あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

バスタ新宿前で立憲民主党演説を聴く(2)

2017年10月21日 | 生活
17時30分に新宿到着。
そこから新宿南口のバスタ新宿前へ。

到着した時には小雨の中、小島慶子さんが演説中だった。



結構な人混み。
霧雨になってきた。傘をさしてない人も多い。

「エッセイストとして自由な発言を続けられる環境」を
訴える小島さん。そうあって欲しいよね…と。

その度に起こる拍手。
「次は福山(哲郎)さんと海江田さんです。向かってきてます」



司会の女性が懸命に繋ぐ。
海江田氏はお立ち台に立つこと無く、福山氏が登場。
「安保法制に反対し、これから安保法廃止に向け一緒に闘おうと
言った私が…希望の党に行けるわけが無いでしょ」と発言。

有権者からの拍手を浴びた。



印象深かったのは福山氏の「自分は一度選挙に負けた人間、TVで
ニコニコ笑顔を見せたらダメだと思い、笑ったりしてこなかった」

「明日の結果、我々の期待を上回る数字になったら…笑いたいと
思います!笑ってイイですよね!?」
その叫び声は震えていた。



時計は18時30分を示していた。
続いて登場したのは「えだのん」として、ここ数日一気に人気を
上げてきた枝野幸男代表!

お立ち台に近付いてくるのが拍手で分る。枝野コールも聴こえる。
※ただし、これは報じられているほど大きなコールとか感じられ
 なかった。福山氏に気を使ったのか、皆さんシャイなのか?

10月2日に立ち上げたばかりの新党だが、この時点で新宿バスタと
甲州街道を挟んだ新宿駅南口の歩道、歩道橋、新宿バスタ建物内にも
大勢の聴衆が集まっていた。

傘を差していた人たちの多くが、後方からも枝野氏が見えるよう傘を
たたみ、枝野氏とともに雨に濡れた。



枝野氏は語る。
数多くいただいた「枝野立て」の声に押され、福山氏に立党を依頼する
電話を受け、立憲民主党、これを立ち上げた。古臭い党名かも知れない。
憲の字が難しい(笑)とか投票時まちがえそうとか…色んな御意見あった
が、立憲民主にさせていただいた…と。

「東京大作戦ファイナル」と銘打った最終日の演説。結党以来最多の8千人
(主催者発表)が集まった。
枝野氏は1人1人に、共闘を呼びかけた。

聴衆も「偉いセンセイの話を伺う」体ではなく、枝野氏が言葉を放つ度に
「そうだ!」と声を上げ、大きな拍手を送った。



さらに枝野氏は、政治不信が続く日本の政治状況について語った。
「私も『数は力』という永田町の俗説に24年間さらされ、勘違いしてた
のかも知れない」と語ったうえで「政治は数ではない。いかに皆さんの声に
寄り添うことができるか。その原点に返って進めていきたい」と語り、大きな
拍手を浴びた。

安倍政権に対しては、『数を持っているのだから何をやろうが勝手だ!』と
好き勝手やっていいわけじゃない。

『右』や『左』は20世紀の古い考え方だ。上からの政治か、草の根の声に
寄り添った本当の民主主義かが問われている。右でも左でもなく前へ進む、
新しい選択肢を掲げたい。一緒に進んでほしい。私にはあなたの力が必要
なんです!」



センテンスの度に観衆から「そうだ」という声が多く上がった。
その度に大きな拍手があがった。

「国民の政治離れといわれていますが、違うんです。国民が政治離れしたの
ではなく、政治が国民から離れてしまったんです。その政治が、みなさんと
一緒に足並みをそろえて前へ進んでいく、その"真っ当な"政治を取り戻して
いきたいと思っています」

「国民のみなさん、『私たちのために力を貸してください』ではありません。
民主主義の当事者として、遠くなってしまった政治を少しでもみなさんで
引っ張り戻すために、みなさん一緒に戦いませんか。"真っ当な政治"を取り
戻しましょう!」



熱を帯びた枝野氏の言葉に聴衆から大きな歓声が上がった。
何度も使われた「真っ当な」という言葉。

そこに枝野氏の真意を見た気がする。
そして「一票下さい」「お願いします」ではなく、有権者自身が前向きに
参加して作り上げる事を突き付けたのだ。



例え枝野が勝っても、皆さんは全権を委ねるのか?
政治は全員の細かい希望まで聴くのは難しい。皆さんの要望が果たされて
いるのか?チェックが必要なのではないのか?

