おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

試写会「真夏のオリオン」

2009-05-29 | 映画
5/28(木)に、有楽町よみうりホールで行われた、報知新聞主催の試写会で、6/13公開の「真夏のオリオン」を見てきました。

ストーリー的にも、私にとってはストライクゾーン(潜水艦なので、“外角低め”くらい w )に入る映画だったから、最後まですごく楽しく興味を持って見ることができたけど、玉木宏目当てで来た人にとっては、かなり辛い映画だと思いますよ。
実際、後ろの席の人は「寝てしまった」と言ってたし。
結構本格的な潜水艦戦をメインとする映画なので、戦争が苦手な人は絶対に受け付けないと思う。

反対に、戦争映画目当てで見た私にとっては、当初「なんで艦長が玉木宏???」って感じでした。
いくらなんでも若すぎる。
何歳設定なのかは知らないけど、少佐はないんじゃないの?って。
終戦間近、という時代背景を考えて、戦死者続出で階級が上がったのか、とか無理やり理由を考えてみたりしたくらい。

それにしては、部下にあたる水雷長(益岡徹)やら航海長(吹越満)が大尉だったりで、階級と年齢のアンバランスさが酷すぎる(^^;)

…と、私などは思ったりしたのだが、60年後にアメリカから届いた楽譜「真夏のオリオン」のエピソードがなければ、あまりに本格的な戦争映画になってしまい、観客層が限定されてしまうため、お客を呼べる主役を持ってきたのだろうということだけは理解できるよ、うん。

TVCMでは、やたら「福井晴敏」の名前が押し出されているけど、単なる監修・脚色担当で、原作者ではないので注意。
原作は、「雷撃深度一九・五」(池上司・著)という小説だそうですが、この小説自体、史実は半分で、残り半分は架空の設定なのだとか。
それをまた改編したのがこの作品だというのだから、史実がこの映画にどの位反映されているのかという、別のところに興味を持ちました。

話としては、米軍の輸送艦を護衛していた1隻の駆逐艦と、仲間の潜水艦を次々と海底に沈められた日本海軍の潜水艦との攻防を描きつつ、両艦を結びつけた楽譜の存在と、それにまつわる人間のそれぞれの想いをも描いたというもの。

ま、詳しい内容は置いといて、私的に注目の場面をいくつか。

物語半ばで1度酸素がなくなりかけるのですが、その状況の打開策が、まさに目からうろこ!
へ~~っ!!ってびっくりしました。
この方法って、実際にできるの???と、誰かに確認したかった~!
ああ…回天って、、、そうか!●●魚雷か~!ってね。
今度大和ミュージアムに行って、学芸員に聞いてみよう~(*^-^*)
(このシーンを、本当の意味で理解できる人が会場で何人いただろう?と思いました。技術的に本当に可能だと仮定して、海軍オタとジパオタは「なるほど~!」と絶対思ってしまうはず)

それから、敵駆逐艦、良く出来てるな~と思ったら、これ実物で撮影してるそうですよ。
米兵が乗っているシーンはさすがに保存されている退役艦艇で撮ったそうだけど、航行シーンはアメリカから払い下げられた、メキシコ海軍で今尚現役の駆逐艦を使って撮影したとか。
あれが現役…って、いろんな意味で、すげ~!

米駆逐艦からの発光信号を、「英文です」と言いながらも普通に日本語に置き換えて読んでる航海長(だったか?)、スゴイ!
やっぱり、発光信号の翻訳はジパングの草加並に、当たり前にできるものなのだろうか?
…どうしても疑ってしまうよ。
(だって、a=イ、b=ロ、C=ハ、ですよ?単語ならまだしも、文章って… ;)

日本の潜水艦(イ号)の艦内も、すごくリアルに作られてると思う。
って、実物見たことないけど、少なくとも本物っぽい重厚な感じが出てる!
これも見どころのひとつと言えるんじゃないかな。

あと…潜水艦内で、ハーモニカを持つ年少兵が「音楽家になりたかったんです」とか言った際、玉木宏演じる艦長が返した言葉に場内失笑…。
それ、何のファンサービス…?(^^;)って感じでした。
う~ん、この映画で正直それはないんじゃないの?
確かに面白さはある!けど、戸惑うよね、聞かされた方は普通。
一気に引き戻される、というかリアル感が損なわれてしまうよ…。
どんなセリフを言うか、是非この場面は注意して見てみて下さい。

ストーリー展開で「おや?」と思ってしまった点をあげると…
まず、楽譜が米軍駆逐艦艦長の手に渡るいきさつ。
「ええええ~、一緒に魚雷発射口から射出した死体はともかく、この大海原でアレを見つけるかぁ~?」
という疑問が。
それと潜水艦の、米駆逐艦への最後の攻撃の場面。
これまで散々、隙なく潜水艦を追い詰めていたのに、最後の唐突さといったらないよ… ;

とは言っても、日本の潜水艦がアメリカの駆逐艦を沈めることができたわけではなくて、一瞬緊迫するのだけれども、そこから最後へつながる展開にホッとさせられたりします。
現実にこんなことがあったとは思えないけど、海の上でのこんな終戦っていいな。

厳しい状況を描いた内容なのに、硫黄島のような目をそらしたくなるような描写もないし、そういう部分だけで“戦争はちょっと…”と敬遠していた人なら問題なく見られるいい映画だったと思います。
重くもなく軽くもない、バランスの取れた内容で、登場人物にも悪役はおらず、信念を持って行動する軍人の高潔さがちゃんと描かれていて気持ちいい。

是非スクリーンで見てみて下さい。
私はあとでDVDも買いますけど w

6/13公開
上映時間:1時間58分


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映画「ヤッターマン」を見る

2009-03-23 | 映画
プレミア試写会に行ったものの中に入ることができず、配給会社から平謝りの末にいただいた鑑賞券で、ようやく「ヤッターマン」を見ることができました。
(試写会時の混乱の記事はこちら

映画を見る場合、通常私はさいたま新都心にあるシネコンに行くのですが、今回は出かけたついでに横須賀で鑑賞することに。
平日の夕方の回だったけど、学生は春休みに入っているとこもあるし…と、混み具合を心配していたら、意外に空いてた…。

なのに、どういうわけか見知らぬ人間が4人、隣同志で座席指定されてて、それだけでもうっとおしいのに、ポップコーンをぐちゃぐちゃ食べる音が超不快!
指定を無視して、さっさと移動したよ…orz...

さて、肝心の映画の方ですが…

映画化の話が伝わって、キャストが次々発表となった時に、一番不評だったのが「ドロンジョ」役の深田恭子。
私も正直「マリー・アントワネットの生まれ変わり」とか自ら言うような女優が、「スカポンタン!」とか言えるんだろうか?
いや、言えたとしても、我々が抱いているイメージどおりには絶対にならない!
ミスキャストだ!!
…そんな不満を持っていました。

だけど、実際に見てみると、意外とイケる!

世界観が、現実と漫画の、ちょうどいいところでバランスが取れている風に実現されていて、そこにコスプレ(じゃなくて、普通に衣装だけど)してるキャラクターが絶妙にハマってるんですよね。

アニメもそうだけど、ヤッターマンってどちらかというと、やられっぱなしのドロンボー一味の面白さがメインなので、映画でも、主役のヤッターマン側よりドロンボー3人組の存在感が勝っていたような。
一応、嵐の櫻井翔を主役に持ってきたからには、当然ガンちゃん(ヤッターマン1号)押しな内容になっているだろう、と当初は思ってたんですけど、正義の味方は何かにつけて、すっきりサッパリしてるので、存在感が薄くなるのは仕方がないのかも。

もちろん人の見方はそれぞれなので、翔くんファンの人は翔くんメインで映画を見るだろうから、印象も全然違ってくるのでしょうけどね。
(だから本当の意味で言えば、アイちゃん(ヤッターマン2号=福田沙紀)が一番かわいそうなんですよ~)

私は笑えるものが好きなので、ドロンボー一味の顔芸や動きがとてつもなく面白かったなぁ。
ボヤッキー・生瀬さんの怪演とか、そのまんまのトンズラー・ケンドーコバヤシとかね。
ドロンジョがヤッターマン1号に惚れるという、映画ならではのエピソードも、見てみたら結構自然だった。
(ドロンジョの妄想シーンが、バカバカしくていい!)

