あるBOX(改)

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ジム・キャパルディ死去

2005年01月31日 | 英国ロック
60年代末から70年代、英国の人気バンドとして活躍した「トラフィック」。
元スペンサー・デイヴィス・グループの天才ヴォーカリスト、S・ウィンウッドをメインに
据えた期待のバンドとしてデビューしたトラフィックだったが、デイヴ・メイスンやジム・
キャパルディらのソングライティングも光っており、予想以上の万華鏡ロックを聴かせて
くれたのでした。

メンバーフォトながら、全員が一丸となりつつ(実際は不安定だったらしいが)
リラックスしたムードの「トラフィック(セカンド)」は、完全にジャケ買いだったが、
あれも大当たりだったなぁ・・・。

その、トラフィックのドラマーでありソングライターでもあったジム・キャパルディが1/28、
胃がんのため、入院先のロンドン市内の病院にて就寝中に死去したそうな。

死亡記事を読んで。彼の親が、英国のイタリア人移民だった事を知った。
「トラフィック」は、メイスンの脱退など内紛を経て74年に解散したが。
その前からソロ活動を始めてたのが、キャパルディ。
数枚をそれなりにヒットさせ、その中には同じ「アイランド・レーベル」である関係からか、
ポール・コゾフの参加などもあり。

俺、「オウ!ハウ・ウィ・ダンスド」は持ってたよな・・・。
タイトル通り、ダンスリズムのタイトルチューンがポップだったが。

変形ジャケで有名なトラフィックのアルバム「ザ・ロウ・スパーク・アンド・ハイヒールド・ボーイ」から、
ドラムをヤメてヴォーカルとソングライティングに没頭。

レイドバックっつ~か、ダラダラした同アルバム中、唯一と言ってイイ程イキイキした曲「ライト・アップ・
オア・リーヴ・ミーアローン」を提供するも専門家から「リキミ過ぎが痛い」と言われ、
同曲を好んでいた私は「ジミヘンのアルバムに入ってたノエル・レディングの曲がイイな・・・と
思ってたのに専門家から『フーのチープな真似っこソング』と言われて凹んだ事あったよなぁ・・・」と、
苦い記憶が蘇ったのでした。

まぁ、俺ってオールマンでも、ポップな甘ったるい曲・・と言われる「ランブリング・マン」が好きだしなぁ・・。

90年代にはトラフィック再編に参加したキャラルディ。
アルバム製作に尽力。オリジナルメンバーとして、スティーブ・ウィンウッドやデイブ・メイソンと組んで、
再結成ツアーを行った(見たかったなぁ・・・)。

インタビューで「“ホーリー・グラウンド”ってイイ曲をモノにしただけで、再結成の意義があったよ」と
スティーヴ・ウィンウッドの歌唱を称えていたキャパルデイ・・・。

04年の3月、米ロックの殿堂入りを果たしたのだが(当然「トラフィック」としてだろう)、5カ月後に
末期がんと診断されたそうで。
※せめて最後に光が当てられて良かったねぇ・・・。

音楽活動を行うのは早く、64年。「The Hellions」というグループを、後に英国ロックを
担うメンバー達と結成。
ギター&ヴォーカルがデイヴ・メイスン、ドラムがキャパルディ、キーボードがポリ・パーマー(後にファミリー)、
ギターにルーサー・グロヴナー(後に、スプーキー・トゥース~モット・ザ・フープル)という布陣だったそうな。

トラフィック終盤では、パーカッション&ヴォーカルで活躍。
トラフィック解散後は、身内のフィル・キャパルディにパーカッションを任せ、自分はヴォーカルとギターを担当、
「The Contenders」として活動していたそうな。

トラフィック再編時、故人となっていたクリス・ウッドの代役は旧メンバーが必死にフルート/サックスを演奏して
カヴァーしたそうだが(その演奏がクリス・ウッドっぽくて泣けたなぁ・・・)。
キャパルディまで亡くしたら、もうトラフィック再編は不可能だろう・・・・。

トラフィックの名曲と言われるモノは、大半が「Winwood/Capaldi」。1stの好曲「ディーラー」
こそキャパルディ単独作だったが。2ndの名曲「パーリー・クイーン」はウィンウッドとの競作。

ウィンウッドに注目が集まり勝ちなトラフィックだが。私はキャパルディの曲も好きでしたよ・・・・。

ご冥福をお祈りします、キャパルディさん。

◆1/29(大阪府立体育館)の試合結果
○4R
加藤心和 判定 名越光紀
平山昌賢 KO3R 細木隆介
○6R
大洞達馬 TKO1R 竹本裕規
○10Rダウディ・バハリ 引分 山本大五郎
小島英次 判定 仲 宣明
○WBCフライ級タイトルマッチ12R
ポンサクレック・クラティンデーンジム TKO5R 小松則幸

◆1/30(福岡県宗像ユリックス)の試合結果
○東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12R
越本隆志 KO9R ジェフリー・オニャテ(比)


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