…自分をチェックしろと。
有権者、議員…それぞれ相手任せではなく、それぞれが前を向いて進める
政治…それを宣言したのだ。



箱のようなお立ち台の上での演説。
ここに有権者との距離は殆どなかった。縁故で繋がった参加者もほとんど
おらず、それぞれ枝野氏の言葉をどこかで聴いて集まった有権者だ。

※縁故の否定はしませんが。「お世話になった方と持ちつ持たれつ」も
 大切な繋がりですし。
 ただ、何代もの付き合いってだけでバカ息子を神輿に上げて無監視で
 いるのはどうしようもないって話です。



枝野氏が次の演説地に向かって行っても、暫くは余韻が続いた。
整列解散で順次駅に向かう観衆には、マナーの良さも感じられる。

健全な選挙前日の景色がそこにあったと思う。

福山氏は「本日23時59分までは特定政党への投票呼び掛けは有効」と
語り、「SNSでもLINEでもイイので友人・知人・親類の方々に立憲民主の
事を知らせて下さい」と語られた。

私は自分のTwitterで、「東京大作戦ファイナル」の事を伝えた。
投票を促すより、そこであった事、感じたことを記せば充分に立憲民主の
事が分かると思ったからだ。



そう思いながら帰途についた。
小さなお子さんを肩車したお父さんもいた、合羽を着た若い人もいた、
年配の人も、私と同年代の人も…。

はっきりせず漠然としていた野党、そこに「核のような」政党が登場した。
すでに多くの批判に晒されている小池百合子氏だが、私はむしろ感謝する。

どうせ希望の党が野党第一党になっても、大して自民党と変わらない野党が
登場するだけだ。

小池氏の驕りに対し、枝野氏が立ち上がった。
そして彼には予想以上のリーダーシップがあった。結構な事じゃないか。

私は枝野氏に、立憲民主党に期待するよ!

バスタ新宿前で立憲民主党演説を聴く(1)

2017年10月21日 | 生活
川越スカラ座から西武新宿線の本川越駅へ。
そこから特急レッドアローで西武新宿駅を目指す。



最近、盛り上がっている立憲民主党の街頭演説を聴きに
行くためだ。

特に枝野幸男党首の演説は「説得力がある」として人気。
Twitterでもフォロワー数を伸ばしている。



まず、自民党による解散の経緯がふざけている。
9月28日、安倍首相が「国難を突破」の為と衆議院を解散。

10月10日公示、22日投票の総選挙実施となった。



自民党による「森友学園」「加計学園」の問題隠しという
声も多かった。

野党も体力不足。
民進党も代表選で党首となった前原氏だったが、離党者が
相次ぎ、厳しいスタート。

立候補予定者を小池百合子氏が立ち上げた「希望の党」の
公認で出すことを党内で提案。

しかし、これは完全に相手の軍門に下る行為。
その上、小池氏には「全てを受け入れる訳ではない」と
言い放たれ、意識の違うものは排除するとまでコメント
されてしまった。



もっとも小池氏も、これを機に反感を買い失速が始まった。
「都知事の仕事を放り出し、国政に色気をだした」という
悪印象もあり、そこで遂に党を立ち上げた枝野幸男氏に期待
の声も上がった。

(続く)

川越スカラ座「アニメまつり」を見に行く(2)

2017年10月21日 | アニメ・特撮
『太陽の王子 ホルスの大冒険』『夜は短し歩けよ乙女』という、
新旧のアニメ重要作。

まずは「夜は短し」から。



…酒飲みの話でした。

でもPOPで乙女、男子も一途。歌って踊るミュージカル。
※湯浅監督って、楽しげなミュージカル・シーンが好きなんだなぁ。

星野源ちゃんの声優挑戦を受け止める「黒髪の乙女」役は…
花澤香菜さんだったのね!



