遠い昔だけれど

中学を終えると、親の事情で住み慣れた街を離れることになった。
歳月を経て、再び街に戻ってきた日は、冷たい雪が降っていた。
「又戻ってきたんだよ」　友人に電話をした。

降雪で路線バスが不通になる中を友人は、膝程もある雪を踏み越えて５キロの道を歩いて私を心配して会いに来てくれた。

私はそんな事しない。
私には出来ない。
私は何もしていない。

なのに・・・

遠い昔だけれど・・・

中学の頃、苦手で嫌いだったスケート大会。
友人と約束をした。「絶対一緒に滑ろうね！」
ヨーイドン！！！
スタートして直後に私は転んでいた。
「一緒に滑ろうね」　約束した友人は、
振り向いて私の名を呼び、待っていてくれたのに、
私は焦って立ち上がり、待っている友人を追い越して先にゴールしていた。

この事は、後々までずっと後ろめたさにも似た想い出として心に残り、
のちに友人にこの話をすると「そんな事あった？全然覚えてない」と云った。
でも私は、この事で自分の本性を見た思いがした。

雨音はショパンの調べ

１０年ほど前に流行った曲を思い出しています。

耳を澄ませば雨音
寒い夜です
フジ子.ヘミングのショパンを聴いて
今日一日を終えます

五月晴れとリラ冷えと

リラ（ライラック）が咲く頃になりました。
これぞ５月というような爽やかで夏日を思わせる日が続くと思えば、ストーブを点けてしまうほど肌寒い日があったりします。

リラ冷えとは綺麗な言葉ですが、渡辺淳一の「リラ冷えの街」から広まった造語だそうです。

今朝の気温７度、空は灰色です。
何となく気持ちもすぐれません。つい天気に左右される私の心です。

こんな物要らない？

ハンガーにかけたままアイロンがけが出来る。直接衣服に当てなくてもなぞっていくだけでスチームが完全に皺を取り除いていく。

顔にもアイロンがかけられたら良いかな。
縮緬じわやら、縦横斜め十文字あらゆる方向に迷路のように刻まれた皺が、
たちまち消えていく。こんな画期的な物が出来たら、即、買い？
いや、巷には表情じわまで消えたつまんない顔が氾濫して、年寄りと若者の区別が付かず、年相応のカップルが成立せず混乱を招く事になる。
皺も身のうち、大事にしよう。

どうぞ最愛の人とご覧下さい

映画を見てきました。渡辺謙主演「明日の記憶」
最愛の人とは行けませんでしたので、あまり好きではない自分と行ってきました。
映画館へ行ったのは「ラストサムライ」以来、ひとりで行ったのは「マディソン郡の橋」以来。行ってから気が付いたのですが木曜日でレディースデー、1,000円で観れました。ラッキー。

若年性アルツハイマーを宣告された49歳の男性の物語です。
自分が壊れていく様を自覚しながら生きていかなければならない、悲しいけれど温かい映画でした。

人は病んだ時そして老いた時、その身を誰かに委ねなければ生きていけない。
自分の人生の中に他を巻き込んで生きるのは辛いことですね。


　黒い土に根を張り
　どぶ水を吸って
　なぜ　きれいに咲けるのだろう
　私は
　大ぜいの人の愛の中にいて
　なぜ　みにくいことばかり
　考えるのだろう

　　　　　　　　　　星野富弘（四季抄）

お疲れさまの朝に

車のドアを開けると中は既に蒸し風呂状態、朝からこんなに暑い。
今日は又夏日になるのかな、そんな事を思いながら一息つくと、
風は緑、木々は若葉、やっと５月の匂いを嗅いだような気がした。

夜勤からの解放は、心が解き放たれる。

今日も暮れて 夜が更けて 今・・・

朝は冷たい雨でした。
のち霙、満開の桜の上に・・・
午後から晴れました。

今日は母の日
～　親は元気で留守がいい　～　

今日は誕生日
～　来年も巡ってくるのかな　～

さくら今咲き誇る

気温は夏模様。
さくらが咲きました。

レンギョウ、水仙、たんぽぽ
黄色が風に大きく揺れていました。

意に介さぬ人の横暴

親切の押しつけも、少々のことであれば苦笑もので済ませることが出来ます。
それは、（折角の好意）として受ける側が相手に気遣いをするからだと思います。
しかし、それが度を超すと受ける側の精神的負担は非常に大きなものとなり、深く悩む迄になってしまいます。