バカバカしいのはそこだけじゃなく、全体的にバカバカしいノリなんですけど。
(ドクロベーに身体を支配される博士が助かるシーンなんか、「なんだ?そりゃっ!?」って感じだし)

最後の最後まで見終わって思ったのは、「これ、ほんとに面白いわ!」ってこと。
すごく面白く作ってるのに、見終わったら何も残ってない映画もあるけど、ヤッターマンは思い出し笑いしてしまうような映画だったかな。
本当に続編ができればいいのに、って思いました。

根が真面目な人には不愉快な作品だろうけど、くだらなさを純粋に楽しめる人なら面白いと思える映画です。

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「ヤッターマン」プレミア試写会での悲劇

2009-02-27 | 映画
2/26に、東京国際フォーラムホールAで行われたヤッターマンの試写会に行ってきました。
…いや、正確に言えば「行ったのだが」…。

その招待ハガキが届いたのはなんと当日の2日前!
あわてて「当たったら行く?」と以前聞いていた友人に連絡したら、その日は用事が入っているという。
仕事終わりに有楽町まで来れそうな友人や、嵐ファンの友人に声をかけたけれど、誰も都合がつかなかったので、結局1人で行くことに。

今回の試写会は、出演者の挨拶もあるプレミア試写会。
嵐の櫻井翔や深田恭子も来るので、午後2時から指定席券を配ると書いてあったのだが、芸能人を間近で見たい!という欲望は特になかったので、そこそこの時間に行けばいいや…と考えて、40分前位に行ったら…

なんだかものすごい人の列ですよ~!
これは既に指定席券をもらって入場する人の列らしいので、私も早く整理券をもらわなくては…と思って、入口近くへ行ってみると、なんだか様子が変。
係の人に何か聞いている人の会話を脇で聞いてみると、
「指定券の配布はもう終了しているので、お待ちいただいても中には入れません」

…はい?!
意味不明。

私も同じ質問をするけど同じ答えしか帰ってこないので、自分の目の前にいる何十人という人たちを指差して、
「じゃ、この人たちは?」
と言ったら
「中には入れないと言ったのに、勝手に残っている人たちです」
だって。

あまりに酷い言い様に、あっけにとられましたわ。
招待券をもらって来たのに、しかも開演時間ぎりぎりに来たわけでもないのに、いても無駄と言われて帰れるわけがない!
主催者側がどう落とし前をつけてくれるのか知りたくて、「1人ですか?」と私に話しかけてくれた嵐ファンの主婦の方と話をしながらずっと待っていました。

私たち以外にも、100人弱の中へ入れない人たちが待っていて、帰った人も多数。
いったいどれくらいの当選ハガキをばら撒いたんだろう?っていう位の数だったんですよね…。

指定席券を持っている人が全員ホールの中に入った後、日活の担当者という人が来て事情説明を始めました。
通常招待券は、1~2割位来ない人がいると見込んで出すため、今回は多め、4000人招待のところ5000人分出していたとのこと。
見通しが甘かった、と言っていましたが、こっちは言い訳されても謝られても仕方がないわけで。
こんなことになるなら招待券なんか送ってほしくなかった!
往復で交通費に2000円近くかけて来たのに、どうしてくれるのよ?!って感じ。
立ち見さえさせてもらえない、その意味が全くわからない。

最初、招待ハガキを預かって、劇場鑑賞券を送ると言っていましたが、集めたハガキでブラックリスト的な名簿を作られたらたまらない!と文句を言う人がいて、結局はその場で鑑賞券を貰って帰る、ということで落着きました。
とは言っても、嵐ファンの女の子が泣きながら苦情を言っているのを見ると、本当に今回の仕打ちは酷い、の一言に尽きますけどね。



「中にはもう入れません」と言われて、諦めて帰った多数の方は、今回の出来事に関して執着心がなかったということだと私は解釈しているのですが、それでももし「悔しいなぁ」と思われている方がいたら、映画会社に「ブログを見たら、中に入れなかった人に、劇場鑑賞券を配ったって書いてあったけどどういうこと?」と問い合わせてみてもいいかもしれません。
不公平には違いないので、何らかの対処はしてくれるんじゃないでしょうか。
(保証はできませんが…;)

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映画「私は貝になりたい」を見る

2008-12-05 | 映画
行きつけのシネコンの、会員期限が切れそうになったので(最後に来場してから6ヶ月間有効)、あわてて水曜日のレディースデーを狙って映画を見てきました。
選んだ映画は「私は貝になりたい」
昔TVドラマで放映され、何回かリメイクもされている題材です。
なんとなくストーリーはわかっているけれど、ちゃんと見たことがなかったのと、中居くんが主演ということの他に、このお話の設定に大いなる疑問があったので、実際に見てみればその疑問が解消されるかな?と思ったわけです。

私が把握している内容は、
「赤紙で戦争に召集された小市民が、何かの間違いで戦犯とされ死刑判決を受ける」
というもの。

…職業軍人でもない、たかが二等兵が、死刑になるなんてこと、本当にあり得たんだろうか?
…これはノンフィクションなんだろうか?

この疑問を解消するためには実際に映画を見るのが一番。
映画の中にこそ、その答えがあるにちがいない、と思ったわけですよ。

が、結局死刑判決の真相はわからずじまい。
(上官命令で仕方なく米国兵を銃剣で突こうとするが、結局腕をかすめただけで、それが死因になったわけではなかった。裁判では「殺したいと思ったか?」という問いに対し「二等兵は牛や馬と同じなんですよ」と答えたが、日本人には理解できてもアメリカ人には質問の答えになっていない、つまり、殺す意志があったと捉えられた可能性が高い)

上官は死刑を免れているのに、本来何の罪もない、しかも米兵の直接の死因に関係ない二等兵が重い刑罰を受けるという、当時の不条理さを世に訴える内容と、夫を信じてその帰りを待つ献身的な妻のひたむきさが、この映画の見どころなのかも。

でも、泣ける映画では決してない。
残念ながら、何かを考えさせられる映画でもなかった。
内容の何もかもに納得できなくて、納得できる部分を探していたのに、結局最後まで見つからずに終わって、憮然としてエンディングをむかえてしまった…そんな感じ。

それに、上映時間の2時間19分は無駄に長い。
もう少し編集できたのではないかと思えた。

主役の中居くんは、正直最初は若干の違和感があったけど、話が進むにつれ馴染んだ、というか慣れた(^^;)
鶴瓶さんが出ているのは知っていたけど、剛が出ていたのは知らなかったな~。
(友情出演ってやつかな)

最後に、この原作に関しては「ノンフィクションを基にしたフィクション」というのが正しいみたい。
ノンフィクションでの主人公は士官(中尉)で、実際に何人か殺しているけれど死刑にはならなかったそうです。
そのことを知って「でしょ~?!」と思いましたよ。
この作品は誇張しすぎ。悲劇的にしすぎです。
戦争に関してはドキュメンタリーを見ることが多いので、作り込んだものにはそういう匂いが必ずあるんですよね…。

