、作品の評価につながるものなんじゃないの~?

は~~っ。。。

12年後の、1969年っていうのは、菊池や尾栗がこの世界に生を受けた場合、2~3歳になっていて、それを確認できる年代ということで設定されたのかな。
…いや、そんなことで事を丸く納められてもイヤなんだけど。

最後をどうやって上手にまとめるか、っていうのは作家さん全ての永遠のテーマなんでしょうけどね。
長く連載すればするほど、話が広がりすぎて、その分読者の想像も千差万別なものになってくるし。

解ってはいるんだけど。
思い入れがあるだけに、つい。

それから以前、かいじ先生が「戦後編を早く描きたい」とか何とか言ってたような気がするので、戦後に突入してこんなにいきなり終わるとは思っていなかったことも、私にとってダメージ大きい。

全ては来週だね。
最終回として、納得できるか否かについては。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジパング 航跡420

2009-10-28 | ジパング
正直、ますますジパングの着地点がわからなくなってきた…(^^;)
いや、この迷走っぷり(失礼!)も、私は充分楽しめてますが。

と言いつつ、1週間遅れの更新でホントに申し訳ありません。。。という感じです。反省。

**********************

角松にとって唯一の気がかりは、菊池のその後のこと。
如月は、戦後日本の復興に、菊池が深く関与していた事実を角松に語り始める。
講和を実現させた一連の施策は、菊池が考えた青写真を基にしたものである、ということを。
現実世界では起こりえなかった“第四次近衛内閣”で、海相として入閣した米内のブレーンとなって講和に係わり、民主化への改革案を巡って米内と議論を闘わせ、戦後日本のイメージを日本の中枢に植えつけたことを角松は知る。
その過程での軍部の抵抗については…海軍は滝が、陸軍は瓜生が抑え、そして大陸に関しては石原莞爾の存在がほのめかされた。
そして本題となる菊池の消息がついに如月の口から語られた。
4年前の5月、如月と吉村に見送られて飛び立ったまま、行方不明となった政府チャーター機に、菊池と桃井が搭乗していたことが。
出発前に菊池が語っていたという、みらい乗員の戦いへの総意を聞き、角松は日本へ行くことを決意する。

**********************

菊池、終了のお知らせ…。
ま、マジで…?

最初見た時は、菊池の存在がたった1週の回顧で消されるとは思ってもみなかったので、話の展開的には結構呆気に取られたというか、笑えるくらい面白かったのです。

が、菊池が飛び立つ前に、珍しく顔を揃えた如月と吉村に対して語った言葉の意味を考えてみよう、と何回か熟読しているうちに、不覚にも涙が止まらなくなってしまいました。

各地での大空襲や原爆投下、沖縄地上戦の悲劇を乗り越えた日本国民が、国の復興にかけた思いと努力の日々を菊池は知っている。
そして、それらが起こらなかったジパング世界では、人々が不満を募らせ、政府を批判しているという現状。
本来なら、数百万人という人々が命を失ったはずなのに。

…それでもいい。
彼らが今生きていることこそが、みらい乗員らの戦いの目的だったのだから。
生きてさえいてくれればそれで充分だと。

事実を知る人間はほとんどいないけれど、確かにあの太平洋で命をかけて戦った人間がいたことを菊池は知っている。
だから、未だに消息の知れないみらいとその乗員に代わって、そのことを今ここにいる菊池自身が、如月と吉村に話しておきたい…。

まるで自分の死期を悟ったかのような文言に、ここまでの菊池の苦労とみらいへの思いが偲ばれて、読んでいるうちにいたたまれなくなりまして。

多分角松も、同じ気持ちで聞いていたのではないかと思うのです。
これも正直、最初は
「なんで今さら日本へ行くとか言い出すんだ?行っても何もできないし」
って思いましたよ。(すでに頼みの米内は亡くなっている:1948年死去)

でも、角松自身が行ったアメリカでの終戦工作と平行して、菊池が日本を正しい方向に導こうとしていたなら、自分がそれを引き継がなければならない、と角松が思い込むのはわかる気がする。
知る者は、知らざる者を正しい方向に導く義務があるから。
全てのはじまりは角松からだった、ということでもあるし。

さて、4年前そんな風にして消息を絶った菊池と桃井なのですが、現時点では死亡扱いにされてはいても、正直なんとなく怪しい行方不明なんですよね。
“機体、乗員共に、今日まで発見されていない”そうなので。
墜落したなら、浮遊物や少なくとも油は浮いているはずだから…。

期待を込めて、ではあるけれど、最終回近くになったらひょっこり角松の前に姿を現す可能性も捨てきれない私なのでした。
少なくとも、その含みを持たせた書き方をしてると思う!
楽しみにしてますよ。

今号、菊池以外のとこでは、前から気になっていた軍部のことが若干はっきりしました。
限られた回想シーンの中で詳細に書くのは無理としても、すごく簡潔にまとめられてしまったな~という感想しか持てませんでしたが。
あれでは東条英機と陸軍が、全く関係ないもののようにも感じられてしまうし。

それから、ジパング世界と現世との違い、再び。
・「第四次近衛内閣」発足
 →現実には東条ー小磯国昭ー鈴木貫太郎の順で、近衛は1945年自殺
  NHKドラマ「白洲次郎」で、貴族出身で弱いとかなんとか言われてたけど…
・軍部(自衛軍として既出)だけでなく、大臣まで存続している
 →「海相として入閣した米内大将…」のセリフ有。

未だ触れられていない戦後で気になるのは、ソ連の存在なんだけど、終戦間際の混乱に乗じて占領された北方領土は、ジパングの世界ではどうなっているんだろう?
それから勝手なものいいだけど、来るべき未来に備えて半島の北の方を、今からなんとかしておきたい!

