言の葉

2010-11-04 19:06:32 | 折りに触れ思うこと
「人事不省」じんじふしょう・・・ずっとそう思っていた。 つい最近クイズ番組を見ていて間違いに気付き、ええっ!!??  若い頃は「手持ち無沙汰」てもちぶたさ・・・と覚えていた。 友人も「雰囲気」ふいんき・・・だと、ずっとそう思ってたと聞いたことがある。 気が付けば良いけれど気づかずに実際に間違って使っているのを聞いても、なかなか違うよって云えないものだ。
「半ば」をはんば・・・いつもそう云っていた人、「天照大御神」あまてらすおおのかみ・・・と云った人、これには可笑しくて思わず笑ってしまった。

読み間違い、聞き覚えの間違いとは別に、言葉の意味を間違って覚えていたこともある。 「役不足」私が人前で挨拶をしたとき実際に使った言葉だ。 後で全く正反対の意味合いだと知った。 「情けは人のためならず」という言葉も意外に間違えて理解している人が多い。 

元市会議員だった人の講演を聴いたとき「地獄の坂も金次第」と言っていたし、
大学教授のコラムでも「袖振り合うも多少の縁」と書いていた。 

でも、何と云っても麻生さんかな。
「未曾有」みぞうゆ
「怪我」かいが
「低迷」ていまい 

ちょっと お・そ・ま・つ でした。

自分が覚えている文字や言葉より、知らない文字や言葉の方が遙かに多いと思うけれど、もうこんなに年齢を重ねても今になって気付かされたり、始めて聞く言葉に出合ったりすると、わくわくというか浮き浮きと云うか、好奇心が湧いてくる。 国語(日本の言葉)って面白い。