面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

初日

2006年03月30日 | Weblog
 新人公演、今年も無事に初日の幕が上がって降りた。
出演者も裏方も、お疲れ様でした。誰の力でもない君達の実力で呼んだお客様ばかりだ。
力を尽くせば奇跡も起こせる。4月2日までの残り7公演悔いの無い芝居をお見せしましょう。新人公演なのに思わぬ方々からお祝いのお花を頂きました。これはみんなの励みになります。何だか今日は凄く厳粛な気分です。明日は昼夜2回公演、毎日、僕の大切な人が観に来てくれます。明日はA・Rさん、待っています。5月のお芝居に出て欲しいな! そうだ、T・Mさんはいつくるんだったかな?H君、また一緒に飲みましょう!
 お疲れ様でした。まともに眠らないと夢も見ないよ、T君、君はぐっすり眠ってくれたまえ。ああああああ、薬も飲まずに幻覚があああ、いや、現実だよ、僕らはいつだって自分の未来を選択できる。そして、選択したほうがいつだって最良なんだ。それが僕らのたったひとつの未来なんだ。(サラダ嬢のジオラマ)より。観に来てね、Yさん。

始まりの前

2006年03月27日 | Weblog
 あと二日で新人公演が始まる。装置も衣装も劇団内作業なので、皆徹夜が続いている。
この疲れもまた、終わって見れば楽しい思い出となる。今年で14年目だ。多くの人に支えられてきた。今も、支えられている。味方がいれば敵もいる。心を煩わせても詮無い事が多多ある。喜びもある。人間万事塞翁が馬、禍福は糾える縄の如し、とは、まさに人生そのもの。
 春になると思う。花に嵐の例えもあるさ、サヨナラだけが人生だ。先人は達観しているなあ。一夜の笑劇、是非、劇場にお越し下さいませ。

何とも言えないまどろみの中で

2006年03月13日 | Weblog
 金曜日の稽古が終わった深夜、舞台装置作りの面々を残して雀荘へ。二時間ほど遊んで稽古場に電話すると、アイスクリームが食べたいとAがいう。ハナマサでアイスを大量に買いこんで稽古場に戻った。5時30分、築地に朝飯を食いに行くぞ、と、皆を引き連れて大江戸線に乗りこむ。これが眠らない日々の始まりだった。築地で名物の丼物を食べ、帰ってたまった洗濯をした土曜日は、昼から読み出した小説を読み終えたのが23時過ぎ、それから新宿へ出て映画館に入った。エミリーローズという封切りの映画を見た。
 ここまでは結構覚醒していた。午前3時、オリンピックで食材を仕入れ、帰って料理に取りかかった。書きかけの原稿を20枚仕上げて、新人公演の案内状を70通書いたら日曜の昼になっていた。料理を重箱に詰め、稽古場へ。AとTとOが居て、喜んで食べてくれた。稽古場に近い喫茶店で原稿を書いて、六時から芝居の稽古。この辺もまだシャキッとしていた。Mに「疲れてませんか?」と聞かれた辺りから、少しおかしくなった。今、月曜日の朝4時だ。そろそろ、眠ろうかと思う。稽古は楽しいな。ずっと稽古が続く。明日も明後日も、3月28日までは僕の時間だ。演出家なんて本番は孤独だからなあ。イイナ、俳優さんは…では、おやすみなさい。