…っとまあ、今回はこんな感じです(^^;)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

護衛艦「くらま」衝突事故

2009-10-27 | 自衛隊
本日午後8時前、下関の関門海峡で観艦式帰りの「くらま」と韓国のコンテナ船が衝突し、火災が発生しました。

メールで友人から連絡が入って、あわててYahoo!トピックスを見ましたが、写真を見ると艦首部分から赤い炎が。
その後写真が追加され、結構詳細なフネの状況がわかってきたと同時にTVのニュースを見たら、思いっきり艦首がえぐれていてその部分が燃えているのがはっきりわかる。

…うわぁぁ~!

テレビ朝日のニュースによれば、韓国籍のコンテナ船の右舷側に衝突の痕跡が残っているらしく、コンテナ船側の過失の可能性が大きいので護衛艦側は有利なんじゃないか、とのこと。
が、その後見た日本テレビのニュースでは、記者があたご事件のことを引き合いに出して、
「観艦式終わりの気のゆるみが原因であれば、許されないことです」
とかなんとか言ってたよ。

すっごーい。
もっともらしいことを言えば格好つけられると思っているのかも知れないけど、あまりの浅さにびっくりするわ。
こんなレポートだったら私にだってできる!
とりあえず自衛隊を非難してればいいんだから。

バカみたいに浅いこと言うばかりじゃなく、報道する人間はもっと慎重に言葉を選んでくれよ、って思う。
想像でものを語るのは止めて欲しい。
とりあえず自衛隊をバッシングだけしておけば、っていう日本人の感覚、なんかおかしいです。

原因等は海上保安庁の調査にお任せするとして、くらままで長期間ドック入りするはめになるとすれば、今動くことができるDDHは「ひえい」と「ひゅうが」だけ?
とはいえ、ひえいは退役間近の艦艇だし、しらねは火災の件で未だにドックの中…。

自衛隊も大変だ。

写真は先日の自衛隊観艦式予行1日目のくらまです。
(潜水艦は、最新鋭のそうりゅう)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TOYOTAラクティス CM

2009-10-26 | 日々つれづれ
オードリーの新しいCMが今日から始まりました~!
公式に何の予告もなかったので、まさかと思ったのですが…某所で知って、すぐにメーカーのHPへ飛んでいきました。

「TOYOTAラクティス」

トヨタなんて超大手じゃないの。

メーカーに優劣をつけるわけじゃないけど、オードリーにとって、この時期にこんな大手メーカーからCMをもらえるのは意味があることです。
“一発屋のお笑いタレント”なんかじゃない!って、世の中から認められてる感がすごくある。
もちろん私自身は、ずいぶん前から“この人たちは、他の芸人とは違う”って思っていたけれど。

今、文化放送でやっているラジオの単独スポンサーがトヨタという縁もあるのだろうけど、それでもCMに起用するのはまた別の話だから…。
土曜日深夜のラジオANNで、若林が
「最近、時間がある時はレンタカーを借りて…」
という発言をしていたので、TBSのフレンドパークでもらい、家賃より高い駐車場代を払っているとTV番組で言ってたパジェロはどうしたんだ?と不思議に思っていたんだけど、CMスポンサーに配慮したことだとしたら納得です。

「ラクティス」といえば、やっぱりCMは、そのテーマ曲と共にゆず&綾瀬はるか、というイメージが強いけど、それを越えられるように視聴者へ印象が残せればいいな。

オードリーは、今年のM-1にほぼ出場しないことが確定しているようなので、漫才が見たいファンとしては正直かなり複雑なのですが、仕事の幅を広げているという意味では喜ばしいこと。
出演番組数が多すぎるのが正直難なのですが、これからも頑張って見続けていきたいです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観艦式予行初日を終えて

2009-10-23 | 自衛隊
昨日、観艦式予行で、掃海母艦うらがに乗艦してきました。
観閲付属部隊の2番目を航行するフネなので、観閲艦隊のこんごうやくらまを見るには非常にいい位置。
が、展示を見るには艦閲艦隊が間に入る格好で邪魔になり、正直イマイチでした。
残念!

そんなことよりも…
うらがに乗って衝撃だったのは、めちゃくちゃ揺れること!
フィンスタビライザーが付いていないため、揺れの制御ができないそうですorz...
波が高いわけでもないのに、横揺れ縦揺れですっかり船酔いしてしまいました。
今年の海保・観閲式でも船酔いしなかった私が…。

うらが、ぶんごに乗る方は要注意です。
高い所に行けば行く程、揺れは大きくなるので、できるだけ船底に近い食堂などに避難した方がいいでしょう。

そんなわけで、私は未だにちょっとしたことでも気持ちが悪くなってしまい、最悪な状態が続いてます。

で、今日22日は、九州から来たWさんと、明日一緒にフネに乗るAさんと3人で、横浜大桟橋に接岸されている輸送艦おおすみの見学をしてきました。
輸送艦を見るのは初めてで、格納庫に収納されたLCACの巨大さには本当にびっくり!

