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村田諒太がエンダムを降しWBAミドル級王座獲得(1)

2017年10月22日 | ボクシング
プロボクシング トリプル世界タイトルマッチ 
2017年10月22日、東京・両国国技館

【WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦】 
村田諒太 7回TKO アッサン・エンダム

因縁の再戦。
5月の世界初挑戦ではダウンを奪いながら1―2と不可解な判定で敗れた相手。
ダイレクト・リマッチに勝利した。

WBA世界ミドル級1位・村田諒太(31才/帝拳)が、同級王者のアッサン・
エンダム(33才/仏)に勝利し、悲願の世界タイトルを奪取。
※五輪メダリスト出身の世界王者は日本人初。



個人的に、村田に関しては「賢いのは分かったからリングで見せろよ」という
印象は変わらなかったが。

果たして万人が「こうして欲しい」という仕掛けを見せた。
第1ラウンドから積極的に攻撃を仕掛け、優位に立つ。
生命線はド素人でも分かる「ジャブとボディ」。

村田は右脇腹から顎を掬い上げるタイソン・アッパーを狙う!
おっ、プロになって打つの初めてじゃないか!?
圧力を感じたのか、エンダムは手数の合間にクリンチを多用。

第2ラウンド、両者手数が多い。
初戦より展開が早いからエンダムは疲れるぞ。

第3ラウンド、フックを外から、ジャブを真ん中から放つ王者エンダム。
村田は全てブロック。そして手数を返す。
エンダム強打の迫力増してるとかなし。大きな上積みも見当たらず。

第4ラウンド、村田は右ストレートと左フックを的確にヒット。
エンダムも手を出す。
村田のボディが後半効果が出そう。しかし採点に反映されるか?

第5ラウンドも初戦より密度濃い攻防。
クリンチの際に側頭部ギリギリを叩く村田。ラビットパンチを主張する王者。
もみ合いでも手を出すのはイイ。腹を効かせて止めたい。

第6ラウンド終盤、村田の右でエンダムの腰が砕けた!
しぶとい王者は応戦するも、見せかけのリードパンチも途切れ気味。

第7ラウンドも村田優位。
遂にジャブの突き合いでエンダムの顔を跳ね上げた!これは王者苦しい。

バッタリ倒すより、ジワジワとダメージを重ねて動きを止め、ロープに詰める
戦法が有効なのではないか?
それならレフェリー・ストップも呼び込める…。

そう思ったら、第8ラウンド開始前のエンダムコーナーに不穏な動きが。
王者は下を向き、セコンドは顔を振る。レフェリーが腕を交差した!

同時にエンダムのセコンドがグラブのテープを外し始める。
棄権だ!

この瞬間、村田諒太の勝利が決定した!


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