面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

陰謀論

2009年01月14日 | Weblog
朝倉「昨夜は高校時代の友人たちが一席設けてくれて」
龍真「感傷にひたってカラオケでも歌うかと思ったら、意外だったな。あの悪ガキどもが、政治の話を語り合うとはな。と、云っても、所詮は君の友達だ」
朝倉「どういう意味ですか!?かなり、有意義でしたよ」
龍真「団塊世代無能化陰謀論が?」
朝倉「いいですか、僕ら団塊世代は700万人いるんです。それが、中央の政治家や大企業のトップは、上の世代と下の世代の間で、空白なんですよ」
龍真「しかしね、70年代にいくら派手な学生運動やったからって、恐れをなしたアメリカが、あの世代を骨抜きに成長させろと日本の指導者に命令するかね。もし、命令されたとしてだよ、君らが語りあったのは漫画だよ。当時君らのトップクラスは、しっかり官僚の中核にいるよ」
朝倉「官僚の中核が当時のトップクラスな訳ないでしょう。反政府デモにも出ず、国家に就職した権力志向の連中が、どうしてトップクラスだといえるんです?」
龍真「熱くなるなよ。君らが勝手に盛り上がるのはいいさ。九州熊本のバーの片隅でね。あれだけ熱い学生運動が出来たんだから、何で、アメリカの陰謀に腑抜けにされているのかが理解できないね。700万人もいるんだから、5万人と言われる自殺者を食い止めて、立ち上がればよいではないか」
朝倉「だから、すでに骨抜きにされていると云ったではないですか」
龍真「それは、逃げだろう。抜け出せよ!覚醒しろよ!700万人もいるんだろう?ひとり10万円カンパしても、7千億円集まるじゃないか。政党のひとつや二つ立ち上げられるだろう。羹君にでも旗を振らせれば良い」

朝倉「僕がその金額を聞いて「芝居が死ぬほど打てるな」と、思うように、ある奴は「映画が好きに作れるぞ」と、思うだろうし、ある奴は、「女と死ぬほど遊べるな」と、考えるわけですよ、この団塊世代という奴は。徹底的に小市民的な個人主義を施されてきたわけです。平凡パンチ、ノンノの当時の特集知っていますか、「僕ら友だち夫婦」「デートはこのファッションで決めろ!」ですよ。」
龍真「哀れだな…」
朝倉「代表作家が村上春樹です。陰謀論にも頷けるでしょう」
龍真「所詮、床屋談義か」
朝倉「時間はあまりありませんが、考えてみます。と、云っても、すぐ芝居の題材を優先してしまうんだなあ」
龍真「だめだ、こりゃ」
朝倉「…」

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