DQN文化の光と闇

 ”ＤＶ・パチンコ好き” 集団強姦の杉本裕太容疑者、逃げる間に多くの友人が手助けか…スクーター、携帯、タバコなど渡す（産経深部の記事より）

夜景で有名なスポットにドライブがてら赴くと夜景以上に驚く光景に出くわします。
夜中でも若い親に連れられた小さい子どもがよくいるのです。

彼らは決まってネットで言うところのDQN（ドキュン）風の人たちです。
皆さん、上下スウェット姿で、茶髪の髪、派手な内装のワゴンＲや型落ちの外車に乗っています。
高校卒業後若くしてできちゃった結婚をし、できたお子さんには決まってキラキラネームがつけられます。

いわゆるチェーン店スーパー『ドン★キホーテ』を支えている人たちです。

不思議なのは、テレビやネットでやっているわけでもない独特のファッションを申し合わせたようにしていることです。
おそらく情報発信している雑誌があるはずで、割と勉強熱心なんでしょう。

どちらかというと批判の対象になりがちな彼らですが、尊敬できる面もあります。
例えば地元への愛着の強さです。
神社ファンとしては地元のお祭りで一番に張り切ってくれるありがたい存在です。

また仲間意識も強く、小中学時代からの友達と大人になっても付き合っていたりします。
上記事の杉本容疑者は悪い方に働いてしまいましたが、良いことの方がずっと多いはずです。
彼らの車には「チーム○×」やら「○×組」なんていう自分たちで作ったサークルのステッカーがよく貼られています。
中学生くらいの時分の友達とはしゃでる楽しさ、あのノスタルジックな感覚を彼らは今なお持ち続けています。

格差が問題になって大分なりますが、そういう独特の文化を持つ階層が出来上がっているとも言えそうです。
このことは社会的な階層の固定化にもつながるため、あまり喜べることではありません。
しかし、DQNと呼ばれる彼らは人生の楽しみ方を心得ている気もするのです。

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