面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

映画を観に行こう

2008年05月28日 | Weblog
 映画を観に行こうと思って家を出た。坂道の途中で身分証明の為の運転免許証を忘れたことに気付いて家に戻った。免許証をいれたパスケースをポケットに入れて家を出た。坂道の途中で、財布を忘れたことに気付いた。家に戻った。洗濯機に脱水が終わった洗濯物があったことを思い出した。洗濯物を乾燥機に入れた。2度目に家に戻ったとき、玄関の鍵を扉に差しこんだままにしていたことを忘れて鍵を捜した。そういえば10年前、伊豆の下田に小旅行をした時、車にキーを差しこんだままだったことを忘れて大騒ぎしたことがあった。連れがあきれて帰りの車中気まずい思いをしたが、今回は僕ひとり、捜し疲れて珈琲を淹れていたら、ふっと、思い出した。玄関の扉を開けると、鍵が差しこまれたままになっていた。どっと疲れが倍増して、出掛ける気力を失くした。夢見が良くなかったと言ってしまえばそれまでだが、こんな日もある。明日は映画を観に行こう。