そして明日に備え、今日は横浜に泊まります。
今でも若干、胃の具合がよろしくないので、明日の航海に不安がよぎったりするのですが…。

予行初日、一般公開のレポは、また後日。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジパング 航跡419

2009-10-19 | ジパング
角松に会いに来たのが菊池ではなかったことで、正直ジパングという物語の、今後の方向性がわからなくなってきた…。

思ってたのと違う~!

**************************

日本からの訪問団が空港に到着した、という知らせを執事から受けた角松は、その随行員としてやってきた来客を迎えるまでの間、この14年間にあった出来事を思い返していた。
1944年10月2日、連合国軍との間に平和条約締結
1945年5月、ナチス・ドイツの降伏により第二次世界大戦終結
日本は旧軍の軍備縮小近代化を実施、国防軍へと改編し、新たに結成された環太平洋条約機構に参加することにより、自由主義陣営の一翼を担う存在となった…。
ここまでの、迅速かつ的を得た終戦工作の影にちらつく人物・菊池と、桃井の消息を聞くために、角松は如月を自宅へ招いたのだった。
角松はみらい乗員のことを調べていた。
そして如月には、角松の知る1つの事実を告げる。
“梅津三郎という人物が、あの梅津艦長と同じ生年月日で、同じ両親から生を受けている”ことを。

**************************

前回から、いきなり歴史がジェットコースター並に走り始めたので、まだその流れに乗ることができず、角松から語られる新たに出現した歴史について、ひとつひとつ自分の中に取り込んでいる状態の私がいます。

ジパング世界での歴史は、前回も書いたとおり、現実世界のものとは大分違ったものになっていました。
上記のあらすじ部分に書いた史実以外にも、

1944年4月(平和条約締結前) 宮中は東条内閣に不信表明
 →第四次近衛内閣組閣
 →三国同盟を破棄し、ドイツに宣戦布告、連合国に加わる
 (日本は日米開戦の発端となったハル・ノートをほぼ受け入れ、海外領土と占領地の放棄・返還を約束)

という道を辿っているようです。

終戦工作を行う上で、最大の難関と思われた陸軍の抵抗も「予想ほどではなかった」という言葉だけで、あっさり片付けられていたことに関しては、若干の違和感を覚えたなぁ。
あんなに強固だったものの終焉が、いかにもさらっと訪れたかのように表現されていたことにね。

個人的には、東条と角松、菊池あたりの攻防が見てみたかったし、期待していたんだけど…。

日本の国内情勢的に、結構重要だと思われるこのエピソードがあっさりスルーされていることからも、なんとなく角松が過去を振り返る=空白の14年をさかのぼって細かく埋めていく展開は、今後望めないような気がしてきました。

私がそう考えるもうひとつの理由は、角松が“みらい”乗員のことを調べており、中でも最年長だった梅津艦長の消息を掴んでいたことから。
歴史が進行していく方向に物語の意識が向いていて、過去云々の流れが現時点では全くないんですね。
このへんはちょっと…正直展開が見えづらい。

艦長のことに関して言えば、普通に考えて、枝分かれした世界で生を受ける人間がいることは、間違ってはいないことだし、当たり前とも思えるんだけど、あの角松と如月の表情を見る限り、ただごとでは済まされない様子なんだよね。

そんなところからも、今後はしばらく、進行していく歴史の中で時々、もといた世界の断片を拾っていくだけの展開が続くのかな、と思えてきたわけです。

とりあえずは、如月が知っているであろう菊池・桃井の消息が次回明らかになりそうなので、そこ次第ということになるのかなぁ。
…アメリカにいたりして。(ないか)

菊池と角松が対面しない限り、草加の遺言が明らかになることや、角松の終戦工作の全貌には踏み込めないような気がするので、ジパング的にまずはそこから紐解いていかなければなりません。
大和やみらいが沈んだこと、原爆使用を回避できたことは菊池も当然把握していると思われるけど、あの2人の間には過去にいろいろありすぎたからね。
こっちも期待と不安でいっぱいですわ。

最後に1つ、突っ込みどころを。
梅津艦長のメガネ、どこから湧いてきたんだろう?(^^;)
これを見た瞬間、
「えええ~~?うっそでしょっ!」
と、目を見張ってしまいました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうすぐ観艦式

2009-10-17 | 自衛隊
来週からいよいよ観艦式ウイークとなりますな。

10月9日に発送されたらしい乗艦券は、友人宅に予行(23日)の当選通知…といっても中身はチケット2枚のみ…が届きはしたものの、本番日の乗艦は今年も叶いませんでした。

23日に乗る艦艇はてんりゅうです。
横浜新港からの出港。
観閲付属部隊なので、イベントを見るには距離が遠いかなぁ…。

とりあえず、今日はその友人に会い、チケットを受け取ってきたので、初めて本物の券を見てみましたが、色々と工夫してるようですね。
券をカードケースに入れて乗艦し、帰りに退艦確認用の切れ端を残したまま、係員の方に返すとか…。

名前の欄に、記名はされていませんでした。
毎回、前回の反省をもとに改良されているということなのかな。

前日の22日に一般公開を見に行く予定を入れたので、急遽横浜に宿泊することにしたのですが、さすがにこの時期の宿泊予約は厳しく…orz...
前日に空いていたはずのホテルが今日にはなくなっていた、という事態が!
…その代わり、ではないですが、前日には空き室検索に掛からなかったホテルの空きがあり、ようやく押さえることができたという…(^^;)
ラッキーでした。