原作に関してはこちらに詳しく書かれていますので興味がある方はどうぞ。
コメント (4)
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試写会「空へ-救いの翼-」

2008-12-03 | 映画
モーニングで応募した講談社合同試写会の当選ハガキが届き、一ツ橋会館で行われた「空へ-救いの翼-」(12/13公開)の試写会に行って来ました。

上映開始時間は18:30。
会社の終業時間は19:00なので、実はギリギリまでどうしようか迷っていたけれど、やっぱり早く見たかったし、珍しく仕事もなんとか切り上げられそうだったので、1時間前に早退(^^;)
会社には「私用です!!」と、それ以上余計なことを聞くなよオーラを発しておきました。

この映画の原作は、アニメ「よみがえる空」漫画「レスキューウイング」
アニメは欠かさず見ていたけれど、どの程度映画に引用されているのだろうか?と気にして見てみたら、エピソード的には結構使われてる…って言い方は正しいのかな??
救難隊を取り上げる場合は、あれ以上もあれ以下もないような気がするし。

山岳遭難救助のシーン(実は訓練)では、突風に煽られて吊り下げられていたメディックが肋骨骨折。
アニメでは、雪山での遭難を描いていて、天候が回復しない限り空自でも捜索は無理、という厳しい現実が映し出されていたっけ…。
その意味では、アニメの方が実写よりも生々しく表現できると言えるかも。

てんこ盛りのエピソードを1つ1つ消化していく中で、最後に残ったパーツが空自救難隊の本業・墜落した自衛隊機とその乗組員の捜索・救出。
そして、なかなか出番の来ない護衛艦です。

…となると、話の展開はもう100%読めてしまうわけで。

でも、内容がほとんど想像できようが、空自広報映画と言われようが、素材がいいものは多少調理法が間違っていても美味しくいただけるものです(^^;)
とにかく早くDVD出して!…と。

女性初の救難ヘリパイ役の高山侑子は、実年齢にしては大人っぽかったので(15歳→24歳役)そこそこ及第点かな~。
機付員の女の子(空士長)は子供っぽかった!
あれで金子賢の後輩(地元のバイク仲間という設定)というのには無理があるような。

無理があるといえば、同じヘリパイの1尉が、ミスを犯してそれをずっと引きずっているのに違和感を覚えました。
1尉といえば、もう指導できる位の操縦テクを持っている階級でしょ?
あんなのでよくパイロットになれたな、って位ひ弱です。
ちょっと有り得ないような。

それから、タンカーだか貨物船の火災事故現場には違和感ありまくりでした!
なんでもかんでも“海上保安庁からの要請”って…。
あれなら海保の海猿でも、なんとかなりそうな気がしたと同時に、周辺海域に海保の巡視船すらいないじゃないかっ!と、突っ込みたくなりました。

日本の映画の、詰めの甘さが見えてしまうこんなシーンを見ると、ほんと興ざめしちゃいます。

一緒に映画を見た、前の会社の先輩に感想を聞いたところ、
「TVでやってたコード・ブルーと同じような内容かな、と思ったけど、普段見ることのない活動を知って興味深かった」とのこと。
(そうそう、物語冒頭の、川島3尉の子供時代のエピソードは、ドクターヘリと勘違いされないだろうか?と、びくびくしながら見てました)

出演者の中では個人的に、木村佳乃演じる3佐が良かったかな。
ああいう防大出身っぽいエリート女性自衛官って、実際にいそうだし!

この映画のCMって、TVでは全く放映されてないので、角川映画がどの位本気で作ったのかは疑問だけど、見て「つまらなかった」とは絶対に思わない映画なので、是非何らかの機会に見てみて下さい。
コメント (4)
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映画「ザ・マジックアワー」を見に行く

2008-06-12 | 映画
11日(水)、久しぶりにお金を払って映画を見てきました。
(試写会に行くことが多かったので、映画館はほんとご無沙汰…)
行きつけのシネコン“MOVIXさいたま”のポイント有効期限が1週間後に迫ってきていたという、どーしようもない理由で(^^;)

ちょうど8日の夜、フジテレビの「メントレG」をたまたま見ていて、三谷幸喜と佐藤浩市の会話が超おかしく、映画の内容も面白そうだったので、この「ザ・マジックアワー」を見ることにしました。
行く前に某HPのユーザーレビューを見ると、案の定投稿者のほとんどが高評価。

やっぱりね~♪
これは期待できそう!と思いながら見たのですが…

*************

あらすじ:
暗黒界の顔役・天塩幸之助(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後登(妻夫木聡)は、命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつくが……。(シネマトゥデイ)
上映時間:136分


…物語の設定と街並みなどの景観は、映画の世界というよりは舞台の世界です。
そこで始まった作り物のような世界と、佐藤浩市扮する売れない役者・村田の、普通の映画撮影風景の世界観が、最初は自分の中で全くシンクロせず、慣れるまでに時間がかかりました。

村田が殺し屋としてこの街に来てからは、売れない役者としての演技の臭さや、実際にはないカメラ(映画撮影だと騙されて連れて来られたため)を意識した演技、備後やヤ●ザらとの掛け合いなど、笑える場面の連続で、一気にストーリーに引き込まれていったかな、という感じ。

本物の銃撃戦の最中、デラ富樫を“演じている”村田が、派手な大立ち回りで備後を慌てさせたり、リアルなヤ●ザたちを相手に演技指導したりと、本人たちはそれぞれが至って真面目なのに、なぜか生じてしまう思惑と方向性のズレが本当に面白い!
妻夫木の真剣さも意外に面白かったけど、やはり佐藤浩市の演技がこの映画の全てじゃないかな~。

私は三谷幸喜の作品をほとんど見たことがないので(古畑、くらいかな?)他の作品と比べてどうのこうのとは言えないけれど、コメディーに徹していること(不愉快な人物が出てこない・死人が出ない事なども含めて)に関して言えば、その内容も含めてほぼ満点に近いです。

ただ…
最後だけはいただけなかったなぁ。
安っぽいメロドラマみたいで…。
あのオチこそ、コメディの王道!っていう向きもあるだろうけど、私の中ではあの部分だけ浮いてるように感じられたんですよね~。

そのせいというわけじゃないけど、全て見終わった後も、「面白い映画だった!」とは思えても「いい映画だった」とまでは思えなかったです。
コメディ・シリアス、ジャンルを問わず、いい映画って何かしら余韻が残るものだけど、それが足りなかったような…。

ほろっとさせる部分が何箇所かあって、その流れでラストが迎えられればもっと良かったのに、と思ってしまいました。
…これは私の好みの問題なので、多分少数意見かもしれないけど。

多くの有名俳優・女優の方々が、ほんのちょい役で出てきたりします。
きっと三谷監督の人柄や、その作品に惹かれた方々なのでしょう。
それを楽しみにして見るのも面白いですよ。

個人的な採点は、5点満点で3・8点(ビミョー ^^;)
絶賛上映中です。

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試写会「スパイダーウィックの謎」

2008-03-28 | 映画
3/27(木)に、一ツ橋ホールで行なわれた映画「スパイダーウィックの謎」の試写会に行ってきました。
今回の試写会はモーニングで当選したものではなく…gooで当たったもの。珍しいことです…。

大まかな内容に関しては、応募の際に作品紹介欄で読んでいましたが、イメージとしては昔見た「ジュマンジ」のようなものかな?と思っていたら、やっぱりそんな感じだった(^^;)

《ストーリー》

両親が離婚し、母親と共にNYから新たな生活を始めるため、森に囲まれたスパイダーウィック家の屋敷へとやって来た双子の少年ジャレッドとサイモン、そしてマロリーの3人姉弟。
ある日、人一倍好奇心旺盛なジャレッドは、屋根裏の隠し部屋からある“謎の書”を発見する。
その書には、かつてそれを記した大叔父アーサー・スパイダーウィックの“決して読んではならない”という警告のメモが。
しかし、だからこそ、好奇心を抑えきれず、その書を開いてしまったジャレッド。
その瞬間から、屋敷とその周り一帯は真の姿を現し始める。
普段は人間に見えない“妖精”たちを、“マジック・ストーン”によって見る力を得た彼らの前に現れたのは、友好的な妖精だけではなかった…。
(goo映画より引用)

スパイダーウィックが妖精解説書を書くに至ったいきさつと、それを封印する回想シーン、そして母親が相続した80年前の古い屋敷に引っ越してくる一家4人の様子から、この映画は始まります。

が、この4人の最初の印象は最悪!

