3連休+自主的に休んだ1日が終わって会社に出社してみると、仕事が山になっていました…。
山の原因は、どうやらまた行なわれるイベントの告知に反応した人々の問い合わせによるもの。(我々下っ端には知らされない、っていうか、全て事後報告な会社なのだ)
…ということで、昨日今日と残業です orz
本当にトイレに行く暇もないし、昼食が夕方5時ってどうなのよ?
ま~、そんなつまらない話は置いといて…
楽しい思い出話を綴る、呉物語の2話目です。
PM2:30頃、ようやく呉に到着しました。
そこから徒歩5分程のホテルへ行き、クーラーで身体を冷やしたあとはいよいよ「鉄のくじら館」と「大和ミュージアム」巡りです。
閉館時間が早いのは「鉄のくじら館」ということもあって、先にこちらを見ることに…。(正式名称「海上自衛隊呉史料館」9:00~17:00)
夕方に差し掛かる時間だからか、人は本当に少なかったですね。
入場無料なのに…と思ったら、今日は普通に平日なのでした。
(私が自主的に休日にしているだけ ^^;)
とにかくここは、外観っていうか例の本物の潜水艦にインパクトがありすぎて、どうしても中の展示物は地味な印象が拭えません。
1階の入口を入ると、結構がらんとしたロビー。
2階は掃海に関する展示物とパネルによる説明がメイン。
3階は潜水艦の説明と艦内生活をメインとした展示。
そして、「あきしお」艦内へと入って行きます…。
個人的には掃海艇にも非常に興味があって、いつか体験航海で乗ってみたいフネなのですが(機雷除去の話を隊員さんに直に聞きたい)、展示物としての機雷はどうかな~と、つい思ってしまいました。
しかし、展示の仕方や演出(照明の当て方など)はなかなかいいですね!
機雷LUGM-145
ペルシャ湾で処理したものみたいです。
潜水艦コーナーでは、3段ベッドに実際に寝てみました。
2段目なら寝やすいんじゃない?と思ってたらとんでもない!
男性の身長だと丁度いいのかもしれないけど、中途半端に高くて、よじ登るにも降りるにも苦労しました…。
ところで、潜水艦「あきしお」ですが…
見学用に一部改造されてはいるものの、ほぼ艦内の造りもそのままです。
士官室、かな?
…ということで、操舵室は機密に触れるものもあるせいか撮影禁止でした。
潜望鏡ももちろん覗きましたよ!
いよいよ操舵室へ
ここには現役幹部(だと思う)の方がいらっしゃったけど、ちょうど横須賀の自衛官が奥様と見学に来ていて、お話に花を咲かせていたので質問することもできず…。
う~ん、潜水艦はわからないことだらけなので、きっと私の質問もレベルが低い内容だったろうから別にいいんだけど。
海自の呉といえば、本当に掃海と潜水艦の部隊というイメージなので、ここでの史料館はその2点に特化されているのもうなずけますね。
横に大和ミュージアムがあるので、後発の史料館として住み分ける必要があったのは言うまでもありませんし。
最後にお土産を見たのですが、海自の売店でおなじみの「パンの缶詰」
…通常品に比べてちょっと高くないですか~?
(買ったけど)
期間限定品だった陸自の観閲式バージョンすら通常価格だったというのに!
それから、思わず目に留まったのが「タイタック」
ケースサイズ45X45mm
佐世保でも同じようなものが売られていたけど、こっちの方が一回り大きくて、しかも鎖が付いてる…!
これは素晴らしい~!と即お買い上げです(^^;)
次は「大和ミュージアム」(呉市海事歴史科学館)です。
建物の外にも、戦艦陸奥の錨や主砲筒が展示してあり、迫力満点ですね。
入場料は500円。
自動券売機で入場券を買うので、くれぐれも受付のお姉さんの前で立ち止まらないようにしましょう~!
…正直言って解りづらいことこの上ないです!
中に入ると、右奥にすぐ1/10大和模型が見えてくるのですが、う~ん、これはすごいかも…!
大和の細かい部分はよく知らないので、とりあえず私が注目したのは、大和後部甲板ですね。
角松たちが大和内部へ侵入したハッチはどこだろ?って、結局ジパングに行き着くあたり…(^^;)ヾ
あの模型は細部まで本物と同じに作られているという話だけど、そのハッチが見当たらなかったのは私の見落としなのだろうか?
(小さすぎて、米粒状態?)
ところで、ここの展示室はパネルや映像と、大和や歴史に関する史料(実物)の展示が充実していて、すごく見ごたえがありますね。
じっくり見たいところだったけど、やはり時間配分が気になって、ざっと見になってしまったのが残念。
戦艦大和設計図面
大型展示室にはゼロ戦や回天(試作品)なども展示してありました。
零式艦上戦闘機
そして、その部屋にあったガラスケースの中には特攻を志願した学徒の遺書や、遺言を録音した音声まで聞けるようになっていました。
広い館内に響く遺言は、悲しくて聞いていられないけれど、それでも聞かねばならないような神妙な気持ちにさせてくれます。
こんな不幸な人々を生み出さないがために、草加が動くのも当然だ…と、つい思ってしまったりして。
ジパングを通してしか歴史を認識できないのかよ?とお叱りを受けるかもしれませんが、あの漫画があるからこそ、これまで避けていた歴史に対峙することができたので…。
左・右:九一式徹甲弾 中:三式弾
3階に行くと、なぜか松本零士の世界が…。
う~ん、個人的にこれはいらんな。
宇宙戦艦ヤマトの模型もありましたが、だからどうした?って感じです。
ここも時間が経つにつれて人がまばらになっていき、「もう閉館時間?」と焦って展示物を見たのだけど、夏時間で1時間延長の19:00までになっていたようなのです。
焦って損した…。
おみやげコーナーへ寄ってからミュージアムを出て、連絡通路を通ってフェリーターミナルへ行ってみました。
ここで、江田島へ行くフェリーの時刻表をGET。
幹部候補生学校の見学に適したフェリーの時間まで書いてあるよ…。
素晴らしい!
(ってことは、多分HPにも同じことが書いてあるんだろうな;)
朝から何も食べてないし、暑くて喉が渇いたし…とりあえず、ゆめタウンへ行ってドトールのアイスコーヒー一気飲みです。
呉は広島だと改めて気付き、お好み焼きを夕食に…と一瞬思ったけど、意外に値段が高いので止めました。
(覗いたお店のメニューでは、全てに豚肉が入っているのもイヤだった)
呉初日からこんなにヘロヘロになっているようでは、本来の目的である明日・明後日の航海が思いやられるよ…と弱気になった1日でした。
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訂正:角松らが大和艦内に入ったのは「前甲板」ですね~(-。-;)
原爆があるのが「大和後部」機関倉庫で、めっちゃ勘違いの思い込みでした…。
お恥ずかしい~;;;