後日、21日が当たったという友人から声を掛けていただき、幸運にも2日間、観艦式予行に参加できることになりました。
嬉しい!
けど、前回の観艦式の経験上、めちゃくちゃ体力使うのがわかっているので、正直今から戦々恐々している感じです。

********

ところで、今日はサッカーの友人たちとの「マニア会」に参加してまいりました。
サッカー、と言っても、もう我々の中でサッカー観戦に行っているのは私くらい。
(充分私も現場観戦はご無沙汰なのですが…)
私たちがサッカーに夢中になっていた時代のヒーロー、名波浩の引退試合に関しての話や、今ハマっていることの話をしたり。

名波の引退試合に関しては、1/10に静岡のエコパスタジアムで行われることになっていますが、これの先行予約を名波のオフィシャルファンクラブで取るか、ジュビロのサポーターズクラブで取るか、の軽い打ち合せをしたのですよ。
友人が入会しているFCの詳細がまだ出ていないらしく、SC会員の私は、今後の友人からの連絡待ち状態になっています。

是非ともいい席をGETして、名波の最後を見送りたいですね…。

今日は、池袋の串揚げ屋さんを会場にして飲み会をしてきたわけですが、メニューに「揚げアイスクリーム」というものがあったので注文してみました。

なんというか、結構厚い衣に包まれたアイスクリームで、どうやってこの衣をアイスに付けたのか?という疑問は残りましたが、面白いメニューではありました。

それから嵐ファンの友人が持っていたペンライト。

これはスゴイ!!
見せてもらった時、メチャメチャ面白くて一人でウケてたんですけど…(^^;)
笑いすぎてごめん、Tちゃん。
点滅もするという優れものでした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぜんぶウソ #2/JIN-仁-

2009-10-14 | テレビ番組
10/10(土)深夜に放映された「ぜんぶウソ」を録画で見ました(^^;)
一応同じ時間帯にオールナイトニッポンが始まってしまったので…。
ラジオの生放送に集中したかったので、TVの方は消したまま録画オンリーでした。
2日くらい遅れてようやく見たのですが…。

TV番組表のストーリー欄で読んだ内容と違ってるのはなぜなんだろう?
てっきりサンドの伊達が今回の主人公かと思ってたのに。

まぁ、そのあたりは局側の都合として…、今回のフェイクドキュメンタリーの主人公は、35歳にして声優…しかも“女性声優”を目指す男の話。
女性が男の子の声を演じるなら、男が女の子を演じてもいいじゃないか、っていう趣旨らしいのだが、どう見ても痛いアニメオタクの妄想野郎としか思えないところが笑えた。

笑えた、っていうか、正しくは失笑したって感じです。
この番組のためにわざわざ作ったと思われるアニメ「星空ループ」?←コレちょっと安い作りだったけど、すごいわw
で、その主人公の女の子の声を真似る、サンド富澤。
めちゃめちゃ笑える!!

声優の卵は、バイトでアダルトアニメの声をやることもあるという話をする中、自分だってできると言い張り、ガソリンスタンドのバイト中に、あえぎ声を出す富澤がキモかった~。
あの風体で、しかもとぼけた感じの富澤だから、今回は結構笑えたのかもしれない。
テーマ(=女性声優を目指す男)からして“いそうでいない不思議な人たち”に、今回のキャラクターは合っていると思うし。

その意味でいえば、先週の“米倉さん”はリアルすぎたんだよね。
今週の“川崎さん”(富澤)は、ファン的にはどうなんだろう…?

それから忘れちゃいけない、今日の番組2本目の若林w
時間にして10分もなかったと思うけど、ショートショート的なネタとしては、ばかばかしくて良かったかも。
このロケって、インフル明け第1発目の仕事だったんだよね。
“変な柄のシャツを着た若林の目撃情報”があったそうなので、このシャツか~!確かに!!って、個人的には超ウケました。

公園で自分の作品を売る新進アーティスト、って言っても作品は全部パクリで、その都度いちいち取材Dに突っ込まれるという。
しょっぱなから「“わかを”じゃねーか!」とオードリーファンはこぞってTVに突っ込んだことでしょう。
(そう言えば、役柄の年齢設定が、若林だけ実年齢より4歳も若い27歳になっていたのは見た目から…?)

このくだらなさが加減が今後も続くようなら、見る価値はありそうです。
次回は鳥居みゆきのキャバ嬢と、オードリー春日のバイク便だそうですが、春日はちゃんと先週とは別のキャラを演じられるのでしょうか?

2回目の視聴率は、時間帯が30分押したからか、2.3%と大幅に下がってしまった…。
オードリーファンがラジオに流れたせいも多少あるかもしれないけど、やっぱり1話の影響が悪い方に出た結果なのかな。

*********

11日(日)から始まったTBSのドラマ「JIN-仁-」も見てみました。
普段は全くドラマを見ない私なのですが、テレ朝で始まった相葉くんの「マイガール」と、このJINだけは見るつもりです。

金曜日のテレ朝23:15~枠は、時間帯的にちょっと面白そうなら見ることも多いのですが、日曜日のTBS21時枠は前回見たのが何年前だろう?っていう位に久々。
最近のドラマって、視聴率が取れるからなのか医療ものがやたら多いじゃないですか。

そんな数字が取れるポイントがありながら、私の好きな「タイムスリップ」が一枚噛んでいるところが視聴の決め手になったのです。
これもたまたま録画しておいて、あとから見ようとしていただけなのに、1回目を見たら2回目以降も録画しよう、と思えたほど面白かった!