「この世界の」の周作さんのように、アニメアニメしてない声で演じ、
源ちゃんを悪目立ちさせない…素敵な演技でありました。

映画自体は、すっ飛んだ流れから最後に収束する。
うん、面白かった。音楽もPOP、エンディングも良かった。



そして
東映動画の金字塔的名作と言われる「太陽の王子 ホルスの大冒険」

川越スカラ座は「ホルス」を上映するに相応しい雰囲気の映画館だ。
客席もけっこう埋まってます。
私のような中年男性が大半だが、お子さん連れの御婦人の姿も見受け
られます。



オープニングは「長靴をはいたネコ」じゃない。
三角マークに「東映」、岩を洗う荒波!

「わんぱく王子の大蛇退治」同様、初期の東映動画作品である事が
分かる。初期の傑作なのが分かる!

中身を語るまでもない名作です。
初上映当初は「動員数が伸びない」「おもしろシーンが殆どない」と
芳しくない言われ方をしたようですが、時を経た評価は「東映動画の
代表作」というものになった。



高畑勲、宮﨑駿、大塚康生という、後のレジェンド参加作でもある。
配役も豪華!

…というか、当時のトップ俳優が「声の出演」なさっている。
平幹二朗、市原悦子、東野英治郎…。
ちっちゃな動物役に小原乃梨子!

初代水戸黄門で知られた東野英治郎(名優)なれど「七人の侍」じゃ
野党の悪大将!偏屈ジイさんの声やらせりゃ天下一品です。
なんと贅沢な…。

薄幸の美少女ヒルダの儚さも白眉。
※和田慎二さんがファンになるはずです…。



やはり「わんぱく王子」を見終わった後のような感動がありました。
キャラの細やかさは一歩進んだ印象も…。

さすがに一部で「止め絵」があったが、TVアニメも作り始めていた
東映動画だけに無理が掛かってきてたのかなぁ…。

見に来て良かった。心の底からそう思いました。



さて、この後の要件は新宿詣で!
明日の衆院選に向けて「立憲民主党の演説」を聴きに行くのだ!

新宿バスタで枝野幸男氏の演説と支持者の熱狂を体験しに行くのだ!

川越スカラ座「アニメまつり」を見に行く(1)

2017年10月21日 | アニメ・特撮
川越スカラ座にてアニメまつり開催中…との情報を得て、
行ってきました川越へ。

「アニメーションいま・むかし」
期日:2017年10月18日から10月22日まで



上映作品は以下の通り

『太陽の王子 ホルスの大冒険』
『夜は短し歩けよ乙女』
『夜明けを告げるルーのうた』
『銀河鉄道の夜』



時間は日によって異なったが、一番都合が良かったのが
10月21日(土)。

12時半から『夜は短し歩けよ乙女』。
続いて『太陽の王子 ホルスの大冒険』。



「ルー」は見たし、「銀河鉄道の夜」は時間的に苦しい。
※終了時間が遅くなる。
そこで「ホルス」と「夜は短し」の2本を続けて観る事にした。

朝から雨。
でも川越スカラ座の雰囲気には雨も似合う。



以前「この世界の片隅に」字幕版を見に来て以来だが。
内装も外装も雰囲気良くて、なんとも言えないんだよなぁ。

入場時に「夜は短し」「ホルス」両方の券を購入。
「夜は短し」が1,100円、「ホルス」は500円。



入ったらスタッフさんが描いたイラストが飾ってある。
味があるイイ絵だ。以前もすずさんを描いた素敵な物があった。

チラシもGETし、川越の飲食店などで映画コラボの特典あるのを
知る。半券で1品付けてもらえるなど、オトクな事があるそうな。



ホントは見終わってノンビリ川越の街(小江戸)を散策したいの
だが、後が詰まっているのよね。

まずは「夜は短し歩けよ乙女」だ。
湯浅政明監督が「夜明け告げるルーのうた」の前に手がけた作品。



「ルー」は、アヌシー国際アニメーション映画祭2017の長編部門
最高賞を獲得したが、前作の「夜は短し」も星野源が声を担当し
たりして、話題になったものだ。

以前から見たかったから、スクリーンで鑑賞できるのが嬉しいね。
(続く)