ここまできたからこそ沁みる歌

2010-11-08 15:18:45 | 折りに触れ思うこと
惜春会

兎にも角にも 健やかで
また逢えたこと 悦ぼう
年に一度の 惜春会
特に話題は 無かろうと

友の訃報が また一つ
風に飛ぶ花 散る桜
残る桜も 散る桜
ふと良寛を 浮かべたり

かつてそれぞれ ライバルと
やや意識して 競い合い
今や和みの 惜春会
その場に「ちゃん」づけの 名が似合う

老い衰えに もうと言い
残る命に まだと言い
互いの過去を 種にして
或いは茶化し また讃え

幸い明日も ありそうな
また一年(ひととせ)よ 無事であれ
花を見送る 惜春会
友にさらなる 実りあれ

蝸牛 登らば登れ 富士の山
悠々と 祭り創りの 日々であれ 日々であれ

蝸牛 登らば登れ 富士の山
悠々と 祭り創りの 日々であれ 日々であれ

蝸牛 登らば登れ 富士の山
悠々と 祭り創りの 日々であれ 日々であれ    
 
                       作詞 小椋佳




無我夢中で突っ走って来た人もいるだろう
何も考えずひたすら歩き続けた人もいるだろう
立ち止まって振り返ってみると
その長い道のりが分かる
思えば遠くへ来たものだと
つくづくと感じるものだ
自分は突っ走ってきたか歩き続けてきたか
分からない
考えても分からない
何となく生きてきた
それだけ
もう充分に生きてきた
それだけ