あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

キンジvs長嶋戦 予想

2002年01月19日 | ボクシング
スポーツ新聞に珍しく前日のコメントが。
当然ながらキンジは世界ランク格上の長嶋に「挑む」気持ちで行くとの事。
「こちらは失う物は無い。精神的には こっちの方が楽」とも。

下馬評は長嶋有利らしいが、最近のキンジの充実ぶりを忘れてはならない。
好カード展望でも述べているが、長嶋は動きの持続性が無いし下半身に
強さを感じない。

一方キンジは派手な動きこそ無いが安定している。長嶋の一瞬の閃きが
ドンピシャで当れば それでガラリと流れが変わってしまうだろうが、
詰めの甘さに乗じて回復したキンジが後半の攻勢でKOすると読んでみる。

トリニダード始動

2002年01月18日 | ボクシング
USAトゥデー紙よりドン・キング氏のコメントによると、
5月11日いよいよトリニダードの再起戦が予定されているらしい。
場所は不明。

ホプキンス戦の惨敗でパウンド・フォー・パウンド評価もガタ落ち、
「ただ攻めるだけのワンディメンション・ファイター」とまで
言われたティト。

まるでゴメスに翻弄された挙句に痛烈KOを喫したサラテの如く、
報われぬ前進を繰り返したティト。

飽くなき手数を繰り出し続けたサラテ。リードを省略し、強打する前に
顔面を突き出すという悪癖を身につけたティト。
同一には語れないが、それまでの無敵神話がたった一夜で崩壊した
事実は同様だ。

バンタムに戻ったサラテは、格下挑戦者を圧倒的KOに屠りながら
緩やかに停滞、ピントール戦で落城した。

さて、ティトは?
筋肉が付き易いとは思えない体質、激戦による消耗、階級の壁。
・・・不安を突き破り再びプエルトリコの星として輝くのか!?

クラッシャー三浦トレーナー、エディ賞受賞

2002年01月18日 | ボクシング
トレーナー評ってのは難しく、年間表彰のような物でも
「これって単に素質ある選手に恵まれただけじゃないの?」って
受賞も少なくはない。

でもセレス小林をここまで育て上げ、国際ジムを活況に導いた
三浦氏には、育成の手腕を疑う人はいないでしょう。

「セレスのセンスは見え辛いだけで実は結構なモノじゃないの?」
って意見はこの際おいといて。

選手としては好きではありませんなんだよ、三浦さん。
「練習してるのか、この選手は!?」ってタイプだった。

`87年なんて年間4試合全KOで、A級トーナメント優勝するなど
絶頂の時もあったのだが。

田中小兵太との日本王座決定戦、スタミナ不足を露呈して惨敗した
姿には怒りさえ覚えたものです。

そう言や 小兵太戦は「勝った方が大きくパーセンテージの
上回るファイトマネーを受け取る」契約でしたなぁ。

開始前、レフェリーを挟んでの両会長のやりとり
小兵太の会長(高橋美徳氏のアマ時代からのライバル)の
川上林成氏が書類を広げ、「わかってるな?契約だから
いただくからな!」
美徳会長「うるさい、こんなところで広げるな!」
(あくまで想像)・・・は、印象に残っております。。

今で言えばK-1的と言うかWWF的と言うか、私は非常に面白かったです。

NUMBERだったかのインタビューでも「アイツ(林成)はアマの頃から
気に食わなかったんだ」みたいな事を語っていた美徳会長。

ゼヒ再び林成会長の愛弟子と国際ジムホープの宿命の対決(笑)を
実現させて頂きたいものです(いやマジで)。

・・・余談みたいな話をどんどん思い出してしまっているが(笑)。

三浦トレーナーの話です。
努力の人レパード玉熊に比べ、はっきり言って俗人でしょう。

でも指導者として、自分が当たり前に出来た努力が出来ない教え子を
玉熊氏は どう扱うか?

三浦氏は等身大の自分と照らし合わせてのアドバイスが出来るでしょう。
人情家らしいし。私なんぞが言うまでも無く、トレーナー共作という
セレスの左クロスを見れば、三浦氏の手腕は精神的サポートのみで
ない事は窺い知れる。

今回の受賞に異を唱える人は皆無でしょう。
おめでたい事だと思います。

玉熊氏も、自身の現役時代の実績におもねるタイプの指導ではないので、
独自の選手育成に成功される事と期待しています(新人王も育ったしね)。

西岡利晃選手、退院

2002年01月17日 | ボクシング
昨年、練習中アキレス健を断裂させるという最悪のクリスマスイヴを迎えた西岡選手。
即入院後26日に手術、年を明けて1/16に都内の病院を退院したとの事。