主人公である双子の片割れジャレッド(フレディ・ハイモア)に、母親が父親との離婚の事実を説明していなかったことから、彼は母親に反抗、双子の弟サイモン(フレディ・ハイモア2役)は兄の言動に無関心、姉のマロリー(サラ・ボルジャー)はそんな弟たちに腹を立て、母親は子供たちに対し苛立ちを隠せない…という状態。

ジャレッドが、隠し部屋から“妖精の書”を見つけて封印を解き、悪い妖精(通常、人間には見えない)からの災いを受けるようになると、家族は彼を嘘つき呼ばわり。
が、とある手段を使って妖精が見えるようになると、本と家を守るため家族は一致団結して戦っていく…。

アドベンチャー的要素が盛り込まれたファンタジー映画…この作品はそんな映画です。
(子供向け、なのかと思いきや、意外に大人向けな感じ)

邪悪な妖精の狙いは封印を解かれた“妖精の書”なのですが、彼らがなぜ執拗にこれを手に入れようとしているのかが最後まで良くわからなかったです。
(何か重要なポイントを見逃していたのかな~?)
それ以外は、ラストも気持ちよく納得できる内容で良かったな…。

後ろに座っていたサラリーマン2人組も、
「面白かったよねえ」
「そうだね」
と、言っていました。
派手な作品ではないけれど、色々な面白さがある作品ですね~。
星を付けるなら…3つ半、かな。


2008年4月26日公開
上映時間:1時間36分

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試写会「犬と私の10の約束」

2008-03-08 | 映画
3/7に有楽町・よみうりホールで行なわれた「犬と私の10の約束」の試写会に行って来ました。

私自身が最近は動物好きでもあるし、動物の映画なら肩肘張らないで見られると思ったので応募してみました。
(何度も言うけど、「モーニング、当選ハガキありがとう!」)

とは言え、動物映画というものに、変な先入観があるのも事実。
動物のかわいらしさ、素晴らしさを全面に出した、押し付けがましい内容だったらイヤだなぁ…。
特にこの映画は、犬の飼い主さんには有名な“犬の十戒”を基に作られた映画なので、そこばかりを強調した内容になるのだろうか…。
そんな風に想像していたのですが-。

実際に見てみると、大げさに犬の存在を押し出したものではなく、人間の生活の中にいながら、様々な家族の事情に翻弄されたりもする、1家族としての犬が描かれている作品でした。

そして、この映画の中には「やな奴」が全く出てこなかったのも、最後まで気持ちよく見ることができた要因だったかも!
(強いて言えば、同級生・星くんの母親が難アリだったけれど、決定的なセリフがなかったのでそれほど不快な印象が残らないのです。うまい演出だと感じました)

確かに、全般的に出来すぎた話ではあるんですけどね。
現実の世界でそんなことが起きたら、こんな風にはならないだろう、っていうことが順風満帆に進んだり…。

でも、そんなことがあまり気にならない位、理想的で暖かい内容だったんですよ!
いつもの私なら、設定のアラ(探すわけじゃなく見えてしまうのだ!)が気になって仕方がなく、それを挙げ連ねたりするのにね。
…なんか、すごくこの作品を褒め称えているようですけど、別に何ももらっていません!(笑)


私が単純に、この映画で感じたことは…

・函館が舞台なんだ~!(海に掃海艇がいないかな?←すいません;)
・あの砂浜がある場所は、はっきり言って散歩圏外だと思う…;(函館って広いのよ)
・まだ飼われていない子犬が、一旦放浪してから数日後にまた戻ってくるなんてありえるのかな?(元の飼い主さんの仕込みかもしれないけど)
・主役のあかり役をやった田中麗奈と、子供時代をやった福田麻由子は恐ろしいほど似てる!
・お父さん役の豊川悦司が、すごくあたたかい人物を演じていて好感が持てた。
・あの状況での、あかりと星くんの結婚は、多少唐突ではあるけどストーリーの流れ的に、ギリギリOKかなぁ~。

…こんなところ。

今回試写会に同行してくれた、カニンヘンダックスを飼っているサッカー友だちのMさんに言わせると、「ソックス(主役犬のゴールデンレトリバー)の躾けがなってない!」そうです(^^;)
人間のご飯が置いてあるテーブルに前足をかけてクンクンする場面があったのですが、犬の成長過程を描く部分に於いては、そういうやんちゃな所も出さないとね~!って思うのは製作者の意のままですかね?

最後にソックスは死んでしまうけれど、その場面ではやっぱり泣けてしまいました。
普通の感情を持った人間なら泣いて当然です!
会場には犬好きな方が多かったのでしょう。
かなり早い段階から、涙を拭ったり鼻をすすったりしている方が大勢いました。

犬好きな方はもちろんのこと、動物が嫌いでない方なら見て損はない作品だと思います。
(時間つぶしに映画でも見ようか…みたいなカップルにもお勧め。気軽に見ることができる映画です)

※3/15(土)全国ロードショー

参考までに、「犬の十戒」とは…

1、私と気長につきあってください。
2、私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3、私にも心があることを忘れないでください。
4、言うことを聞かないときは、理由があります。
5、私にたくさん話しかけてください。
  人の言葉は話せないけど、わかっています。
6、私をたたかないで。本気になったら私の方が強いことを忘れないでください。
7、私が年を取っても、仲良くしてください。
8、あなたには学校もあるし友達もいます。
  でも、私にはあなたしかいません。
9、私は10年くらいしか生きられません。
  だから、できるだけ私と一緒にいてください。
10、私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。
  そして、どうか覚えていてください。
  私がずっとあなたを愛していたことを。

*********

映画の内容には関係ないことですが…
試写会に、赤ちゃんを連れてきている人がいました。
泣きはしませんでしたが、時々ぐずって、ホール内にずっとその声が響いていたのです。
正直、「常識のカケラもないな…」と呆れました。
そんな人間を入場させた主催者側も、どうかと思いましたけど。
コメント (2)
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ライラの冒険 黄金の羅針盤 試写会

2008-02-10 | 映画
2/9に東京厚生年金会館大ホールで行なわれた「ライラの冒険 黄金の羅針盤」の試写会に行ってきました。

当選ハガキが送られてきた際にもここで書いたのですが、昼の部は日本語吹替え版、夜の部は字幕版というように、応募の際に音声を選ぶことができたので、私は迷うことなく吹替え版にしました。
コンタクトレンズを付けているので字幕は目が疲れるし、何より字幕は「見落としたら最後!」みたいのがあるじゃないですか~。
吹替え版はその点楽だし、「声優誰だろ?」という楽しみもあるし、今回は昼間という時間帯も良かったです。

