あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ローマン・ゴンザレスvs井岡、4月下旬に大阪で対戦!?

2013年01月27日 | ボクシング
スポ紙情報によると

プロボクシング2階級制覇でWBA世界ライトフライ級王者の井岡一翔(23才/井岡ジム)の王座初防衛戦が、4月下旬に大阪市内で行われる可能性が高まったとの事。

相手は、WBAからも交渉を進めるよう指示があったローマン・ゴンザレス(24才/ニカラグア)!!

帝拳がマネジメント契約する同級スーパー王者のローマン・ゴンザレスは、ボクシング・ファンの中では「ロマゴン」の愛称で知られる無敗の強豪。

年齢こそ2才上のゴンサレスだが、戦績は「34戦全勝28KO無敗」と井岡を大きく上回り、世界戦の実績も遥か上の「格上選手」。
※井岡の戦績は11戦11勝7KO
よって、スーパー王者ゴンサレスとノーマル王者・井岡の「統一戦」の形となる。
まぁ、ホントはローマン・ゴンサレスに井岡が「挑む」試合だと思うんですけどねぇ。

さて、ここでローマン・ゴンサレスの経歴をザッと挙げると

2008年9月、新井田豊のWBCミニマム級王座に挑戦。ゴンサレスの強打で瞼を腫らした王者から4ラウンドでTKO勝ちで世界タイトル奪取に成功。
2010年10月には、2階級制覇をかけてフランシスコ・ロサスと対戦、2ラウンドに3度のダウンを奪ってKO勝ちで2階級制覇に成功。
2012年11月には強打者のファン・F・エストラーダに12ラウンド判定勝ち。5度目の防衛成功し、WBAライトフライ級スーパーチャンピオンへ昇格。
(ここでノーマルタイトル決定戦が行われ、井岡が王者に就いたワケだ)

階級を上げても軽量級とは思えない強打でKOを積み重ねるニカラグアの「小さな怪物」。
経歴だけを挙げれば井岡も「3-7」で不利。よくて「6-4」。
さすがの2012年国内MVPも、ゴンサレスに対するとキャリア不足は否めない。
正直、対戦するなら後2戦は挟んで欲しかったが、ホントに激突するんですかねぇ・・・。

興行としては、僚友の同ミニマム級王者・宮崎亮(24才/井岡ジム)とのダブル世界戦になる事が濃厚とか。

2012年年間表彰式では、報道陣にゴンザレスとの決戦について問われ、「同じ階級なので、やる時がくるなら運命に従うしかない」と返答した井岡。

一翔の父・一法プロモーター(46才)は、「4月後半、ゴールデン・ウィーク前に一翔の防衛戦は行いたい。宮崎と暫定王者のヘスス・シルベストレが対戦するWBAミニマム級王座統一戦とのダブルで進めているが、トリプルの可能性もある」と明かしたが
一翔の相手に関して明確な選手名は語っていないそうな。

正直、身内は危険な強豪との対戦は時期尚早と判断し、WBAは世間体上(または大人の事情で)「両王者に2月23日までに統一戦の交渉をまとめるよう指示した」と発表。
一翔陣営は対戦義務履行を促され、いつ腹を括るか注目されるトコロ。

まぁ、井岡ジムとしてはゴンサレスと戦う事なく「WBAライトフライ王者」を名乗る道筋を取った結果、結局は戦う事になっただけ・・・と思うのだが。

さてさて
無敗同士のビッグマッチとなれば、注目度も大きくなりそうで。
関係者は「基本はボディメーカーコロシアム(収容人数1万1000人)だが、機運が高まれば大阪城ホール(1万6000人収容)も考慮する」と、巨大アリーナで11年ぶりの世界戦開催を示唆した・・・そうな。

大阪城ホールって、そんなに世界戦やってないのか?
渡辺二郎さん以来か?(←違う)
徳山vsペニャロサ以来か?(←たぶん合ってる)

強豪との戦いを拒まぬ井岡一翔の意気は良し。
先日WOWOWで放送された最新試合(エストラーダ戦)では、相手の抵抗に逢って判定に持ち込まれていたゴンサレス。
あの試合を見るに決して「難攻不落」では無い気もした。

ガードは高いが、相手パンチの角度によっちゃ掻い潜られて被弾する。
アッパーとフックを組み込んでコンビネーションを放つ一翔のパンチも当たる気がする。

まぁ、長丁場になっても同じテンポだった攻勢も「力を抜いた連打に切り替える」など、
キャリアを積むに従って多様化させているから、戦略的に付け入る隙が減った気もするが、
まぁ刹那的には隙があるんじゃないか・・・という事で