現在痛みも無く経過は良好、18日から4週間静岡県熱川での温泉治療にてリハビリ
開始予定。
11日に8度目の防衛をはたしたウィラポンへ、5月以降の挑戦を見越し 調整を
行うとの事。

なお、帝拳ジムは報道された「痛み止めを打っての練習及び試合」を否定している。
病み上がりの復帰戦が即世界挑戦になりかねない西岡、多くは語らず見守りたい。

しかし、引き分けとなった前回の試合もアイカットの後 終盤は失速と、必ずしも
絶賛できる内容では無かった。

強豪ウィラポンと互角の勝負を行ったとして西岡の評価は上がっているが、
次回こそ本当の「勝利への執念」を見せないと、ただ何度もチャンスを与えて
貰っただけの印象に終わると申し上げておこう(噂の真相風)。

ボクマガに久々に良い読み物が

2002年01月16日 | ボクシング
私は梶間正夫氏のファンであったから、
「新・凄くて愉快な拳豪たち」の開始には双手を上げて喜んだ次第。

今まで語られなかった隠されたエピソードを取り上げるという
コンセプトも素晴らしい。

検証・選手評もよいが、こういったクラシック選手のパーソナル紹介も
重要と言えるだろう。

専門誌離れの進むボクシングファンを繋ぎとめる為にも、頑張って
頂きたいものである。

河合vs加山

2002年01月15日 | ボクシング
一度は挑戦者が勝っているという立場を変えての好カード。
10Rに渡って熱戦が行われたようで、その末に河合の判定勝ち。

今回は加山相手とあって接近戦に活路を見出したらしいが、
河合という選手への印象がクッキリと浮かんでこないのも事実。

終始動くボクサーという印象もあったのだが。
なんでも出来る選手というなら、それも可だが、「決め手」の
獲得が課題という事は今後も同じだろう。

セミファイナルの戎岡は和仁に判定負け。

思い出のKO:大蔵秋彦vs中山貴史

2002年01月14日 | ボクシング
1991年9月5日 後楽園ホール

Jバンタム級10回戦。
ノーランカーvs日本1位、3勝2敗初10回戦の大蔵vsタイトル戦間近の中山。

しかもKO勝ちが一つも無く、直前の試合でパッション内山(武蔵吉山)に
敗れた大蔵に、勝ち目ありと考えた関係者は殆ど皆無だっただろう
(大蔵が所属する帝拳以外は)。

第1ラウンドから中山(ロッキー)が前に出て、大蔵がかわす展開。

国内トップランカーに上り詰めた中山なれど、他の選手の転落に乗じての
ランク上昇の印象が強く、上位ランカーに圧勝した記憶が無い。

単調な攻勢を続ける中山に対し、勝率の悪い方の大蔵が上手くジャブを
出鼻に叩いている。
決してスマートとは言い難い体型だが、足も使え相手に的を絞らせない。

「意外に上手いな、この選手」と感心している内に、スコーンと大蔵の
右ストレート。
中山のボディ攻撃が続かない。ますます大蔵のカウンターが冴える。

第3ラウンド、完全にタイミングを掴んだ大蔵が、真っ直ぐ入ってくる中山の
顔面に右ストレートを迎え撃ち!ダウン!

必死に立ち上がり、なおも前に出る中山だが
ダメージは明らかで、またしても大蔵の右カウンターで四つん這いダウン。

レフェリーストップで、番狂わせのノーランカーTKO勝利となった。

勝利者インタビューを受ける大蔵、中大時代のアマキャリアが花咲いた見事な
勝利を淡々と語った。
「大蔵秋彦の名を憶えていて下さい」・・・彼の言葉が印象深い。

顔もどこか田舎臭く、竹原慎二を野暮ったくして、ホクロから毛が生えてると
言ったイメージであった。

26歳の彼に残り時間は少ないと思ったのか、彼のボクシングが完成の域に
近付いたと考えたのか。

阿部真一・福本博章に連勝した大蔵に、帝拳ジムはG金山との日本バンタム級
タイトルマッチを用意した。
私も大蔵は勝てるかも知れないと思った。

事実試合は大蔵ペースだった。
しかし李東春はシタタカで勝負強かった。最終回2分35秒、起死回生の右を
叩きつけられ大蔵は後楽園のリングに沈んだ。

ダメージは深く、帝拳は引退を勧めた。しかし大蔵は1年のブランクを経て
カムバックを狙った。
相手はジュン・ピート日立。大蔵はKOで敗れ、病院に運ばれた。

左フックを浴び、後頭部をキャンバスで強打。一時は危篤状態に陥ったが、
開頭手術で一命を取り留めた。

あの李東春も亡くなった。リングには神も宿るが悪魔も蠢いていた。
大蔵が順調に回復したというニュースが、せめてもの救いだった。

なぜ私は こんなにボーッとしているのか

2002年01月13日 | ボクシング
あわやフレイタスvsカサマヨールの展開予想なんて
ブチかますトコロだった。
「おっと、もうやってたら困る。いちおう他のサイト様を覗いとくか」と
見てみたら結果でてましたよ!
終わりかよ!(By三村)

