揺るぎなきもの

2006-06-28 11:21:25 | 季節の中で
ライラック、ななかまどは花を終え、今はハマナス、ぼたん、
しゃくやく、マーガレット、ルピナスなどが咲き誇っています。

花々は自然の摂理の中、きちんと自分の分を果たし、終えて、育んで又時を迎える。何にも勝る、強くて逞しくて謙虚な生命だと思います。




明日から晴れが続くらしいけど

2006-06-24 15:38:08 | 折りに触れ思うこと
連日低くたれ込めていた灰色の雲が、
今日は青空のもと一掃されていた。

洗濯物を外へ干す。
布団も干す。
カーテン越しに、風に揺れる洗濯物が見える。
懐かしくてありがたい光景だ。

本屋へ行く。
欲しかった本(えんぴつで奥の細道)を買う。
カレー屋へ行く(野菜カレー辛口)を食べる
ユニクロへ行ってみる。複数の企業とタイアップしたというTシャツ(ネピアかZiploc)が欲しかったけど見当たらなかった。

帰る道々空模様が怪しい。
着いてすぐ洗濯物を取り込むと、
スコールのような雨。
そして又雷だ。

こんな休日。


自覚のない日々を過ごしているようで

2006-06-21 23:37:45 | 季節の中で
ああ今日は 給料日だったんだ
ああ今日は 夏至だったんだ
今日は何日?
ああ そうか父の日は終わったんだ

この所ずっと
ぼ~っとしてる
何だか気力も活気もでやしない

今日も雨
明日もこんなだよ




 雨ニモ負ケテ 風ニモ負ケテ
 夏ノ暑サニモ負ケテ
 東ニ病気ノ人ガイテモ
 西ニ困ッテイル人ガイテモ
 ナニモシナイ 
 
丈夫ナ身体ニナリタクテ
健康食品ニ気ヲクバリ
ウマイモノガ好キデ
マズイモノガ嫌イ
オカネモホシイ
着物モホシイ
ソンナ私ガ仰向ケニネテイル

          ~ 風の詩「星野富弘」~

もしも~し 

2006-06-20 12:02:44 | 折りに触れ思うこと

電話

一度の呼び出し音のあと 「暫くお待ちください 」 そのあと  ツルルルル~ と高い呼び出し音が続き 「ただ今外出しております ファクシミリにお繋ぎ致します」
そして ピーピュルルルル~ と金属音が何度か鳴り後半は  ツーツーツー と話中音になる。

他人への電話、あまり朝早くても夜遅くても失礼かと、時間帯を見計らってかけていたのですけど、三日間この状況で用件を伝えられず、今日朝早くかけてやっと用件を伝えました。最近はあらゆる物が多様化、多機能を備えていて、果たしてそれが便利なのか不便なのかよく解りません。少なくてもこの家庭電話に関しては、不快な思いでしたがこれは機器のせいではなく取り扱う人間のせいだと思います。こういう設定が便利なのかどうかは私には理解できません。普通の電話なら、かけて出なかったら不在、又改めてかけ直す、それだけの事。なのにさんざん待たせた末に「ただ今外出しています」 失礼なことだと思うのですが。


心も脳みそも部品がないんだよね

2006-06-16 21:52:49 | 折りに触れ思うこと
つかの間の晴れ間
すっかり湿ってしまった 心と脳みそを取り出して
天日干しにしてみた

湿気と世情の垢で それは
ひだも皺もなく だらしなく伸びきっていた

家々の軒下や ベランダに
似たような心と脳みそが 陽を浴びて
干物のようにぶら下げられ

たまたま通りかかった 鋳掛けやに
骨の折れたこうもり傘と一緒に
修理に出される消耗の激しい脳みそもあった

私のはまだ良い方だ

陽を浴びた心と脳みそは
色良く形が整い
再び自分の中に戻された

たまにはこんな事も必要なんだ
人生がニュートラルに切り替わっていた






なんだか憂鬱な日々

2006-06-13 23:47:11 | 折りに触れ思うこと
予定のない休日
行く宛てもなく 車を走らせる

大きな車が私をめがけて対向してくる
危ない! 脳裏に残った最後の意識

私は死んだのだろうか
それとも
生きながら死んでいるのだろうか

行く宛てもなく 車を走らせる
私が今此処にいることを誰も知らない

 


 今日は午後になって少し陽が射しました。
随分久し振りです。気が遠くなるほど太陽を見ていませんでした。
明日のお天気は、お日様マークが付いていますがその後は又ずっと傘マークです。
北海道にも梅雨があるんですよ、お天気が悪いです。
低温と日照不足でくさくさして、ろくな事考えません。

こんな冷たい雨の夜は

2006-06-09 21:54:12 | 折りに触れ思うこと
来る日も来る日も こんな冷たい雨の夜は
道ならぬ恋の男と女 心おきなく濡れたら良いさ
「おや そこのお二人さん 今夜はお楽しみかい?」
大手を振って歩いたら良い 誰も咎めやしないさ 
こんな日があったって良いじゃないか
誰が悪いわけでもない
巡り合わせがそうなっただけ

来る日も来る日も こんな冷たい雨の夜は
何がどうなっても構わない
何だか分からないけれど 降参だ





東京へと続いているだろうこの空を見上げて

2006-06-07 21:05:09 | 季節の中で
若葉は6月の風に翻り、
やがて緑深くしてうっそうと繁るでしょう。

今、ライラックとナナカマドの花が満開です。
東京は梅雨とか・・・

昨年の今頃、
ドイツW杯出場決定一番乗り、おめでとう!
そんなことを話題にしていました。
そのドイツワールドカップがあと数日で始まります。
空しいと感じる時の速さです。

心にかかる友が居ます。

楽しさに忙しく、
嬉しさに気を取られて、
季節を追いかけ、
浮き世を忘れているのだと思います。

撫子が咲く頃には
 ~お久しぶりです~
東京の風が届くと思っています。

眠るのが惜しいと思う夜

2006-06-03 00:14:42 | 折りに触れ思うこと
朝 空は明るい気配
良い一日になるかもしれない 

心臓は少し息苦しくて
何かしら胸騒ぎに似た鼓動を打つ
白い錠剤を一個 胃袋に放り込む

明るいと感じた空は灰色
良い一日になるかもしれない 
無理に思い込む

外へ出ると6月とは思えない寒さに
つい舌打ちをする

小椋佳(歌談の会)
きれいな言葉
柔らかな語りかけ
あたたかな声

やはり今日は良い一日だった
余韻の中で 眠りに就くことが出来る