おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

7/18、19 長崎港体験航海(その2)

2009-07-23 | 自衛隊
体験航海2日目。

前日の疲れもあって、なかなか起きられない…。
朝食付きのツアーだったので、それだけのために早く起きなければならないのも辛い。
しかも、レストランはなぜか外国人ばかり。(英語圏の白人)
非常に居心地が悪かったです。
ここ、日本なのに…(T_T)

今日の航海はのんびりするつもりでした。
初日におおよその見学はしているし。
ほとんど後部甲板で、海を見ていました。
天候の方も結局、心配された雨は降らなかったし、青空まで見えてきたので一安心でしたよ。

出港すると間もなく、軍艦島へ向かう観光船が左舷側を通り過ぎて行きました。

やはり島へ上陸できるようになったせいか、人がぎっしり!
こちらに向かって手を振る人が多数いたので、隊員さんも手を振ってあげていました。
イージス艦が航行する写真を撮れるなんて、あのお客さんたちラッキーだなぁ~。

2日目に気が付いた艦内の某所。

医務室、ではなく、正式名称なんだったっけ…?
それはどうでもいいんですけど、こんな風に扉で区切られている場所にあるんだ~って思ったのです。
ジパング(アニメ)を見すぎているので、どうしてもそっちのイメージが強くて。
「あれ?全然違うじゃん!」
って思いました。

今日の三菱重工ドックには、104「きりさめ」が追加されていました。
右がきりさめ
奥まったドックにも1隻、補修点検している護衛艦がいたし、訓練のローテーションを組むのもなかなか大変なんでしょうね。

2日目の航海も無事終了したので、今日明日と行われているという海保の体験航海(展示訓練)の巡視船を出迎えに行こう!と、水辺の森公園の岸壁に向かおうとしたら、なんと!戻ってきてしまった~。

ちっちゃい巡視船を何隻も従えていて、これはおもしろい…。
ドクロマークを付けたフネもいましたよ。

PL05でじま
とりあえず、急いで岸壁に行きました。
接岸シーンを写真に撮りたかったので…。

1200tくらいだと、タグボートなんか使わずに、人力で接岸させるんですよ!
(陸で待機している人が、思いっきりロープを引っ張ってました;)
この「でじま」という巡視船は、潜水士がいる船なので人気がある、とかWさんに聞きました。
(…合ってるかな?)

午後の一般公開まで、夢彩都(ショッピングモール)でまた時間を潰して、再びのこのこと埠頭へ出かけていきました。

こんごうの前甲板には、いかづちのように主砲弾の見本がなかったので、近くに立っていた幹部の方に話しかけてみました。
当然「用意してないですね」という答えになることはわかっているんですけど。
76mmの10Kgに対して、127mm砲弾は重さが38kgもあるのだそうですよ。
実弾を使った訓練の話とか、細かいお話をいろいろ伺いました。

で、話の流れで観艦式の話題になって…
海外へ行く艦艇もあれば、ドック入りする艦艇もあるので、おのずと参加艦艇は絞られてくるとのこと。
こんごうは…観艦式参加です!(想像通り!)
それから、もう少し具体的なお話も聞くことができたのですが、これはまだオフレコにしておきますね。
もう募集も始まっているので、私も応募しなくちゃ…。

ちなみに「いかづち」の方は、多分不参加、なのかな。
いかづちを横須賀でほとんど見たことがなかった、という話をした際に
「インド洋へ行っていたので」
とお聞ききしたついでに隊員さんが話された内容で、そう思ったのですけど…。

こんごうの甲板を後部に向かって歩いていた時に気付いたのですが、護衛艦の対艦ミサイルは、最近ほぼ90式の国産に変わっているのに、こんごうはハープーンのまま…。

この2種類は互換性があるとか雑誌で読んだことがあったので、かたくなにハープーンにこだわる理由は何だろう?と思い、近くにいた隊員さんに聞いてみたら、ミサイルのことはあの人が詳しいので!と案内された方は、なんとミサイル長(1尉)!

すごく声が大きくて明るく、面白い方でした(^^;)
で、質問の答えとしては、単に古い艦艇なので、新しい90式に対応するシステムがない、ということでした。
お隣のいかづちは新しい艦艇なので、どちらにも対応できるシステムになっている、という、言われてみればその通りな答え。
素人丸出し、というか、中途半端な質問をしてしまい恥ずかしかったけど、逆にこんな質問をされたのは初めてだと言ってました。

ちなみに、ハープーンは3回方向を変えることができるけど、90式は1回しか方向転換できないんですって。
(3回も変えてたら、当然速度もかなり遅くなるらしいのですが)

それからVLS(垂直発射装置)のこと。
中はミサイル丸出しの状態ではなく、筒に入っているので、蓋をあけてもミサイルが見えるわけではないとのこと。
「蓋を開ける展示って、今までにやったことありますか?」
と聞いてみたら、当然ないのだけど、ミサイル長としてもそれをやってみたくて、一度上司に提出する論文で提案したそうなんですよ。
だけど、速攻却下されたそう!

蓋とその中身にこだわる私にミサイル長は「開けてみてもいいですよ」と言って下さったので、立入禁止のロープの中にあるVLSの蓋を、手で思いっきり開けようと奮闘してみましたよ。
開閉に関しては、ちゃんと制御されているものなので、びくともしないのは当然としても、蓋に手を掛けることができたのが嬉しかったし面白かったな~!
(普通はこんなこと絶対できません!「触らないで下さい!」って怒られる~)

最後にいかづちのヘリ甲板で、ヘリパイの方とお話を。
いかづちは横須賀の艦艇なので、当然ヘリも館山から来ているとのこと。
これは、当たり前のことだよね~、と思いつつも確認したかったので念のため聞いてみました。
SH60K

それから、「空へ」という空自救難ヘリの映画で、急に護衛艦に着艦することになった時の難しさに関して、海自のヘリパイ的にどうなのか聞いてみたところ、
「簡単ですよ~」
だって。
夜間ならともかく(じゃ、アニメの「よみがえる空」の場合は、本当にすごいんだ!)昼間なら、空自のヘリは拘束機にピンポイントで噛ませる必要がないし、降りるだけでいいんですからね、とのこと。

その後、ヘリ格納庫内に置いてあったスタンプを押していたら、隊員さんがお子様にあげるためのシールとボールペンを下さいました。
これはうれしいぞ!

そんなこんなで、私の長崎港は終わりを迎えたのでした。
私は夜の飛行機で帰ったけれど、この2艦は翌朝出港するとのことでした。


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