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漫画『鬼滅の刃』の特異な魅力②

2016年11月13日 | 漫画
始まってほぼ半年。
安定してきた感がある「鬼滅の刃」。



弊ブログの人気記事でも「漫画『鬼滅の刃』の特異な魅力」が
けっこう上位にランクされてるのよね。

※あと「リトル・フランキーさん」「ロバート・パーマー氏」の
 死去ニュース、「ハイキューの冴子姐さん」「オカモトズ」。
 そういった記事が人気だったりします。
 訃報記事が人気ってのも微妙な気分ですが…。



連載開始直後の「鬼滅」は、あまりに特異な作風で読者から
「ジャンプに合うのか?」と心配されたが、独特の雰囲気や
台詞回し、テンポの良さで読者の心を掴んだと思われる。



編集部も推しにかかったのだろう。
キャンペーン作に選ばれたり、背景スタッフに有能な人を
配してもらったりと優遇されている気がする。
※蜘蛛親子編の森や木々、蜘蛛の巣の描写は何気に上手い
 ですよ…。

その上、魅力も微妙にマイナーチェンジしているというか。

当初は大正ロマンや耽美の香りもしたのだが、最近は仲間が
コミカルな言動してくれるせいか、単純に面白なシーンも
多々見られるのだ。



チキンなのに強い善逸、猪突猛進な伊之助との掛け合いは
コメディすれすれ。

ここから展開が暴走しないかと気にはなるのです。



実は炭治郎の父は海外で財宝をあさってきたバカ親父だったり、
ダンサーの彼女は宴会好きで直ぐ騒ぐなんて展開になり、
どんどんドタバタ・コメディになって行ったら…

もう殆ど「夢幻紳士」じゃないかー!
マミくんじゃないかー!



※あ、いや「冒険活劇編」も大好きなんですけどね。
 しかも髙橋葉介さんは絶妙に初期の猟奇&耽美系に戻した
 「夢幻紳士」を描いたりするんだよな…。

「鬼滅の刃」は、今のトコロは絶妙なバランスで惨劇描写などを
盛り込み、会話とテンポの妙も見せて読み手を楽しませてくれ、
掲載順も安定しているから。

ますます今後が楽しみです。


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