現代の医療知識を江戸時代に駆使する、っていう展開がわくわくするし(医療道具も一緒に持ってきているので)、頭部に溜まった血液を排出しないと死ぬという患者の頭骸骨に、熱湯消毒したノミと金槌で穴を開けるシーンなんて、思わず手に汗を握ってしまったよ。

若干バックトゥザフューチャーを彷彿とさせる部分があったけど、そのあたりも現代に係わるモチーフとしては悪くないし、今後その部分の変化に関しては、注目する必要が大いにありそうですな。
久々に期待できるドラマに出会えた気分です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スゴイダイズ・ヨーグルトタイプ

2009-10-13 | 日々つれづれ
ここでも何回か紹介したことのある“モラタメネット”の「試せる」商品で、今回は大塚食品㈱の「スゴイダイズ・ヨーグルトタイプ」を注文してみました。

この商品の特長を一言で説明すると、

“牛乳の代わりに豆乳を使い、動物性乳酸菌の代わりに植物性乳酸菌を使ったヨーグルト”

…一言というわりに、長かったけど。

とにかく、身体に良さそうな商品!ってことです(^^;)
多分、スーパーあたりで買えば1個120円位するんだろうけど、モラタメでは12個で、送料関係費630円だったので試してみたくなったというわけ。

実際に食べてみたけど、色が黄色で大豆っぽさがあるところと、香りがほんの少しだけ乳製品と違うところ(かと言って大豆臭いわけではない)を除けば、全く以ってヨーグルトなんですよ。

すごいわ、これ。
どうやって作るんだろう?

乳脂肪・コレステロール、共に0とのことで、牛乳が体質的にダメだったり制限されている人にもいいかもしれないですね。
それに加え、当然原材料的に、大豆タンパク質や食物繊維・大豆イソフラボンも入っているというので、女性にとっても嬉しい商品かも!

冷蔵庫の中に、まだ山積みされているので、毎日1個づつ美味しくいただこうかと思っています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

番組録画に追われる日々

2009-10-12 | テレビ番組
オードリーファンです。

なので、このTV番組・秋の改編期に放映される特番の録画数が半端ないことになってる orz...
元々出演番組数が多くて、HDD内に編集しきれていない番組が残っている状態だというのに、更に見ることすらできていない3時間番組がゴロゴロ入ってるのだから始末が悪い。
潔く、削除できたらいいんだけど、なかなか踏ん切りがつかなくて。

先日の10日(土)から11日(日)午前中にかけてなんて、7番組・計10時間近くに出演っていう計算になるかと思う。
(いいとも!総集編込みで)

…これはTVだけの話で、10日深夜25時からは、待望のラジオ「オールナイトニッポン」(ANN)が始まったので、時間的に日本テレビの「ぜんぶウソ」とモロ被りしているところは録画機器に任せ、私自身はラジオにかぶりついておりました。

なんといっても生放送だし…!
リアルタイムで収録の裏話などを聴けるのは願ってもないことなので…
文化放送でやっている30分番組の方は収録、しかも2本録りなので、どうしても話題が遅れがちになったりするのが弱点といえば弱点ね。
(こっちも面白いけど、とにかく短いし)

今回はANNを録音したいが為に、ラジオ付きICレコーダーなどという物まで購入してしまいました。

これは優れものですよ~!
小さくて軽いし、予約録音までできるのです。
で、MP3での録音になるので、パソコンにも取り込めるっていうね。
お値段は1万4千円弱と、価格com.で最安値のとこでもそこそこのお値段はしましたが、利便性を考えたら買って損はない機器!

が、「よ~し、これで録音しちゃうぞ!」と思ってたら、なんと放送1回目の様子がDVDに収録されて、1月に発売されることになったってさ。
オールナイトニッポン史上初めてのことだそうで、なんかすごいな~と。
(売れる、と見込まれてのことだと思うので)

あと、すごいと思ったのはスポンサーの数。
土曜日だからなのか、やたらとスポンサーが付いているのね。
少し前に、平日のANNを聞いてみた時には1社くらいしか付いていなかったように記憶していたものだから、正直ちょっとびっくりした。

ANNで「いいともで…」とか「今日、スクール革命の収録で内村さんに…」とかいう話をしているのを聞いていると、
“オードリー、本当にここまでがんばって良かったね”
って、こっちまで嬉しくなってしまうんだよね。

あまりの嬉しさに、録音したものを、番組終了直後のAM3:00からまた聴きかえしていたら、翌朝はスク革の直前にしか起きられませんでした orz...

