あるBOX(改)

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アントニオ・マルガリートvsカーミット・シントロンⅡ

2008年04月22日 | ボクシング
メヒカノの戦いを見て②
アントニオ・マルガリートvsカーミット・シントロンⅡ

その②は、マルガリートvsシントロンⅡです。

2008年4月12日の試合。
最近の倒しっぷりの凄さから、シントロンの雪辱もありかも・・・と思ったら
イヤイヤ、やっぱりマルガリートは強かった。

特に試合の趨勢を決定付けた左ボディブローは、シントロン得意の右と同時に繰り出されたもので

※序盤のパンチなんて「相打ち」なのに、顔面に食らったマルガリートより、
 ボディを打たれたシントロンがダメージで最敬礼してしまいましたよ。
 ビックリですよ・・・。
 小林智昭のボディブロー食らった時の石戸久雄を思い出しましたよ。

――で
そのタフさ、勇敢さ、手数の多さ、スタミナの豊富さ、攻めへの執着・・・
まさにメキシカンの真骨頂を見せてくれましたよ、マルガリートさんは。

被弾もあるが、基本的にはブロッキングやボディワークが使えるトコロも、
マルガリートは「由緒正しい」メヒカノ王者って気がします。

――で
不思議な事にシントロンの「クロンク・ゴールド」トランクスを見て
私の頭は「メヒカノvsプエルトリケーニョ対決」から思考が離れて行ってしまいました。

要するに
「ゴメスvsサラテ」「サンチェスvsゴメス」「ゴメスvsピントール」
「ラミレスvsロサリオ」「チャベスvsロサリオ」といったカードとの関連性より

「黒人のストレート・パンチャーvsラテンアメリカン・ファイター」へと
繋がって行ったのでした。

トミー・ハーンズは、圧倒的な体格差とスピードを利して、ピピノ・クエバスやロベルト・デュランをKOしたが
同体格に近くなったら、デュランなどはボディブローも織り交ぜて攻め落としに行ったんじゃないか・・・とか。

同時期にバンタム級の対立王者だった、ルペ・ピントールとジェフ・チャンドラーも
「もし戦わば」の議論あり
これも、第2~第3戦で村田英次郎を圧倒的KOで退けたチャンドラーを買う向きも多かったが

「序盤はチャンドラーのスピードに苦しんで、ワンツーでダウンくらい食うかも知れんが、ピントールもデカかったからねぇ~。耐えぬいてボディブローから反撃して終盤逆転したんじゃないの?」と

今回のマルガリートvsシントロンⅡで、メキシカン贔屓に ますます拍車が掛かった私なのでした。
勇敢な戦いを見せてくれた両者に、あらためて拍手です。


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