けんのんけんのん。ティトvsバルガスの時、マンテキーヤさんトコロで
思いっきし やらかしちゃったからなぁ・・・。

米国在住の方のリアルタイム実況の中にポツンと私の間抜けな展開予想が・・・。
しかも結果でてた・・・。
私の時間軸はどうなっているのだろう(マヌケなだけだって話もあるが)・・・。

無念!フレイタスのアッパーストレート不発!?

2002年01月13日 | ボクシング
フレイタスvsカサマヨルの結果、最近のビッグファイトって
意外な結果続きだから、こっちも麻痺しちゃったか余りビックリも
しません小差のフレイタス勝利。

確かに意外ではあったけど。デュランvsデ・ヘススⅢみたいな
劇的KOでの王座統一を期待してたのですが
まぁ、よりスター性あるフレイタスが勝って嬉しいです。

スリップ気味と言うダウンはどんなパンチで奪ったんでしょうねェ?
私がフレイタスを「21世紀のデュラン」とモクするのは、
「ボクサー体型なのに性格が攻撃的だからファイターになった性質の
悪いスラッガー」と言う共通点だけでなしに、「右にナチュラルな
打撃勘がある」って言う「もう一つの共通点」ゆえです。

強敵アレキサンドロフを失神させ、続く挑戦者達をナギ倒してきた
フレイタスの右ストレート。

ワタシャ勝手に「フレイタスのアッパーストレート」と名付けております。
左膝を折り曲げて大きく踏み込み、大股広げた低い体勢から真っ直ぐ打ち
上げられるストレート
※そりゃ自分の上半身沈めながら相手のアゴを狙うのだから斜め下から
 真っ直ぐ打ち上げる形にはなるわなぁ

アレキサンドロフなんてアッパー突き上げられた様に天井見上げて
倒れてったもんなぁ。
良く「パンチは斜め下から打ち上げたモノが効く」って言いますけど、
ショベルフックとかじゃなくてストレートそれをやるかフレイタス!

デュランがデ・ヘススを一発でKOした「弾き飛ばしの右」も凄かったが、
フレイタスのアッパーストレート(がんばれ元気のモノとは違いますがね)も
インパクト抜群だぞ!

どこで教わったか、それとの天性か、・・・なんて未経験者が色々長々と
技術論モドキやってドウモすみませんねェ!!!

巧手カサマヨール、徹底的にマークして来たのかなぁ・・・。

横浜は燃えているか?

2002年01月12日 | ボクシング
横浜の興行が多いですね。
畑山の活躍、星野や新井田の王座奪取、元王者達の地元でのジム設立、
そして関係者同士の横の繋がり・・・。

※数年前、畑山のOPBF戦を見に行った時、地元出場選手の持ち寄りから
 元王者会長のエキジビジョン参加から連携の良さは感じた。
 水面下では色々あるだろうし、あのとき一番ハシャイでいたのは当時の
 京浜川崎ジムの会長だから、手放しで好印象と言う訳にはいかないが、
 派閥だ何だとまとまりがつかない東京よりは良いだろう

それが起因しているのだろう。結構盛り上がってる気がする。

横浜カップも、仲里の豪快な逆転KOもあって好評と聞く。入場者数には
恵まれなかったようだが、次回も好カードであればゼヒ出掛けたい。

今の人気(?)を一過性にしない為にも、好試合の連発を期待したいものだ。
それがファンを呼び、しいてはスポンサーを繋ぎとめる最大の要素なのだから。

※東京の大手ジムは、後援者と会長の義理にて入場者が確保されているから
 好カードに期待できない。大手ジムシンパには「古い付合いのある会長の
 ところの選手」を応援しに行くだけであって「ボクシングを見る」ファンは
 少ないのではないだろうか?

