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ポール・ロジャース・ネタで引っ張る!フリー、バドカン関連アルバム・レビュー!(21)

2005年12月12日 | CD紹介(P・ロジャース)
最後に彼らの近況など。

ロジャース先生は、「NOW」「エレクトリック」などのソロ・アルバムを発表。
流行やファッションに疎いロジャース先生が「ナウ」を意識しちゃダメでしょう・・・ってんで。
また活動は地味に戻ってしまったのだが(本人が「こんな古いタイプの演ってもなぁ」ってくらいが流行一回りしててOKだったりして)。

この辺のツアーにも私は行ったが、まぁ「マディ・ツアー」と大差ない感じであった。
マディ・ツアーでは、ワタクシ追っ掛け状態で。
サンプラザ中野では、出待ちをしてしまい(笑)、パンフにサインなんて貰い、握手もしてもらい感動の対面を果たし、「思い残す事なし」状態。

ま、直後のネーちゃんに気を取られたロジャース先生の態度には参りましたが。
ま、若いネーちゃんに出待ちされたら御機嫌になるのも仕方ないか・・・ってんで。
その後、発車した移動バスからニール・ショーンがギター・ピックを投げるも、誰も飛びつかず(笑)。
「しゃーないなぁ」と優しい兄ちゃんが道路に落ちたピックを拾ってあげていたのでした。

その後、21世紀に入り、音沙汰聞かなくなったと思っていたらバッド・カンパニーを再編してて。
ベスト盤に新曲を収録したり、ツアーやったりと活動するも、やはり短期間で終わった模様。
バドカンに関しては、2002年にライヴ・アルバムとDVDを発売してますが。
もちろん、M・ラルフスは不参加(笑)。

一時期「ロジャース抜きバドカン」が、ケッコウ米国で人気あったが「ロジャース抜きのバドカンなんて」って声も多く。
そんな声にも「権利の関係で もう、ボクのバンドじゃないんだよ」とボヤいていたロジャース先生、やはり愛着は深かったのね。

結局、意趣返しのような形でラルフスとボズ・バレル抜きのメンバーで行われたコンサートのライヴ盤は、フリーの曲も収録された充実のセットリストとなったのでした。



――で。
以下がCD収録曲。

【Bad Company In Concert: Merchants of Cool】

1.Burnin' Sky
2.Can't Get Enough
3.Feel Like Makin' Love
4.Rock Steady
5.Movin' On
6.Deal With The Preacher
7.Ready For Love
8.Rock Roll Fantasy
9.All Right Now
10.Bad Company
11.Silver Blue Gold
12.Shooting Star
13.Joe Fabulous
14.Saving Grace

最後の2曲は新録。

音は・・・・やっぱり薄い。
どのバンドもそうだけど、新しいライヴ録音は、ギターの中低域が寂しいのよねぇ・・・。あと、カークがありきたりなドラム叩いてる(涙)。

年齢的に仕方ないがねぇ・・・。
あと、曲中でビートルズ・カヴァー演ってたりするのも不満でした(笑)。

まぁ、個人的には「Deal With The Preacher」と「Silver Blue Gold」が聴けるのが嬉しいですが。

特に「ディール・ウィズ・・・」は。ハイトーン厳しいかと思いきや、(ホントに厳しいトコロはキー下げてるとは言え)必死に歌いこなすロジャース先生に感動・・・。

超代表曲は、歌い慣れ過ぎてて、歌メロ崩したりと感心できん部分もあるが、この辺は新鮮で・・・(涙)。

今回の「+クイーン」ツアーでも「上手い」とは言われまくってるが、ワタシャ本来「上手い」で済まされるヴォーカリストじゃ不満足なんですわね。

2002年バドカン・ライヴのロジャース先生は、確かに上手いが「嫌味な上手さ」とも感じられ。

ワタシャ、フリー時代に較べて、好き指数は3~4割落ちてます。だから「リクエストが多かった」と言って、ピアノに向かいながら歌う「シルバー、ブルー・・・」の微妙なタドタドしさが、むしろ嬉しかったりするのです。

同様のピアノ曲「バッドカンパニー」は余裕過ぎて、スリルに欠けるし。
いっそピアノを誰かに任せた「シルバー・・・」を聴きたい気もする(フリー時代はフレーザーも弾けたんだよなぁ)。

なんだかんだ言っても、このメンバー(ロジャース、カーク&新メンバー)のバドカンで来日してくれても行きますがね。

ギタリストのシャツなんて、いかにもM・ラルフスの着てそうなウエスタン風ですけど(笑)。

なお、DVDでは、スラッシュとニール・ショーンが参加した「ウィッシング・ウェル」が収録されており。
すでに顔がスッキリしたロジャース先生(ジム通い開始直後)の横、嬉々としてギターを弾いている2人が微笑ましいです。

フリーに較べ、全盛で正規のライヴ盤が出てないバドカン。
74~75年頃に出せてればねぇ・・・。
また評価も変わっていたろうにねぇ・・・・。


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