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実家の被災状況

2016年05月02日 | 生活
熊本地震…というか、大分県などの被害も考えると
「中央九州大震災」とでも名付けた方がイイんじゃ
ないかと思える震災。

あれから半月。

4/14と4/16の両日とも熊本県の益城町は「震度7」。
父方の本家は「下益城」という地名だったから大いに
心配したのだが。

これが家屋全壊などには至らず、ケガを負った親戚も
おらず。
ブルーシートやカップ麺などを送って援助したつもり
だったが、何の事はない自分の実家も被災していた。



もう両親とも亡くなっている一軒家は無人の空き家。
シルバーサービスの人に「月に一度の清掃、風抜き」を
依頼していたのだが、何と一段落したところで見に
行ってくれたのだ。(申し訳ないなぁ・・・)

その報告によると

「外の塀は倒れている。しかも隣家側に」
「玄関のドアは開かない。たぶん歪みが原因」
「縁側のアルミサッシはガラス大破。猫が出入りしてた」
※また猫かよ・・

「床の間の砂壁は崩れ落ちている」
「1階のタンスは横転していた」
「縁側の衣類ケースも倒れていた」
「キッチンの食器棚は倒れていなかったが中の食器は飛び出して大破」
「1階のテレビは首が曲がり斜めになってた」

「2階のテレビは3mほど飛んでいた」
「2階の本棚は倒れていなかったが本は全て床に散乱している」
「2階の雨樋は崩れ落ちていた」

まぁ、「震度6」ですからね・・・。
これくらい被災してるかもと思ってたが、やっぱりショックだわ。

ただし、
「雨漏りはしていない」
「家全体が斜めになったりしていない」
「外壁に大きな亀裂は見当たらない」
・・・という事で。
全壊や半壊には至っていない模様。

見に行こうにも交通機関が不安だったし、宿泊できるホテルも無い。
実家は現実には寝泊まりできるか分からないし、なにより行政の
被災判定で「危険」なんて張り紙されてたらアウトだ。
※隣家のオバちゃんとも連絡とれないから分かりませんよ・・・。

しょせんは「遠隔被災者」。
揺れは体験してないし、東京に自宅と仕事を持ってるしで現地で
大変な目に遭われてる方々に比べたら微々たる苦難・・・。

よく考えると親父とオフクロは、震度6なんて体験しないまま
逝ったんだな。
それは「救い」だったかも知れないな。

高齢で震度6なんて・・・、
もし家の中で体験したら怖かっただろう。

両親とも戦争体験者だけど、父は軍の航空教習所で終戦を迎えたし、
母は空襲にあった訳でもなく、長崎の原爆を「何も分からない子供
だったから、キノコ雲から漏れる光を『キレイ』と思ったもんだよ」
と語ったくらいのお嬢様だし。

生涯最大級の恐怖を味わう事になってた筈・・・。

ヤバイ。
実家に帰って遺影を見たら泣きそうだ。
祖父母の遺影と位牌、東京に持ち帰らなきゃな・・・。



しかし、生まれ故郷に帰った途端に「被災者」になるんだな、俺。

とりあえず、割れた食器やガラスはシルバーサービスの人たちが
片付けると言って下さった。

有料とは言え申し訳ない。
礼を言いつつ「無理はなさらないで下さいね」と伝えるのが精一杯。

あとは帰って自分でやるだけだ。
しかし、形を保ったまま倒れたブロック塀なんて、どうすれば良いの?
隣家の被災に影響あったら放置できない。
配管つぶしてたりしてたら大変だ。早く撤去しないと・・・。

ハンマーで粉砕してウチの庭に重ねていくか。
そんな粉砕バット・・・じゃなかった粉砕ハンマー実家にはないぞ。
東京のホームセンターで買って持って行くか。

倒れたタンス。けっこう重いが持ち上がるだろうか。
災害ボランティアでガテン系の人はいないだろうか。

https://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=12636&sub_id=2&flid=83448

そうやってボランティア要請情報を探そうとしても、ネット上では
「災害ボランティア受け入れ」情報ばっかりが検索に引っかかる。

「宿泊先や食料は確保して来てください」とか「装備は自分で準備
して下さい」とか・・・・。

私は「ボランティアさんに来て欲しい側」なんですよ!
なんで依頼する手段の情報がこんなに無いんだよ。

やっと上記リンクの「被災された方に対する支援制度について」に
辿り着いた。

さてさて、遠隔被災者にどれくらい手を差し伸べてくれるのか。
避難所も公的な場所とそうじゃない場所があり、物資も公的な
場所にだけ配られているとの事。

「公的避難所には老人などが身を寄せてるから」と自主的に車内泊を
続ける人々には配られない。

「個人には渡せません」・・・と。

私も、どう扱われるか分からないなぁ・・・。


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