あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ロマチェンコ最短タイ記録

2014年06月27日 | ボクシング
6/21 米ロサンゼルス
【WBOフェザー級王座決定戦12回戦】

ワシル・ロマチェンコ(4位) 判定 ゲイリー・ラッセルJr(1位)
114-114、116-112、116-112

ゲレロvs亀海と同じリングで
最短世界王座奪取のタイ記録が達成された。

無敗のラッセルと、前の試合で世界奪取に失敗したロマチェンコ。
再起戦が即世界挑戦なんだからロマチェンコ陣営も強気だ。
まぁアマエリートからデビュー2戦目で世界挑戦させるんだから
「もう完成している」と踏んでるんだろう。

さて試合は
スタートと同時にスピード合戦が展開。
ラッセルのハンドスピードが凄い。
ただし、ラッセルは想像以上にラフファイトは挑まない。
相手のアマスタイルを崩すより自分のスピードを活かすスタイルか。
~とはいえラッセルの速いパンチを食わないロマチェンコは
さすがだ。

その中でクロスを被せ、相手の速いパンチの戻り際を叩くロマチェンコ。
ラッセルはロマチェンコを追いかけるパターン。

ロマチェンコは足で出入する自分のボクシング。
左ボディも交えてリード。

テクニック合戦では分が悪くなり、プレッシャーを掛けていくラッセル
ここでロマチェンコは逆に前に出たり、カウンターを合わせたりして
ペースを譲らない。ただキレイなだけのボクシングじゃないな。

ラッセルの顔面(特に両マブタ)が腫れ、なんかケビン・ケリーに似てきた。
いや、もともと速いところは似てるんだが。

試合は、あっという間に最終ラウンド。
とにかくダウンを奪わないと勝ち目がないラッセル、
足を使い自分のボクシングで対抗するロマチェンコ。
両者疲れてるが、ロマチェンコのボディ攻勢が有効だったのか
ラッセルの攻勢が続かない。

そんな中で試合終了。

結果は、ロマチェンコ2-0判定勝ちで王座獲得。
114-114は意外だったなぁ・・・。

ロマチェンコがキャリア3戦目で王座獲得。
プロキャリア3戦目での世界奪取は、
怪物と言われたセンサク・ムアンスリン(タイ)以来。
記録のインパクトで知名度上げたか。

しかし、これからは倒すシーンも見せて欲しいし、
記録以外でも観客に魅せるアピールポイントが必要になるでしょうな。

やっぱ「技で倒すパターン」か。
まぁ、楽しみな選手ではあります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