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日々の出来事から国際情勢まで一刀両断、鋭く斬っていきます。コメントは承認制です。但し、返事は致しませんのでご了承下さい。

暑気払い

2005-08-29 16:36:34 | Weblog
 昨日は私が主宰している「ピースメディア塾」の塾生達に呼びかけて暑気払いをした。
 2期生は、大学生などの若者が多く、旅に出たりしていて3名と出席者は少なかったが、1期生は12名が参加してくれた。中には、出張先の香港から帰って来て旅装を解く間もなく直行で駆けつけてくれたり、仕事の途中なのに自転車で馳せ参じてくれた者もいた。1期生は昨年秋の講座終了後も勉強会を定期的に開いてきたが、このところ停滞気味。そこにまた新たな風を吹き込む狙いもあったので、ヨシヨシと私は終始笑顔。10代後半から50歳までという年齢的に幅広く受講した1期に比べ、2期は前述したように20代の若者が主流である。最初は1期生のパワーに圧倒されたところもあったが、アルコールと楽しい会話が場を和ませるうちにリラックスしたか、活発な発言をするようになった。
 2次会の場となった渋谷の繁華街は、久し振りに足を踏み入れたが、オジサン、行き交う通行人やたむろする若者に眼を見張るばかり。でも「ここは外国だね」などと訳の分からないことを言いながら、ヤマンバファッションの若者達をじっくり観察させてもらった。彼らを観察する内、塾生達と暑気払いをしたつもりであったのに、身体全体に熱がこもってきた。肌を過度に露出したオネエチャンにコーフンしたかって?まあ、それも一部あるだろうが、それよりも「こりゃあ、なんとかせんといかんぞ、ニッポン」という思いだ。
 メディア塾に参加する若者も、渋谷で群がる若者たちも同じ日本の将来を背負う人たちだ。今は顔の原形を留めぬほどの化粧と奇抜なファッションに身を包む若者たちだが、そこまで自己主張をしているのだ。その中の多くが、きっかけさえつかめば「何かやりたい」と思っているはず。彼らを取り込んで社会を変える流れがないものかと考えながら歩いていたら、体格のいいニイちゃんとぶつかった。見ると、顔のあちこちにカーテンリングがぶら下げられている。その顔に一瞬見とれていると、喧嘩を売られたと思われたのか、スイマセンと謝られた。いや、そういうつもりではなかったがと言いたかったが、場の流れで私も会釈して先を急いだ。やはり、たむろしている若者の多くは、表向き突っ張ってはいるが、根は悪くないのだ。でも、だからといって、私には彼らを取り込んで流れを作る妙案は今のところ思いつかない。

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