で、その声優に関してですが…

開演直前に放送で、
「日本語吹替え版の声優は、山口智子、緒方拳、成海璃子が担当しております」
と、わざわざ紹介がありましたよ。
…げ~!また芸能人かよ…話題作り勘弁してくれ…

そう思ったわけですが…

映画が始まって、ライラと子供たちのやりとりが終わったあとに出てきたライラの叔父さん・アスリエル卿(ダニエル・クレイグ←ポスターにも顔が出ている人です)の声が東地宏樹だったのですよぉ~!
声を聞いた瞬間、
「キターーーーーーーァァァーーーー!!!」ですわ(*^-^*)
いやまさか、そんな都合よく東地さんにめぐり合えるとは思ってなかったんですけど…(実際は半分位期待してた ^^;)

アスリエル卿は物語中、ライラとずっと一緒にいるわけではないのですが、主要人物ではあるので結構しゃべります。
(って、何で東地さんメインの説明になってるんだろ ^^;)


ところで、
映画に関する本題に戻りますが、ちらし等に書いてあるあらすじは下記のとおり。

イギリス・オックスフォード。
由緒ある街並みに庭園、見慣れた風景が続く…はずなのに何かが違う。街を見回すと、人々と同じ数だけ、動物がいるのだ。そう、この物語の舞台となるのは、私たちの世界と似ているようで違う、平行世界(パラレルワールド)。
人々が皆、守護精霊(ダイモン)を連れている世界である。
ダイモンは主人の性格を象徴する動物の姿をしており、人間とダイモンは決して離れることのできないパートナーなのだ。
そして、この世界に住む、12歳のライラ。
ダイモンのパンタライモンと一緒に、いつも屋根の上を走り回っている、街一番のお転婆娘だ。

そんなライラの周りで、ある日、子供たちが次々に行方不明になる事件が勃発。ライラはパンタライモンと共に、持ち前の好奇心で捜査に乗り出す。まるで運命に導かれるように…。
やがて明らかになる彼女の不思議な力。ライラは、誰も読むことが出来ないと言われる、真実を指し示す「黄金の羅針盤」を読み解くことができるのだ。敵か見方かわからない大人たち、ライラを助ける鎧熊族の王や魔女たち。ライラの旅は、恐るべき北の地へと続いていく。羅針盤だけが知っている、驚くべき未来へ向かってー。


原作自体は3部作になっているそうなので、今回の「黄金の羅針盤」は子供たちの救出がメイン。
以前、劇場で予告編を見た時の印象から、ニコール・キッドマン扮するコールター夫人は、ライラが持っている“羅針盤”目当てで、ライラを寄宿学校から連れ出したのかと思っていたのですが、そういうわけではなかったようです。
(本当の目的は最後の方にわかります!)

夫人が権力を持つ某団体が行なおうとしている実験に、さらわれた子供たちが利用されているのですが、連れ去られて監禁されていた場所が北の地であるということと、アスリエル卿が捜し求めている別世界がこの北の地(北極圏)に続いているという理論(この辺うろ覚え…)を証明するために旅に出たことを併せて考えると、この先も雪と氷の世界で話が展開されるのでしょう。
(しかもアスリエル卿は拉致られてしまったし…)

1作目だけでは話の本筋が全くわからないので、きっと2作目も見てしまうんだろうなぁ~。
(東地さんが吹き替えてるのなら喜んで見に行きますけどね!)

最初から「パラレルワールド」と映画の中でも言い切っているように、後々、我々が住む現世界の人間も出てくるという話を聞いて、劇場版・鋼の錬金術師を思い浮かべてしまいました。
この作品の中では、2つの世界がどう繋がっていくのかも1つの見所といえるでしょうね。

さて、この作品はファンタジーです。
私はほとんどファンタジーという分野の映画を見ないので、作品としてどのくらい評価できるのかの基準がわかりません。
古くは「ネバーエンディングストーリー」、「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」「ナルニア国物語」…全然見てないし(^^;)

一緒に見たYちゃん曰く「ファンタジーでは必ず人間じゃない生き物が出てきて人間の言葉をしゃべるよね」
…確かに。
あと、邪悪な者と主人公が戦ったりする。
そして話のキーとなる重要なグッズを奪い合う。

こんな感じで合ってる?

ライラの冒険の場合、守護精霊(ダイモン)が動物の姿をしていて、出てくる人物が皆ダイモンを1匹連れているけど、そのダイモンと会話をしているのは子供だけだったような…。
あと、動物がしゃべるといえば「鎧熊(よろいグマ)」の存在。
唐突に出てきた印象が拭えない(^^;)し、ライラの為に命を掛ける理由もいまいち弱いなぁ~。

「グッズ」に関しては、ライラが羅針盤を持っていることを夫人に知られてはいけない、と念押しされていて、先にも言ったように実際に夫人は羅針盤を奪おうとするけれど、その理由もよくわからなかった。
羅針盤自体、“物事の真実を指し示す”っていうよりも“過去を覗き見る”とか“善人悪人の判断”にしか使われていないから、それにあまり重みを感じることができないんですよね。

夫人も悪い(ことをしている)人間には違いないけど、邪悪ではないし…。

パラレルワールドと断定されているしょっぱなの時点で、私が勝手に思い描く“ファンタジー”とはちょっと違うかな~?って感じる作品でした。
その意味では、ファンタジー好きな人には物足りないでしょうし、苦手な人には割合とっつきやすい作品と言えるかもしれません。

公開は3/1(土)
上映時間は113分

声の出演
ライラ(ダコタ・ブルーリチャーズ):西内まりや
コールター夫人(ニコール・キッドマン):山口智子
イオニク・バーニソン(←鎧熊):緒方拳
パンタライモン(ライラのダイモン):成海璃子
アスリエル卿(ダニエル・クレイグ):東地宏樹
コメント (7)
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試写会が当たった!

2008-02-04 | 映画
映画「ライラの冒険・黄金の羅針盤」の試写会が当たりました!
やった~(*^-^*)/

モーニングの試写会プレゼントに応募していたもので、3月1日公開の映画に対して試写会の日にちは2月9日!
約1ヶ月も早く見られるのは試写会ならでは、ですよね~。
午前の、日本語吹き替え版のものを見る予定なので、吹き替えの配役も楽しみです。
(まぁ、メインキャストはライラ役の子供とニコール・キッドマンですけど)

この映画の予告編は、「アイ・アム・レジェンド」を見に行った12月から映画館に流れていて、随分と派手な…いや、お金を掛けていそうな作品だったので注目はしていたんですけどね。

が、実は私、「ファンタジー」ものはあまり興味がなくて…(^^;)
かの有名なハリーポッターも、最初の作品をDVDで見ただけな上、途中で寝てしまったという…(^^;;)
実は今回もどうなることやら、と自分に対する不安でいっぱいです。
面白ければ、当然寝ることなんてないんですけどね!

そのあたりも含めて、また後日ここで感想を書いてみようと思っています。


最近は試写会もご無沙汰してました。
当選以前の問題ですけど、職場近隣の有楽町や新橋、銀座で行なわれる試写会には、就業時間の都合上、19:00開演のものしか応募できないので、絶対数がものすごく少ないんですよ~!
(通常は18:30開演なので←ぎりぎりすぎて;昔、5分位遅れたら入場を拒否られた経験あり…)

今回は休日の昼間なのでゆっくり行けるし、昼の吹き替え版と夜の字幕版が選べるのが良かったです。
モーニング、っていうか、講談社の合同試写会は映画好きの方には狙い目だと思いますよ!

