Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

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2014-02-04 23:00:20 | コラム

「スペース☆ダンディ」先行上映に熱狂 第1回オタコンベガス大会リポート(アニメ!アニメ!の記事より)

すでに中盤にさしかかった今シーズンのアニメで一番のおすすめは『スペース☆ダンディ』です。
最新の第五話『旅は道連れ宇宙は情けじゃんよ』が特に好評ですので、未視聴の方はここから入ってもいいかもしれません。

一方でこの作品、始まった当初は否定的な意見も目立ちました。
僕は大好きなのですが、どうも一話完結で「オチのない投げっぱなし」なストーリーが受け入れられなかったようです。

しかし、同時放映されている海外でも日本と同じ反応がかえってくるかどうかは疑問です。
というのは、海外と日本ではストーリーに対する考えが結構違うからです。

例えば、その違いはゲームをやってみると良く分かります。
近頃では『Oblivion』のヒットが記憶に新しいですが、海外のゲームの多くは世界観にはめちゃくちゃに凝ります。
ファンタジー系は特にそうで、おもむろに民家においてある書物を眺めるだけで数百字の文章が拝めます。
一方でストーリーはほとんどないか、あってもおまけ程度です。
謎を解き明かそうと夢中で進めていると、ボス戦の後、申し訳程度のエンディングが流れ啞然とすることもあります。

それに対して『ファイナル・ファンタジー』を始め、日本のゲームはストーリーに凝る傾向があります。
見せ場の度にムービーが挿入される親切設計でそれが続くとちょっと退屈することもあります。

手品を観ている時でも同じです。
海外では手品を純粋に楽しむのに対して、日本人はタネがどうなっているのかを探ろうとするそうです。

それは、プロセスそのものを楽しむ海外とその先のゴールが気になる日本といえるでしょうか。

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