まずはラクバ拳士vs松信、星野vsガンボアⅡに注目したい。

思い出の好試合:三船元vs東條達也Ⅱ

2002年01月12日 | ボクシング
1996年10月13日 東京体育館

私が国内試合にアパシーなのは、セミファイナルでの日本ランカー対決の
激減も一因にあるです。
ここ数年 日本ランカーの勝率は高い。しかし それは噛ませ東洋人を相手に
星を稼いでいるに過ぎないのであって、国内選手同士で鎬を削り合う
「勝負の面白さ」は そこには無い。

よって黒星が多いながら、それを糧として地力を蓄えた野島嘉章や田中正人、
ジャッカル丸山、渡辺陸奥雄、勝間和雄、串木野純也のような味のある存在も
少ない。

この三船vs東條は、噛ませカード全盛の1996年の10月、
チェvs三谷第三戦のセミファイナルとして行われた。

大昔、JBHのBBSに書かせて貰ったが、噛ませ試合の横行する この時期に
ランカー同士で ぶつかり合った東條や原田好昭、三船元たちの熱戦は本当に
素晴らしかった(全部見てる訳ではありませんが)。

東條の一勝(新人王間所の獲得後第1戦)を受けての再戦となった この試合、
やはり体力に優る三船(Jフェザー級6位)が攻め東條が受ける展開となった。
予想外だったのは足もある東條がロープを背負って完全な迎え撃ちに回った事。

以前の試合で、東條に星野や横田広明に通じる技巧派の臭いを感じていた私は
少々戸惑ったが、東條には他の技巧派には無い強打があった。

手数で負けながらも重いパンチで反撃、ダメージは三船の方が受けている様にも
見えた。しかし見栄えが悪い。
しかも馬力のある三船の攻勢を完全には はぐらかせない東條、中盤に消耗の色が
見え始める。

なまじパンチがあるからか、力の拮抗した相手との連戦で自分の距離感に自信を
失っていたのか、東條は なおもロープを背負い続ける。

「これはダウンでも奪わないと攻勢点で負けにされるな」日本の採点基準へ
絶望に近い気持ちを持つ私が そう思ったところでレフェリーが試合を中断。

8Rに切った東條の左目をチェック(計3度目)、試合は第9ラウンド負傷判定と
なった。

採点は いずれも三船。
東條の連勝(1月に原田好昭に6RKO負け。7月に北野健雄に7RKO勝ち。
いずれも両者力を振り絞った好試合だった)は成らなかった。

「勝ってたぞー、東條!」花道を引き上げながら、ファンの声に「いや、負けだよ」と
ばかりに手を横に振る東條・・・。

――その後
日本王座挑戦への道を模索する東條と相模原ヨネクラ。
元王者の新井泰をダウン応酬の大激戦の末KO、天翔をKOし復帰。

私は もうタイトル挑戦が実現するだけでいいと考え始めていた
(最初は真部豊なら勝てると思っていたのだが)。

しかし、あと1歩で挑戦と言う時、東條は殆ど無名の若者にKOされた。

張り詰めた物が完全に切れたのか、彼が その後リングに上がる事は無かった。
東條を倒した若者の名は佐藤修。
専属トレーナーは後に語った「もちろん勝てると踏んで申し込みましたよ」。

見事に一本釣りされてしまった訳だ。
東條ファンには酷な言葉だが、そこは彼等もプロだ。さすがは協栄としか
言いようが無い。
「なにより自信になったのは、初めてランキングボクサーに勝った試合ですね」と
言う若者の言葉が何よりの慰めとなった。

佐藤が世界戦で善戦した時、勝った時、東條は何を思っただろうか?

ウィテカよ・・・

2002年01月11日 | ボクシング
去年8月にコカイン所持で逮捕されたパーネル・ウィテカが、
罪状認否で罪を認め、1年間の保護観察を受ける見込みとの事。

憎らしいほど上手くクレバーだったウィテカ、リング上の頭脳と、
社会生活においてのそれは必ずしも比例しないと言うが、彼も・・・。

現役時代に2度の陽性反応が出た事もあるゆえ、いまだ抜けられないと
言ったところだろう。

あれほど憎たらしかったイラリオ・サパタも、引退後の凋落の話を
聞くと、無性に寂しい。

ああ言う奴は、ず~っとイヤミな小金持ちとして悠悠自適でいて
貰いたいものだ。

朝刊ネタだが、名護の移籍が正式に発表された。
全日本パブリックジムとの事。
以前の所属ジムとの関係で「パブリックジム」と言う事になったの
だろう。正直、性格において具志堅会長とは最悪の相性だったと
思うので、移籍は賢明だろう。

しかし、名護のボクシングは指導者が変わったからと言って簡単に
直るモノではない。
彼にはトコトン話し合って、論理的に納得させてくれる指導者しか
合わないのではないか。
その上で精神的サポートを与え、信頼を得るタイプのトレーナー。
だが、例えそんな指導者がいたとしても・・・。

四面楚歌の旧ジムよりは道は拓けた。しかし、名護自身の中にしか
答えは無い。

フレイタス、引退??