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映画「アイ・アム・レジェンド」を見に行く

2007-12-20 | 映画
レディスデー(水曜日)の昨日、さいたま市のシネコンにて「アイ・アム・レジェンド」を見てきました。
詳しいストーリーなど何も知らないまま、TVCMで見たイメージだけで見に行ったのですが…こ、これは…

「ホラー映画ですか?!」

いや、厳密に言えば

 ホラー度:40%
 サスペンス度:40%
 ヒューマン度:20%

っていう感じで、CMを見ただけでは想像できない、身の毛もよだつ内容でした。
マジ怖いよ~!(泣)

*ストーリー*
2012年。人類が死滅してしまった地球でたった1人、有能な科学者のロバート・ネビル(ウィル・スミス)だけが生き残る。彼は究極の孤独と闘いながら愛犬サムとともに3年間もの間、ほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続け、人類再生の道を探ってきたが、彼に謎の敵が迫っていた。(シネマトゥデイ)


人間がいなくなり、荒れ果てたニューヨークの街並みの造り込みようはすごい!
そして映画冒頭の、鹿の群れが暴走する様は、CGとわかっていても本物に見えてしまう。
これはもう文句の付けようもなく素晴らしかったです。

で、ウィル・スミスは毎日この街で何をしているのか…?
自分以外に生存している人間を探している…だけでは、どうも無さそうな雰囲気。
夜になると家にこもり、何かに怯えているようなのですが、それは3年前の、NY大混乱の悪夢に対してだけだと思っていました。

しかし…

実際は、このNYマンハッタンの廃墟に、ウィルスに感染し凶暴化した人間「ダーク・シーカーズ」が多数潜んでおり(この人間、というか生き物は闇夜にしか生きられない)、軍属の科学者であるウィル・スミスは、ウィルスの抗体ワクチンを作る実験を、この3年間繰り返していたのです。

誰もいない、静まり返った場所だったはずなのに、愛犬サムを追って建物の奥へと入り込むはめになったウィル・スミスの目の前に、突如として現われ、襲い掛かるダーク・シーカーズ!
…見ているこっちが腰を抜かしそうになりました~!
マジ怖い!キモい!!

形は辛うじて人間なのだけど、頭髪とかないし、ものすごいスピード&怪力で走っている車に体当たりしてきたりするのです。
見た目はゾンビに近いかも…。
顔のアップも多用されていて、そのあまりの造形の怖さに最後まで正視できず、薄目を開けてスクリーンを見る始末(^^;)

結局最後は、日が暮れて闇夜が訪れると共に、数え切れないダーク・シーカーズがウィル・スミスを追いかけ、その自宅を襲撃してくるのです。
ワクチンが完成しかかっていることを告げても、そんなことに聞く耳を持つ生き物ではありません。
万事休す…。

ほんとに救いようのないストーリーで、気が重くなりました。

一応、ウィル・スミスのラジオでの問いかけ(生存者へのメッセージ)を聞いた、という母子が突如出現して、生存者の村があるから一緒に行こう、と説得したりしているのですが、最後、ウィル・スミスに命を救われた格好となったその母子がたどり着いた場所は、本当に存在していた生存者の村だった、という結末を見ても、
「人類は救われた」
とは思えませんでしたね~。


“CGと、ダーク・シーカーズのインパクトで観客を引きつける映画”
…って言ったら怒られるかな?
もちろん、ウィル・スミスの緊張感溢れる演技も素晴らしかったけど、ストーリーに関しては、なんとなくトータル的に消化不良な印象が拭えないんですよ。

結局、何も解決していないんですから。

突っ込みどころも満載!

朽ち果てた都市で3年暮らしている設定なのに、電気やガスは通っているし、食べ物に関しても缶詰などの保存食だけ食べているわけではなさそうなのです。
「せっかく見つけたベーコンなのに!!」と、ウィル・スミスがキレる場面があったけれど、冷凍されていたとしても3年経っていれば…ねぇ(^^;)


映画館のスクリーンで見るには怖すぎる映画です。
(その手の作品が好きな方なら問題ないと思いますが、娯楽作品と呼ぶのはかなり難しいかと…;)
TVの画面サイズなら丁度いいかもしれないけれど、近い将来TV放映されても録画はしないと思います。

…あっ!TVだと東地さんが吹替えだ~!
やっぱ訂正。録画しますわ(苦笑)
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映画「ミッドナイトイーグル」を見に行く

2007-12-04 | 映画
毎月1日は映画の日ですよ!(1000円均一DAY)
…というわけで、「ミッドナイトイーグル」を見に行ってきました。
(以下、多少のネタバレあり。これから見に行く予定がある方は注意!)

本当は水曜日の「レディスデー」に行きたかったのですが、会社帰りでは上映時間が全く合わず断念。
が、今月はなんと土曜日が1日じゃありませんか~!
朝1番の上映ならサッカーのTV観戦にも間に合うし…と思って、わざわざ座席を予約して意気揚々と出かけていきました。

予想に反して映画館内はガラガラ…。
田舎の映画館(と言ってもさいたま市のシネコンなのだが;)なんてこんなものなのかな~?と思いながら上映を待ちます。

実は、試写会に応募して見事にハズレたのがこの作品でした(^^;)
ずいぶん前の「MAMOR」(自衛隊の広報誌みたいな月刊誌です)に、この映画に自衛官役で出演するという吉田栄作のインタビューが載っていたので、“おお~!また自衛隊関係の映画ができるのか~!”と、公開されるのを楽しみにしていたのですよ。

ちらしにも掲載されているストーリーはこちら
 ↓
厳冬の北アルプス上空で、極秘任務を帯びた米軍戦略爆撃機、通称“ミッドナイトイーグル”が特殊爆弾を搭載したまま忽然と姿を消した。雪山戦闘に即応する特別部隊を編成し向かわせたのだが、彼らを待ち受けていたものとは……。特殊爆弾の起爆までのタイムリミットは2時間!!
恐るべき事態の真相とは?すべての運命を左右する事件の鍵とは?そして未だかつてない危機に瀕した、この国の運命はーー。

*****************

感想ですが、面白かったですよ!
点数をつけるなら、80点…これは甘いか…。
75点位、ってとこでしょうか。

登場人物が抱えるトラウマや、関わり合うことになってしまった事件が絡み合って、後半一気にクライマックスへなだれ込んで行く展開が上手くて面白いな、と思いました。
そして、主人公が日本、というよりも家族(子供)を守るための選択をする場面では、思わず涙…。
日本中がパニックになるような大惨事が、2人の日本人の覚悟によって未然に防がれ、終結へと導かれたのです。

…って、おい!(^^;)

エンディングで、美しい日本アルプスの景色が空撮で展開されているのを見て、急に現実に引き戻されてしまいました。
それは違うだろう…!と。

日本映画ってすべてこんな感じですよね~。
“軍事機密がらみで国民には公にできないことではあったが、尊い犠牲の下にそれを収束。国民は何も知ることなく平和に暮らし続ける…”
みたいなステュエーション。

山奥で起こった出来事が一般市民に知られぬまま、っていうのはわかります。
でもねー。
それは本当に小規模な範囲でドンパチ…みたいな状況でのみ当てはまるわけで、さすがに日本海の米原潜(だったか?)からトマホークが、日本アルプス目がけて飛んできたら、新潟とか長野の住民が目撃しませんか?って話ですよ。
(逆に見てみたいくらいだ)

