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トルコ三日目・エフェス都市遺跡

2008年06月05日 | 海外旅行
三日目のメインはエーゲ海地方中心の古代都市・エフェス都市遺跡です

紀元前10世紀頃から栄えた古代都市で
地中海東部でもとても保存状態のよいローマ遺跡と言われ
とても楽しみにしていた場所です



まずはアルテミス神殿跡に来ました。
今はこの円柱が一本残っているだけですが
紀元前8世紀頃からの物で、最盛期には円柱が127本もあった神殿でした。

大きさが分かりにくいですよね。。。
この円柱、55m×115mもの巨大な物で、ちょうどテッペンに鳥が止まっていました。
アテネのパルテノン神殿よりも大きく古代世界の七不思議のひとつと言われています



そしていよいよエフェス都市遺跡です。
入口ではこのようなチケットで入ります。
このチケットはトルコのほとんどの施設が同じ作りのチケットで
裏にはバーコードになっていて、国内統一されていて観光客にも分かり易い。



施設内に入ったら遺跡がゴロゴロ
今も古代ギリシャ・ローマ時代なのでは? と錯覚するくらい
素晴らしい状態で遺跡が残されていました。
とにかく広いので見所もたくさんです



都市中心の大通りであっただろう場所です。
緩やかな坂が続き、その横には住居跡や神殿、浴場などがありました。
馬車も通る為に広い道になっており、ちゃんと滑らないように溝も入っているんですよ



水道もしっかり造られていました。
水も豊富で浴場もあり、ビックリしたのは公共トイレがあった事。
ついたてがあったかは謎ですが、ここでみんな用を足していたんですね~

覗いて見ると底はとても深く、その後は肥料に使われていたそうです。
紀元前のこの頃からちゃんと衛生的で、施設もしっかりしていたんですね



道路途中の広場には勝利の女神ニケの像があります。
このレリーフの形・名前からスポーツメーカーのナイキのモデルになったようですよ。
綺麗な女神像です



さらに奥に進んで行くと大きな広場に出ます。
ここは公共の場だったようで、写真は世界第3位の規模であったケルススの図書館です。
写真下に居る人の大きさを見てもらえれば大きさは分かると思いますが、
二階建てでとにかく広く大きな図書館だったのが分かります。



このエフェスの都市には娼婦の館もありました。
これは娼婦の館を示す看板のようなもので、道路の横にありました。

ハートマークがうっすらとあり、左足の指が三本長いので
「この道をこの方向に進み、三個目の左の扉が娼婦の館」と記しているそうです。
うーん難解ですが、、、昔の方も賢いですね~



最後はローマ遺跡のシンボルである円形大劇場です。
真ん中に立ち声を出すと響きが凄くて、この劇場は2万人以上も収容出来たそうです
とにかく広い、大きい、素晴らしい
ここにたくさんの人々が集まって会合を開いたり、あるいは演劇をしたりしていたんですね~



エフェス遺跡を後にする時、一匹の猫ちゃんが・・・
賢そうで何となく古代っぽい顔立ち。
この猫ちゃんの祖先もここで可愛がられていたのでしょうね。

広くて繁盛期には20万人も居たであろうと言われるエフェス遺跡。
見ごたえたっぷりで素晴らしい場所でした