ゴンサレスvs井岡が楽しみな事には違いない。

※政治的にWBAに働きかけて時期を伸ばし「年末対戦!」でも良い気もしますが。
  その間2試合挟んで快勝させて井岡一翔に勢いと自信と経験を付けさせて・・・ね
  会場はマカオのカジノホテル特設会場・・・とかでね。←クドイぞ


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TY)
2013-01-30 21:12:10
コメント失礼します。

>新井田豊のWBCミニマム級王座に挑戦

WBCではなく、WBAミニマム級王座です。

そもそも井岡のこの前の決定戦はインチキもいいところ。
あれで2階級制覇とみなしているボクシングファンはいません。
次のロマゴンと戦って勝って初めて2階級制覇です。

中南米の選手は試合によってムラがありますからね。相手の前評判が高くなければ舐めてコンデションを整えず試合にに挑みグダついた内容になることも多いです。

しかし、ビッグマッチとなれば話は別。それなりに井岡は強く、敵地日本での試合になるでしょう。
新井田を一方的に葬ったときのように万全のコンディションでリングに上がるはずです。
そうなれば8―2でロマゴン有利。一方的な展開で井岡は敗れると思います。
コメント御礼&れす (ある@管理人)
2013-01-31 18:54:58
To TYさん
コメントありがとう御座います

>WBCではなく、WBAミニマム級王座です。
――ご指摘の通り、黒いベルトでした。恥ずかしいミスです。

>そもそも井岡のこの前の決定戦はインチキもいいところ。
>あれで2階級制覇とみなしているボクシングファンはいません。
――興行の都合で捻じ込まれた決定戦とみる向きが多く、
「井岡は王道路線を行ってくれると思ったのに・・・」と落胆したファンも多かったようですね。

ローマン・ゴンザレスが健在で、防衛戦を続けている中、直接対戦せず「王座奪取」では
暫定王座決定戦で勝利して王者を名乗るのと変わらない・・・と。

まぁ、決定戦の倒しっぷりの鮮やかさで、評価は保留となった面はあると思います。

指名挑戦者やローマン・ゴンサレスら強敵に勝って名実共に2階級制覇になる・・・というのはボクシングファンの共通認識でしょう。

WBCを狙えば良かったのに・・・とも思いましたが、
メキシコvsタイの選手で王座を取ったり取られたりの時期だったから、割り込みは難しかったのかな・・・と。

>中南米の選手は試合によってムラがありますからね。
――ゴンサレスにも、そういう面がありますね。
新井田に挑戦する前、松本博志と戦った時のような出来の悪い試合がありました。

横浜文化体育館で行われた世界戦のセミファイナルで行われた同試合、採点こそワンサイドの3-0でゴンサレスでしたが、彼は既にWBA世界ミニマム級1位、松本選手は日本同級8位。

KO率100%のゴンサレスに対し、タフだが下り坂の選手と思われた松本は前に出て大健闘。

松本に被弾あるも「強弱もなく、テンポに変化もない」(松本談)ゴンサレスのパンチにも慣れてしまい、ベテランは倒れる様子なし。

ゴンサレスは終盤、松本のボディーブローで一瞬身体を九の字に折り曲げる姿を見せ、「なんでぇ、そんな怪物でも無いじゃん」と生観戦した私は思ったものでした。

新井田豊の世界王座に挑んだ事もある比国のエリベルト・ゲホンを1回KOして「怪物現る!」となった評価も揺れたゴンサレス。

一方、新井田と来たら直前試合のバレラ戦で過去最高の出来を見せてKO防衛。

「さぁさぁ、どうなるか・・・新井田は案外いけるんじゃないか?」と思ったら、
ゴンサレスは万全に仕上げてきてTKO勝利。

直前試合の出来を評価対象にしすぎると、色々と見誤る部分が多い・・・典型のような予想をやらかしてしまった私なのでした。

そして、また私はあの時と同じような過ちを重ねようとするのでしょうか?(笑)

まぁ、WOWOWで凄く強く見える選手に「勝てそうにない」日本選手が挑んでも、案外と試合になる事もありますから、それに期待している部分もあります。

正直、井岡ジム関係者は回避したいカードでしょう。
政治力のあるジムなら、このまま「しらばっくれて」ゴンサレスと別路線で防衛戦を行っていく事も考えられます。

・・・とは言え、WBAライトフライの王座に手を伸ばしてしまった以上、逃れられない対戦。
腹を括って挑んで欲しいですよね。

コメントを投稿