あるBOX(改)

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ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルに行く②

2012年05月27日 | ライヴ
ブルース&ソウル・カーニバルといいつつ、
やはりブルースやソウルに影響受けた現代ミュージシャンの共演なんですな。
  
サニー・ランドレスさんのジェフ・ベックばりのギターインスト聴いて、そう思いました。
トリオ編成のバンド、リズムは疾走感あり。
この辺は白人さんらしく、ブルージーのみでは終わらない意気込みあり。

なるほど、クラプトンさんが「最も過小評価されたギタリスト」と言われるのも良く分かるプレイでした。



そして宵闇と共に現れたジョニー・ウィンターさん。
基本的には昨年の来日時と同じで、バンドの演奏が先に始まり、腰も曲がって介護されながらの登場。
しかし、会場は大喝采。

18時30分に始まり、すでにビールとツマミでイイ気分の会場は(野音はイイねぇ・・・)全員が総立ち。
さすがに1曲目(Hideaway)と2曲目ではギターも声も不安定だったが
3曲目の「Good Morning Little School Girl」で調子が戻るジョニー。
さすが定番曲は違うぜ!

4曲目の「Got My Mojo Working」ではファンもサビを合唱。
5曲目の「Johnny B. Goode」ではこれまた大合唱。
この辺だけでも「来てよかった」の熱演。

しかも、続くスローブルースで座れるかと思ったら、これまた熱演!
怒涛のギターソロに圧倒される。
ああ、スローな曲だから座れると思った私が甘ちょろだった!

曲のテンションは必ずしもテンポと比例する物じゃないと、
ジミヘンの「レッドハウス」や「ブードゥーチャイル(スライト・リターンじゃない方)」で思い知ってるじゃないか!!

さすがジョニー・ウィンターさん、参りましたと一旦は座ったベテランファンも立ち上がる。



続くミドルテンポの曲では、昨年同様「ギミー・シェルター」の一節が挟み込まれたり、ジミヘン節が盛り込まれたりで
やはり70年代の熱気が甦る。

「It's All Over Now」「Highway 61 Revisited」で熱気は継続、
愛器ファイアーバードを持った途端、ファンはいっそう盛り上がる。
ジョニーがスライドでシャープな音色を試すだけで感涙寸前の私。

アンコールの「Dust My Broom」のカヴァーで御馴染みフレーズが飛び出し、これまたワタシャ感無量。
カーニバル恒例最後のジャムって事で、サニー・ランドレスさんも再登場。ギターソロの応酬に観客は酔いしれる。
日本勢も頑張って欲しかったが、さすがに御大のプレイの合間にソロは挟めなかったか・・・。

ジョニーのプレイリストは、基本的に去年と同じだったが、「Sugar Coated Love」と「Bonie Moronie」などがカット。
特に「Bonie Moronie」のカットは残念だったなぁ・・・。

あと、前日の5/26に頑張りすぎて疲れが残ってたのか、やはり最初の2曲のイマイチさ・・・は残念だった。
それでも、終盤には立ち上がって演奏するシーンも少しあり、去年よりは調子が良さそうに見えた。

やはり直に日本のオーディエンスと触れて「彼らはオレを待ってたんだ!」と感じてくれたと思いますよ。
「またせて悪かったな」と今年も来てくれたんだと思いますよ。

言葉は通じなくても、「東洋人は表情が分かり辛い」と言われても、待ちわびたミュージシャンのステージを目の前にしたら
至福の表情を浮かべますよ。彼の名を叫びますよ。

それが彼らの力になると思いますよ。
私は大きな声で叫びますよ。

だから・・・
コンサート終わって私の声はガラガラです!(笑)


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