面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

歌声喫茶2008

2008年05月12日 | Weblog
 喫茶店に集まって皆で歌を歌う、そんな時代があった。のどかな時代であったのではない。むしろ、カラオケで騒ぐ現代より、緊張していた気がする。日米安保問題、キューバ危機、若者たちは不安と共に、未来に夢を持っていた。その若者達が今、年金問題、老後不安に揺れている。教養を与えられた不幸は、来世に希望を託す宗教にすがることを許さない。不安だけが残ったのである。

 「少女人形舞台」は、失われた歌声を呼び戻す「巫女」たちである。彼女たちの歌うロシア民謡の澄んだ歌声は、小さな喫茶店の片隅から、必ず世界へ広がってゆく。少女に手を取られ、歌いながら死んでゆくのもおつなものではないか。その失われた世代の僕がそう思うのだから、少女人形舞台は面白いかも知れない。5月18日18時、中野坂上のアトリエが、ひととき歌声喫茶にタイムスリップする。是非、お越し下さいませ。

劇団内ユニット

2008年05月12日 | Weblog
 16時から劇団内ユニット「少女人形舞台」の定例稽古に付き合う。来週18日の日曜日、アトリエで18時から初ライブがある。なかなか変わったユニットで、50年代から60年代の歌謡曲を得意とするメンバーがいたり、銀巴里のシャンソンを思わせる男装の麗人がいたり、それこそ人形と見紛う可憐な少女がいたり、多士済済の少女揃いである。
 
 劇団には、もうひとつ「東京サムライガールズ」という殺陣とアクションを得意とする少女剣士のユニットが存在する。こちらは、劇団きっての中国拳法の名手後藤亨が育てる「世界を目指す」活発な少女たちのグループだ。どちらも随時募集しているので、興味のある方は是非、劇団までプロフィールをお送り下さい。

 稽古の後、六本木へ。例によって「香妃園」でW氏と遅い夕食。映画の話や彼のプロデユースするアイドルグループのレッスンの話で、日曜日の最後の客となる。終電近いメトロに飛び乗って帰宅。出かける前に廻した乾燥機の中で洗濯物が満杯に膨れている。さあ、主夫の始まりだ。