TVの特番は今日も含め、まだまだ連日続くので、編集・ダビングを怠ることなく進めて行こうと思っています。
(正直きついのは言うまでもないのだが;)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジパング 航跡418

2009-10-11 | ジパング
ちょっともう…展開がいきなりすぎて、ジパングに対する気持ちがいろいろと揺らいでます(^^;)

***************************

砲弾の直撃を受けて真っ二つに折れる“みらい”の、CIC内部に押し寄せる海水に飲み込まれる桐野・麻生たちの姿…
そんな悪夢に悩まされていたひとりの男がベッドで目覚める。
豪邸に住むその男は、外出のため執事に花を用意させる。
同じ頃、グールドは立ち寄った店のTVに映し出される、環太平洋条約機構締結10周年で招かれた、日本政府代表団のニュースを見る。
彼は、戦争終結前から巨万の富を動かし、その影響力を財界・ワシントン、そして軍にまで及ぼすことのできる謎の日系人デニー・マツオカという人物の伝記を執筆していたが、今日まさにその人物と会うため、墓地で待ち合わせをしていた。
墓標の刻まれていない墓石の前に、車椅子で現れたマツオカこそが、14年前にグールドと共に米本土へと渡った角松その人だった。
角松は帰りがけに言う「日本からの来客があるんだ」と。

***************************

B29でクエゼリンを後にしてから、いきなり14年後に話が飛びました。
沈み行くみらいが描かれていたので、もしや脱出できた乗員がいたのでは…!?と、淡い期待を抱いたのも束の間、はっと目覚めた男の顔を見て
「…誰??」

本来なら、ここで
「あ~、角松がB29で太平洋を越えながら、ゆっくり眠っている間に見た夢だったのか!」と言いたいところだったのだけど、お馴染みの、ギザギザの前髪がなければ、誰も一目で角松だとは気付かないと思うの。

しかも、目が覚めたページの左側の、5ページ目が全コマになっていて、そこにタイトルが入っているものだから、
「あれっ?今週のジパング、どこから始まってるの??」
って、変な風に混乱してしまった orz...

で、そこからまた数ページ、私たち読者が状況を理解するための手がかりが全くない状態で読み進めなければならなかったのが不安だったんですけど…
9ページ目に入って、TVが“対日講和から13年”と報道しているのを見て、ようやく年月が飛んでいることに気付くという、まさかの展開に本当にびっくりしてしまいました。

しかし、なぜここで一気に時間を超越させてしまったんだろう?

大和とみらい、草加と角松の諍いに時間と精力をかけすぎたため、それがひと段落したことで、話の視点を大きく変えたくなったのかな。

確かに、角松が米本土へ行ってからの細かい設定や行動を考えてたら、それだけでまた、掲載に何年もかかってしまうだろうし、一度話を大きく進めておいてから、過去を振り返りつつ埋める形の方がいいのかも…
今週号の急展開の理由に関しては、そう考えることにしました。

で、戦争に関してですが…

“14年前の今日、マリアナの海にみらいは消えた”と書かれていることから、ジパング世界での現在は、1957年12月13日ということになるのですが、戦争が「対日講和」という形で終結したのが13年前の1944年らしいので、ここでは現実世界よりも1年早く、しかも角松が米本土へ渡ってから1年以内に終戦へと持ち込めたことになります。

…すごい展開だ(^^;)

また、終戦が早まっただけでなく、歴史が以下の事項に関して変わっていることにも注目です。
・原爆は日本には落とされていない
 →最初に米の原爆実験が行われたのは1945年7月なので
・日本は「無条件降伏」していない
 →アメリカ側の放送での「対日講和」という言い方で
・1947年に「環太平洋条約機構」発足
 →現在まで、このような組織は実在していない
  ちなみに、日本が関係していない北大西洋条約機構(NATO)発足は1949年

日本政府代表団の訪米のニュースにあわせたかのように、これから日本からの来客を迎えると角松が言っていることから、その訪問客は、日本政府代表団に紛れている菊池という可能性が高いのかな。

今後はその来客と共に、1957年以前へと過去を遡るストーリーに突入するのだろうけど、この14年間が、草加が角松に託したとおりの“ジパング”になっているのかどうかの「答え合わせ」も兼ねているのかと思うと、興味深いっていうか、感慨深いものがありますね。

それから、この1957年という年代をあえてここで出してきた、その意味を知りたいと思っています。
ジパングという話の最終地点が1957年なのか。
それとも、1957年以降も続いていく話ではあるけれど、先に進むために一旦ここで過去を振り返る形を取るだけなのか。

…山ほど知りたいことがあるわ(^^;)
まずは次回を楽しみにしておきます。

それはそうとして、
角松が嫌いな人にとっての今週号は、結構ムカついた内容だったかもね。
角松寄りの私ですら、「こんないい生活ができてるのは、死んでいった二百数十人の犠牲あってこそなのに…orz...」って複雑な気持ちになったから。
そりゃ、角松のせいじゃないけどさ。
人間として、ちょっと複雑な気持ちにもなってしまうわけですよ、やっぱり。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本テレビ「ぜんぶウソ」に驚愕

2009-10-07 | テレビ番組
10/3(土)深夜24:50から始まった「ぜんぶウソ」
オードリー、サンドウィッチマンがレギュラー出演するコント番組ということで、楽しみにしていました。
9月上旬の製作発表からしばらくすると、少しづつ内容が明らかになってきて…

“リアリティのあるシチュエーション(ロケ)で撮影されたドキュメンタリー風ではあるがどこかおかしいコント!
「いそうでいない人たち」を描いたコントが始まります”

あ、スタジオコントじゃないんだ…と、ちょっとガッカリ。

まぁスタジオ使うとセット代とか、かなりお金がかかるらしいからロケの方がいいいのか。
…なんて思いながら当日を迎えたわけですが。

見始めて、いきなり絶句です。

【番組内容】**********
オードリー・サンドウィッチマンらによるフェイクドキュメンタリーがスタート!
今回は春日演じる米倉という男が、家出少女を自宅に泊めたことから大変なコトに!?