このトマホークは、米軍が自軍の戦略爆撃機“ミッドナイトイーグル”を始末するために撃ち込んだわけではありません。
核を搭載したまま北の工作員の手で不時着させられたこの爆撃機内部の核を、再び起爆させようと忍び寄る工作員たちから日本国土を守るため、戦場カメラマンと3等陸佐は、地上のものを蒸発させる威力を持つ「焼夷弾」をこの場所に撃ち込むしかないとCCDカメラの向こうの総理大臣に告げるのです。
(核弾頭に影響はないのだそうです)
が、日本に焼夷弾は存在しない。
日本が米軍に要請し、焼夷弾と同等の威力を持つ弾頭に付け替えたトマホークが、潜水艦から発射された、というわけ。
(吹雪でヘリは近づけないし、トマホーク=対地ミサイルも日本の艦艇は搭載していないため)

核爆弾に影響を及ぼさないまま北の工作員は一網打尽。
自衛官とカメラマン死亡の本当の理由は伏せられて、事件の一部始終を掴んでいた雑誌社(カメラマンの義理の妹が記者)も、カメラマンが北アルプスで死んだことを伝えるのみ…。

こんな感じで話はきれいにまとまっているけれど、最後の北アルプス空撮が映画の中でのリアリティの腰を折っちゃったかな~と思えたのですよ。
そりゃ、1日で何10cmも雪が積もる場所かもしれないけど、トマホークであたり一面焼き尽くした設定なら、CGでいいからそんな映像で終わった方が自然ですよねぇ。

何かあればすぐ報道のヘリを飛ばすTV局とか、地元の取材を開始する多数の記者とか…現実の世界がそんな状況だから、映画が終わって現実に引き戻されると、何か箱庭の中で行なわれていたお話、みたいな感覚が残ってしまうのです。

ほら、「亡国のイージス」のラストもそうだったじゃないですか!
レインボーブリッジ近くまで、変なところから煙を出したイージス艦が航行していて、しまいにゃ爆沈しているというのに、普通に車は橋を通っているし、報道のヘリ1機すら飛んでいないという…(^^;)

なんでこんなに日本映画って世界が狭いんだろう?と思ってしまいます。

私のように穿った見方をせず、純粋な気持ちで見ることができればとても面白い映画だとは思いますけどね!
それから自衛隊好きな人にとっては、結構楽しめるかもしれません。
自衛隊も、協力しがいのある映画だったのでは?
…屈強のレンジャー部隊が、北の工作員の銃弾に次々倒れるシーンは「あ~やっぱ実弾訓練が…!(全く足りん!)」って思ってしまいましたが。

DVDは多分買わない。
TV朝日でのノーカット放映待ちですかね~。
でも、映画は見に行って良かったと思っているので、興味ある方は是非映画館でご覧になってみて下さい。
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ダイ・ハード4.0

2007-11-08 | 映画
11/7発売のDVD「ダイ・ハード4.0」をネット通販で購入し、視聴終了しました!
あ、一応映画は、ロードショー公開された週の水曜日(レディースデーです)に、早々と見に行っているんですけどね。

なのに、かなり早いうちからDVDを予約して、到着早々見たのは、やはり東地宏樹が日本語吹替え版で声の出演をしているという情報を得ていたから。
(ぼっちるーむさん、いつもお世話になってます)
実は東地さんが吹替えしてることを知らないで映画館に行ったわけですが、本当は最初から吹替え版が見たかったのに、行きつけのシネコンは、昼間しか吹替え版を上映してくれないので、会社帰りに寄るとどうしても字幕版になってしまうのです。
目が疲れるから、字幕はイヤなのに…。

ところで、その東地さんが吹き替えた役は、サイバーテロリストのガブリエル(ティモシー・オリファント)。
頭がキレて、いい男だけれど冷酷な悪役ですね。
…なんか納得。
対するマクレーン刑事(ブルース・ウィリス)は、DVD版の樋浦勉と劇場版の野沢那智の2人から選べるようになっているのですよ。
…これは画期的だ~!

一応私は今回の視聴にあたって、聞きなれている野沢那智さんを選択してみました。
…ん~、なんか完全に好き勝手やってますよ、那智さん。
(ちょっとやりすぎかも…)
今度は樋浦版で見てみようっと。

一応、ストーリーの紹介です。

ハッカー青年マットをFBI本部に移送するだけ…
マクレーン刑事にとって、簡単な仕事のはずだった…
だが、マットの身柄を確保した直後から武装集団の攻撃を受け、訳も分からず逃げ切った2人。彼らが目撃したのは、サイバーテロにより大混乱する街だった。
テロリストは執拗にマットの命を狙い、ヘリや武装集団を使い攻撃を仕掛けてくる!
アナログ世代のマクレーンとデジタル技術を自在に操り、全米を崩壊の危機に陥れるテロリストの壮絶な戦いが始まった…
(楽天BOOKSより)

な~んかどこかで見たことあるようなストーリーだなぁ…って思いながら映画館でスクリーンを眺めていました。
でも、そんなことよりも、この映画を一言で言い表すならば、

「ありえねえ~~!!」

…ですかね(^^;)

ハッキングによる交通のマヒから始まって、街中が壊滅状態になる様、テロリストたちによる攻撃の数々(特に、あの女テロリストは、女版ターミネーターかと思いました~!)…。
いくらなんでも…(^^;)って感じです。
ダイ・ハードって、こういう映画じゃないような気がするんですよね。
まぁ娯楽作品と考えれば、良くぞここまで!っていう作り方にはなっていますから、見て楽しめるのは間違いない!

私が個人的に気になったのは、F35戦闘機です。
本当に高速道路の立体交差の狭いところを縫って飛んだり、空中で止まったりできるの?
…そんな風に思ったので、速攻調べてみると実在の戦闘機で実際にそんな動きもできるらしい。

へえ~と感心してから数日後、たまたまスカパーのヒストリーチャンネルで「脅威の極秘軍用機 『#1 垂直離陸の実現』」という番組を見たのですが、これこそがF35の完成に至るまでのドキュメンタリーだったので、あまりのタイムリーさにびっくりしてしまいました。
(サブタイトルから勝手に、V-22の開発に関するものかと思って見たのですよ。こっちの方が実は興味があるので…)

まあ、空母を持たない日本には全く必要ない機種ですからね。
映画の中ではひときわ存在感を発揮していた、とだけ書いておこう…。

ダイ・ハードという作品に関しては、やはり2までが正統という感じがしてしまいますが、この4.0も普通に面白い作品なので、TV放映まで待ってもいいけど、レンタルなどで早めに見て欲しい映画だと思いました。
もちろんその時は吹替え版でね!
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「守護神」試写会

2007-01-30 | 映画
有楽町のよみうりホールで行われた映画「守護神」の試写会に行ってきました。
2/10からロードショー公開される、ケビン・コスナー主演の沿岸警備隊レスキューものです。

前から「海猿」の米国版が作られるとかいう話を聞いていて、結構楽しみにしていたのですが、ケビン・コスナーが主演と聞いて「?」
やっぱり丸々リメイクというのはありえませんよね~。
(「海猿2」のアメリカ上映では爆笑が起きたという話題もあったし…)

が、実際に見てみると、最初の映画版「海猿」に内容はかなり似ていました。
そのストーリーに、ベテラン・レスキュースイマーであるケビン・コスナーのストーリーを絡ませた話、っていう感じ。


大まかなストーリーは、こんな感じ ↓
(ちらしや公式HPでも見ることができる内容です)

任務中に大切な相棒を失い、心と身体に深い傷を負った伝説のレスキュー・スイマー、ベン・ランドール。現場を退いた彼は、レスキュー隊員のエリートを育成する“Aスクール”に教官として赴任する。
そこで出会ったのは、元・高校の水泳チャンプである訓練生、ジェイク。
才能に恵まれながらも何かに苛立ち、時に暴走してしまう彼の中に、ベンは自分と同じ心の傷-大切な者を救えなかった苦悩を見出す。
救い続けることこそ、生き残った者の宿命…そんなベンの信念に心打たれ、ジェイクは次第に人命救助の本当の意味を学んでいく。
いつしか二人の間には、父子にも似た強い絆が芽生えていた。
ジェイクは1%未満と言われる難関を突破し、現場復帰したベンと共にレスキュー・スイマーとしてアラスカのコディアック基地に配属される。
そこには想像を絶する過酷な運命が、彼らを待ち受けていた…!!