度々物を持ってきてくれる人がおります。
それがかなり値の張るものであったりします。だからといって、こちらからも何かお返しをするという気持ちは毛頭ありません。その人と、物のやりとりをする様なお付き合いは避けたいと思っているからです。

「持ってこないでほしい」
「困る」と言うことは度々云いましたが、
相手の答えは
「いいのいいの気にしないで！私の自己満足だから」

・・・物を言う気にもなれませんでした。

目から鱗が・・・ そんな実感

《7日間脂肪燃焼ダイエット》
通っていたパソコン教室の先生のブログに紹介されていました。
やってみようかなと心が動きました。その裏でどうせ続かないと云う思いもありましたが、これがグッドタイミングだったんですね。丁度一週間後に踊りの発表会という目標がありましたし、この一週間のうち夜勤明けと休日を入れたら日勤で働くのは三日間だけ、良い条件でした。仕事をしながらのダイエット食は厳しいと思いましたから。さて、ダイエット二日目（真面目にやっていたら２㎏は落ちているはずです）と記述の通り２㎏落ちていたのです。
最終的には一週間で３㎏ちょっとの減量でした。少しズルをしてレシピ以外の物を口にしましたから。でも周囲から、痩せた！顔が小さくなった！生き生きしてきた！などと賞賛の嵐？・・・嬉しい驚きでした。

聖路加国際病院の９３才の現役医師で居られる日野原重明先生の朝食は、クッキー数枚とジュースでした。夕食だけはきちんと和食を摂っているようですが、何かに集中していればお腹が空かないそうです。要は脳の問題なんですね。

この一週間、人間にとって一番大切な食という物をつくづく考えてしまいました
思うに、一年３６５日年中無休の飲み食い放題。
これではちょっといけませんよね。
目から鱗が落ちた実感です（ちょっと過大表現ですが・・・）

先ずは腹８分目を目指す事とします。
何故なら、一番の理由として親より先に倒れるわけにはいきませんから。

現実的でつまんない話ですね。

子供が笑っていられるように

　　　いらかの波と雲の波　
　　　　重なる波の中空に　
　　　橘かおる朝風に　
　　　　高く泳ぐや鯉のぼり


今日は子供の日ですね。格差社会の中で、子供が置かれている環境も又それぞれだと思うのですが。今日は子供自身が自分が愛されていると実感できる日になればいいですね。せめて、家族と一緒においしいご飯を食べていられたらいいですね。

風に吹かれて来ました

　今日は気温２０度を超えました。
この陽気に誘われてブラブラ出かけてみました。近くの公園へ行ってみるといつの間にかツツジが満開、でも桜は　　まだ堅いつぼみでした。
それでも咲いていない桜の下で焼き肉をやっている人やら、幼い子供連れの親子がノンビリとまるで草を食む様に戯れていたり、ボールを蹴る子供や、柏の落ち葉を拾い集めては又散らかして座ったり転んだりの父子。
目に優しい光景が広がっていました。

明日は子供の日。
そう言えば、毎年窓の正面に見えていた何処かの家の鯉のぼりは、今年は上がっていません。きっと子供さんが成長に達したからでしょうか。

トイザラス、ホームセンター、スーパー、何処へ行っても家族連れ。
暖かな５月の休日でした。

春を愛する人は

車に積んであった長靴、雪よけのブラシ、雪かきのスコップなど
冬の残りをやっと片づけタイヤ交換もした。

巷はＧＷ　
あやかれる人達を羨望しているだけ。

けれど薫風香る５月は心がサラサラ清潔になる気がする。

　心清くはないけれど春が好きだ
　スミレの花の様ではないけれど
　私は春が好きだ

もどかしさ

雨が降ります
　　　雨が降る
　　嫌でも　おうちで　遊びましょ
　　　千代紙折りましょ　たたみましょ


昨日に引き続き雨です。
気持ちも湿っています。
何をして遊んだら晴れるかなぁ～。