【詳細】
いそうでいない不思議な人たちをオードリー・サンドウィッチマンらが演じる、フェイクドキュメントバラエティがスタート。
今回はオードリー春日が演じる「家出少女の救世主」=「神」とよばれる男が、寝るところがないという少女を自宅に泊めたことから大問題に発展するストーリー。
「下心はない」と言い切っていた「神の身」に何が起きたのか?!

********************

↑ このストーリーを読んだのは番組終了後で、とにかくドキュメンタリー風コントとしか思っていなかった私としては、しょっぱなから呆然。。。
「これは何だ???」
と思いながら、番組に対する自分なりの結論を見出そうと思って30分間真剣に見てしまったけれど、最後まで淡々とドキュメンタリー風に終わって、番組も終了。

確かに「フェイクドキュメンタリー」なんだよね。
でも、下手したら…っていうか、番組を知らずにたまたまこのチャンネルに合わせてしまった人が見たら、完全に社会派ドキュメンタリー番組にしか見えない。
それで、「あの米倉さんって人、春日に似てるね…」っていう感想を持つという(^^;)

実際に、番組終了後2chの実況版を見たら、ウソかホントか
「春日に似てる」
とか結構書き込まれてたし、どういう番組なのか混乱してる風な書き込みが多かった。
コント的な部分なんか、隣人役の若林が米倉の部屋に「うるせーんだよっ!!」と怒鳴り込むシーンだけだったし。
…あ、本当はここも笑う場面じゃないんだけど、唯一の笑いどころだったわけで。

家出娘を携帯サイトを通じてアパートに泊めてあげる自動車整備工の米倉役を、春日が恐ろしくリアルに演じてて、正直ちょっと怖くなってしまいました。
演技が上手い、というよりも、素の春日ってこんな感じなんだろう、っていう、見てはいけないものを見てしまった恐怖。

同じことは若林にも言えてて、あのキレ演技が演技的にどうなのかは置いといて、ショーパブ時代、ステージに上がってきた酔っ払いのチンピラを、キレた若林がボコボコにしたとかいう逸話が頭に浮かんでしまって個人的にゾッとしたんですけど。

この(フェイク)ドキュメンタリー番組には水樹奈々のナレーションが入っていたり、ドキュメンタリー番組のディレクターが、映像内で米倉と会話していたり(しかもそれが字幕で入っている)するあたりが、本当にその手の番組になってるからややこしい。
オチも何か風刺的な、ブラックなものが用意されているのかと思いきや、部屋を乗っ取られた米倉が公園で寝るシーンで終わったからね。

「えっ!!これで終わり……?」と呆然。

なんつーか、一言で言えば“カオス”
コントの要素は全くないし、バラエティでもないよ、コレ。
初回を見た限りでは、この番組にあの出演者を出す意味がわからない感じ。
番組を見終わったあとに、どんな感想を持つのが正しいのかもわからないし、あの番組にまんまと混乱させられてしまったよ。

…単純に芸人の演技を楽しむだけでいいのか
…世の中にある、自分の知らない一面を覗く感覚で見るのが正しいのか
…「ドキュメンタリーなんて、こんな風にいくらでも捏造できるんだ」というメッセージなのか

って、真剣に考える方がおかしいのかもしれないけど。

次回は2本立てで、サンド・伊達とオードリー・若林がメインかな?
本当に、怖いもの見たさで見る番組と言っていいかもしれないです。
(今後鳥居みゆきが春日のように、普通の人役で出てきたらすごいと思うのだけどどうかな。期待)

初回の視聴率は5.3%だったそうです。
結構高かった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジパング 航跡416・417

2009-10-05 | ジパング
すっかりご無沙汰してしまいました。。。

…ということで、今回は2週分の感想を。

*416*********************

サイパンでの日米の攻防が激しさを増す中、設営隊に転属していた岡村少佐の下に、帰還した偵察機からの報告が入る。
大和沈没予想海域近くに漂流する数多くの救命筏、そして沈没海域での巨大な海面隆起…。
米軍の、サイパン上陸の動きなしの報告と共に、偵察機からの報告事項に関して隊司令の意見を仰ぐ岡村だったが、司令からの
“大和轟沈に際しては、大野艦長以下全員救助済み”
“救命筏で漂流中などという報告は受けていない”
という言葉を聞き、それが意味する内容を理解する。
一方、米第五艦隊・旗艦インディアナポリスでは、サイパン・テニアン両島を目の前にしながら、作戦機の半数を消耗した旨の報告が、司令官スプルーアンスにもたらされていた。
そしてクエゼリン基地では…
「みらい」に係わったため軟禁されたグールドは、再びクラークに呼び出され、この場所に運ばれたのち内地に連行する“捕虜1名”に同行し、情報を引き出す手伝いをするよう申し渡される。

*417*********************

サイパンをめぐり、甚大な被害を受けた米第五艦隊の現状を受け、艦隊司令・スプルーアンスは撤退の決断を下す。
その報告はサイパン守備隊を通じ、横須賀鎮守府にももたらされた。
米軍による太平洋侵攻の停滞、マリアナを巡る日米の膠着状態が生まれたことにより、米内・菊池らはひとまず安堵、東京に戻ることとするが、桃井はただ一人、みらいからの定時連絡が途絶えたことに不安を覚える。
所変わってクエゼリンでは、グールドが捕虜・角松と面会。
翌日、角松はグールドと共に最新鋭重爆撃機B29で米合衆国本土まで向かう。