ちゃんと、加藤あい役の女性も登場します(笑)


海難シーンは本当にすごいの一言。
しょっぱなから、台風並みの高波の中、救助に向かうヘリと救助隊員のシーンがあるのですが、ありえない位ひどい状況の中、救助を試みるのです。
天候によって、出動を断念することもあると思うけど、どのレベルまでならGOサインが出るのだろう?
やっぱり日本とアメリカでは、そのあたりの基準も違うのだろうか?
…なんて、映像を見ながら考えてましたね~。

その任務中の事故のシーンがまたすごいリアルなんですよ。
似たような映像は、数ヶ月前にTVのニュースでも実際に流れたから、それが印象に残っている人なら結果は想像できると思うのですが、夜の荒れた海という設定だから尚のことひどい状況になってしまいました。

これはトラウマになるわぁ…と、ベンに同情。

そのトラウマが最後までベンを苦しめ、自分が教えたジェイクの成長を認めて自身の引退を決心するのですが…。

ここまでは、展開上想像の範ちゅうだったのですが、そこからが…

「え~っ?そう来るか?」

っていう結末。
アメリカってシビアです。
そして非常にあっけない。

最後の部分に違和感がないわけじゃないけど、これもアリなのかな、って感じました。
ん~、でもやっぱり少し引っかかりますね。
違う終わり方でも良かった気がするけど、ストーリー的にはこれが米国式なのかも。

日本の海保との違い…(映画見て気付いたこと)
・酸素ボンベを背負わない
・潜水士の定年なし?(ケビン・コスナーが現役の役どころだし)
・1人で救助に向かうことがある?(日本は2人1組だよね)

あの救難ヘリはどこ製の何でしょうね?
頻繁に映像に出てくるので、結構気になりました。
見ただけじゃ全然機種なんてわからない素人なのですが…。


この映画は「海猿」に興味がある方なら絶対に見るべきでしょう。
「海猿2」の口直しができること間違いなし!かもよ(^^;)
コメント (2)
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父親たちの星条旗 を見る

2006-11-24 | 映画
遅ればせながら「父親たちの星条旗」を見てきました。
「硫黄島2部作」の第1弾ですが、私の場合、先に「硫黄島からの手紙」を見てしまったので、それを踏まえてこちらの米軍編を見ることに。

「父親たち…」に関しては、TVCMと、以前テレビ朝日の深夜番組「虎の門」の1コーナー「こちとら自腹じゃ!」で紹介&批評されていたものを見ましたが、かなり評価が高かったので期待していました。
そして「硫黄島からの…」に、この映画がどうつながっていくのか?


ストーリーは…
硫黄島の戦いに於ける、アメリカ海兵隊の戦意を鼓舞した、擂鉢山頂上での星条旗掲揚。
そしてその様子を写した写真がアメリカのメディアに発表されると、それまで戦争に対する倦厭感が蔓延していたアメリカ国内のムードが一変。
写真に写る兵士6人の中で、生き残った3人はたちまち英雄に祭り上げられ、戦争で空になった国庫のため国債購入のキャンペーンやパーティーに連れまわされることになった。

図らずも“硫黄島の英雄”となってしまった3人だけが知る、星条旗掲揚、掲揚した人物、そして戦いそのものの真実…。
自分たちは英雄なんかじゃない!
苦悩する彼らが歩む道は三者三様で、時の経過は彼らに決してやさしくはなかった。


映画はまず、年老いた“英雄”の1人が病に倒れるシーンから始まります。
うわ言のように口から漏れる戦友の名前。
この時点では、この老人が誰で、何を言っているのかの意味がわからず、しばし混乱…。
昔の回想シーンに突入して、さっきの老人が硫黄島の戦いに参戦した兵士の一人であることがわかるのですが、それもまた誰かわからない状態のまま話が進んでいくので、正直、人物に関しては解りにくいことこの上なかった。

星条旗掲揚の6人中、戦死した3人の死の描写もあったのでしょうが、全く覚えていないというかわからなかったです。
これ、日本人には難しいよ…(^^;)
顔と名前が一致しなきゃわからないって!

硫黄島上陸シーンはものすごかった。
実際の写真を見ても、あんな風に大小の艦艇が海を覆いつくしていたので、それを忠実に再現した映像には驚きましたね。
艦艇好きなら、かなり萌え…いや、燃える!

戦いの場面には日本人が全く出てこないとか聞いていたのに、そうでもなかった。
パラパラと姿を見せては殺されてました…。
でも、それは米兵も同じで、首が飛んできた場面は思わず「うえ~っ!」
これら硫黄島での戦いのシーンは、英雄となった3人が全米各地に行く先々でのフラッシュバックとして、度々出てきました。

戦争シーンと、戦地から開放された後のシーンは、割合的に半々くらい。
戦争映画としてもまずまず良くできているけれど、戦争が生み出すものは何もない、失うものの方が大きいのだ、というテーマがメインですよね。
某国に対して国力で押しまくるアメリカに、自国民が嫌になっている状態は現在のアメリカにも言えること。
同じ過ちを繰り返すな、目を覚ませ!…そういうメッセージをこの映画が発しているのは明白ですね。
この点で、本当にアメリカ的な映画だと思いました。

個人的に衝撃的だったのは…
ドン!という音がして「今の音は何だ?」と、擂鉢山の穴の中に米兵が入っていく場面でした。
そこで彼らが見たものは…手榴弾で自決した日本兵の多数の死体。
もう、ぐちゃぐちゃなのです。
実はこのシーンにつながる自決の場面が「硫黄島からの手紙」で映し出されます。
…ああ、あのシーンの続きがここに来るのか、と悲惨なシーンの記憶が蘇りました。
多分、唯一2作品がリンクする場面です。

「硫黄島からの手紙」の方は、戦争がもたらすメッセージ的な要素はあまりなく、ひたすら本土に暮らす家族の身を案じながらも、国のためにこの地で果てる覚悟をした軍人たちの物語です。

やはり負けた国をメインに描く場合は、悲壮な覚悟とか精神的な面に重きを置かざるを得ないので、見ている方もかなり辛いです。
「父親たちの…」には特に泣ける場面はなかったけれど、「硫黄島からの…」では涙を抑えることができなかったな…。

「父親たちの…」を見ると、米兵はものすごい人数で上陸したところを攻撃されているので、かなりの人的被害があったような錯覚を起こしますが、「硫黄島からの…」ではなんとなく少人数に見える日本兵の方が、実際は数多く死んでいるわけです。
 ・米=死亡:約7000 負傷:約22000
 ・日=死亡:約20000 生存:約800 (出典:Wikipedia)

当然「父親たちの星条旗」には共感できるし、思うところもあるのですが、2作品のうち、どちらか1本見るのなら日本人はやはり「硫黄島からの手紙」を見るべきでしょうね。
両方見るなら、重い方をあとで見ましょう。
“ちょっと見る順番間違えたかも”感は、やはり残るんですよ~。


表題の映画を見たのは、22日です。
同じ日が発売日だった、「ジパング」と「鋼の錬金術師」のコミックスを買って、家に帰って読んだけど、鋼はイシュバール殲滅戦の回想の巻だった…。
この漫画でも戦争なのかよ~!と、ついつい思ってしまいました。

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