2002年01月10日 | ボクシング
アセリノ・フレイタスが奥さんとの生活が
うまくいかず引退した・・・との情報あり。

フレイタスには婚約当時にも同じ「前科」がありますからねぇ・・・。
その時も未確認ながらネット上で話題になったから今回も・・・。

彼の勝利後の感情爆発には(例え格下相手でも泣きじゃくったり)
一種の幼児性を感じたりしていたので、さもありなんと言う気もします。

ウソであって欲しいですが。

ロベルト・デュランだって子供っぽい所がありましたし・・・。
フレイタスに合う女性は、今のキツイ顔した奥さんよりも、デュラン夫人
フェリシダッドさんのような母性あるタイプではないか?

・・・なんて勝手な事を思うワタクシです。

またカサマヨルがスッポカシ食うのか。
・・・もう今回は「逃げた」って言われちゃうぞ、フレイタス。

星野vsガンボアⅡを前に

2002年01月10日 | ボクシング
無用論さえ出てるミニマム。
最近のWBAタイトル戦の低レベル化は誰もが語るところでもある。
それは私の国内アパシーの原因でもある。

とは言え、
星野敬太郎という技巧派は相変わらず私のお気に入り選手である。
ガンボア戦は世界戦の水準を満たしてはいたと思うし。
ガンボアvs思い出作り世界戦(暫定含む)は挑戦者の技量不足も
あって目を覆わんばかりの内容だったが。

星野への落胆は、チャナとの中間距離における空間把握に劣った事、
その結果ファイター化して攻勢に転じたものの及ばなかった淡白さ。

ただし、星野や新井田にベストパフォーマンスを許さなかったチャナの
上手さ、したたかさも甘く見てはならないと思う。

要所で打ち合った時のトップスピード、(新井田が強振しなかったとは言え)
パワーでも激しく劣る事は無かった。

制空権掌握能力も星野戦で見せた。
新井田戦が世界タイトルマッチとして拙戦であった事は間違い無いが、
チャナの目に見えない上手さも また事実として存在するような気が
するのです。

ガンボアとの再戦を控え、好調という星野。
王座復帰への気力も充実しているとの事。
前回のガンボアは、総合力アップを狙った結果、思った以上のボクシングの
上手さを見せたものの、スラッガーとしての迫力を失っていたと思う。

今回は強打的中の為に積極性を増してくるのではないか?
星野も要所で強振を狙うと言う。もちろん技巧のご披露もあるだろう。

スリリングな内容の末、星野のKO勝利を期待したい。

思い出のKO:クラッシャー三浦KO関藤豊和

2002年01月10日 | ボクシング
祝エディ賞受賞
クラッシャー三浦KO関藤豊和

東京・後楽園ホール 1987年10月22日

エディ賞を受賞して名トレーナーの仲間入りの三浦氏。
クラッシャー三浦のリングネームで戦っていた彼は、身も凍るような
KOシーンを見せていた。
・・・・・三浦氏はスラッガーだったのです。

87年のA級トーナメント・バンタム級は三浦の独壇場と言っても
良かっただろう。
達城広光(日東=達城錠と兄弟新人王。全日本では畑中清詞にKO負け)を
1RKO、山本博士(笹崎=ハカセの名で我々ファンに親しまれたベテラン。
ナオトにダウンを与えた事もあるタフガイ)を4RKO。
勢いに乗って決勝戦を迎えた。

相手は新人王戦でナオトと激闘を繰り広げた、協栄の強打者・関藤。
スリリングな強打者対決として結果予想の出来ない顔合わせだったが、
試合は実質ワンサイド。一瞬で終わった。

軽快なステップで関藤の重いパンチをはぐらかす三浦が、逆に堅そうな
左フックで出鼻を叩く。
圧巻のKOシーンは2Rそうそう訪れた。

踏みこむリズムと間合いをトントンとステップで測った三浦、鋭い踏み込みと
ともに右ストレートを一閃!!
グシャリと膝を折って潰れるように関藤ダウン!完全に大の字KO!

まるでトミー・ハーンズvsジェームズ・シェラーのような衝撃KOだった。

島袋忠司との一戦が実現しなかった事が残念でならない。
それにより張りを失ったのか、以降の三浦は小兵太(この時期ファン・
エストラーダに海外で敗戦)や岡部繁相手に、ガス欠のダル試合を
繰り広げるだけの選手となってしまった・・・・。