****************************

航跡416ではしょっぱなからサイパンをめぐる日米の戦い。
そんな中で、日本の偵察機が大和沈没海域に程近い上空で、一連の様子を見守っていたらしい…。
状況を書き起こしてみても、あれだけ米艦艇がごちゃごちゃうごめいている上空で、平穏に偵察行動が取れていたなんて、にわかには信じられないようなことなんだけどね。

とにかく偵察機は、大和から退避した救命筏60隻の他に、原爆の起爆(巨大な海面隆起が、と言っている)をも目撃しているわけで、偵察としては有り得ない程の成果を上げたことになる。
搭乗員は岡村少佐にそれを伝えた後、正式に隊司令へと報告したわけだけど…

報告を受けたはずの司令と岡村の会話に、若干のズレと温度差があることに対して、最初はその意味が良くわからなかったんですよ。
何回か読んで、ようやく把握することができた私は鈍いのかもしれないけど(^^;)

つまり、“歴史に残すべき大和の最期”は
「艦隊の先鋒として敵艦と交戦、被弾したのち轟沈」
「乗員は大野艦長以下全員が退去し、救助された」
という部分のみであり、帝国海軍と大和を汚した裏切り者(救命筏の300人)の存在と、それらの人間が行った行為(大和乗っ取り)は、歴史からも海軍からも排除されるに値するため、現在漂流中の救命筏に関する報告はなかったことにし、その存在自体を抹殺する、ということ。

はっきり言って、大野艦長たちが草加に脅されて大和を下艦したのって、何年前の話なんだよ?って感じだから、この大和下艦第一陣組の存在を忘れていたところから、私の中で混乱が生じたわけです。
(確かに、その第一陣が救助されている場面は、数ヶ月前と最近(?)の話ではあるんだけど)

岡村少佐が司令官から「他言無用だ」と口止めされているあたり、大和を乗っ取った大和脱出組(下艦第二陣)は、このまま放置される可能性が果てしなく高くなって参りました。

…そういうのって、感情として、わからなくはないけどね。
でも、歴史を振り返ってみても日本がバカだと思うのは、人間の命を無駄に軽視しすぎることだから。
300人いたら何かできるでしょ。
天皇陛下より預かった日本の象徴である戦艦を乗っ取るとは言語道断、死を以って償え!って、戦死者続出の現状が全然見えていないんだね。

それはそれとして、大和脱出組が日本の艦隊に救助されるついでに、柳たちも救出される可能性を少しだけ考えていたのに、ここでそれを絶たれてしまったのが私的には痛かった。
ジパングって、角松以外には厳しい漫画ですね。

ところで43年12月の、サイパンをめぐる戦いに関してはざっと確認してみても詳しく載っていない感じですね。
(多分詳しく調べれば出てくるのだろうけど)
実際にサイパンが陥落するのは44年7月なので、6月頃からのマリアナ沖海戦までの半年間はなんとか平和な日々が送れるのかな。

と言っても、ジパング世界では現世と微妙に史実が違っていたりするので侮れないのですが。
前から気になっていたクエゼリンも、本来アメリカに占領されたのは44年1月末~の戦いによってみたいだし。
ちなみにスプルーアンスが指揮する米第五艦隊っていう名称は、44年4月末からのもので、それまでは中部太平洋軍と呼ばれていたらしいです。
(このあたりになると、史実のズレはさすがに関係なさそうだけど;)

 ※ジパングでの現在は、明けて1943年12月14日です。

クエゼリンに運ばれた角松と、従軍カメラマン・グールドとの2度目の対面は、特にグールドにとって良い結果をもたらしたみたい。
角松によって自分が2度も救われた、と思い込んでくれたことが、今後の角松にとってプラスに作用すればいいけど。

しかし、日本人がこの時点では知りえない、最新鋭爆撃機B29の性能をペラペラと口にするあたり、さりげなく自分が、軽く扱うべきでない重要人物であることを演出しているようで苦笑してしまったよ。

これから合衆国本土へ向かうということで、話もひと段落しそうだけど、今回気になったのは横須賀での桃井だね。
コミックスを読み返す気力も今はないのでアレだけど、米艦隊のサイパン撤退の報を受け、あっさり「東京へ戻ろう」という流れになっていたけど、そもそも米内御一行は何を目的として横須賀まで来たんだっけ?

みらいからの定時連絡が途絶えたことは、菊池も気がかりなはず、と考える桃井に対し、現実にはそんな素振りを一切見せずに東京へ帰ろうとする菊池。
(定時連絡って内地組に入っていたっけ…??と、確認もせずにあえて疑問に思ってみる)

このあたりが、広く終戦工作という観点で行動する男性と、まず自分が存在した狭いコミュニティーの無事を心配してしまう女性の違いなんだろうな。
桃井はなんとなく、このまま横須賀に留まるんでしょうね。
いつ来るかわからない角松からの連絡を待つために。

思ったよりも内地組の成果が見えないので、この先、日本の歴史は角松によって左右されることが確実となりました。

う~ん…それってなんか当たり前すぎる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする