あるBOX(改)

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「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」DVDを見る(1)

2017年06月27日 | アニメ・特撮
ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX 2017年 20号
「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」販売価格1,850円(税別)

東宝と米国のベネディクト・プロが製作。
1965年8月に公開された怪獣映画。



講談社から隔週で発売されているDVDシリーズ、これまでも幾つか購入してるが
王道ゴジラから離れた悲劇的な雰囲気漂う特撮映画です。

発売日の2017年04月04日からそんなに経たず購入していたのだが、少し前に
やっと鑑賞いたしました。

第20号「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」1965年8月公開・本編87分



以下、メーカーの商品説明
「戦後築かれた日米同盟関係の寓意性と怪獣映画本来の恐怖性にあふれたもので、
「フランケンシュタインの怪物」を東宝流に大胆に翻案。凶悪な新怪獣と日本で
 激突させるという類例を見ない斬新な発想で話題となった。今回は日本版本編に
 加えて、大ダコの登場する別バージョンのエンディングフッテージも特典映像と
 して収録している」

◆豪華9大コレクション
〈映像コレクション〉
映画「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」本編+予告編+別バージョン
エンディングフッテージ
次号「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」予告編
「ゴジラアイランド」第94~98話、
「行け! ゴッドマン」ゴッドマン対スケルトマンNo.1 No.2その1~6、
 ゴッドマン対トランカーその1~3、ゴッドマン対ホッターその1~3
〈豪華3エピソード収録!〉



〈紙のコレクション〉
復刻パンフレット、復刻 半裁ポスター、
復刻 次号収録「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」スピードポスター、
復刻 冒険王昭和40年9月号付録 コミック「フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)」
復刻 別冊少年マガジン昭和40年夏休み特大号「映画物語 フランケンシュタイン対地底怪獣」

サイズ A4変型 (4A)



監督 本多猪四郎(本編)
監督  円谷英二(特撮)
製作 田中友幸
出演者 高島忠夫、ニック・アダムス、水野久美 など
音楽 伊福部昭



なんといいますか、この時期の東宝特撮映画です。「間違いなし」です。
高島忠夫さん主演ですが、相棒の藤木悠さんが今回いないので、コミカル系の演技は殆ど無し。

ストーリーもシリアス。
不死身の兵士を作るため、ドイツからUボートで広島へ運ばれフランケンシュタインの心臓が、
原爆投下の混乱で不明となるシーンから始まる。
※燃えさかるキノコ雲の特撮映像が凄まじい・・・

舞台は戦後の広島。
「国際放射線医学研究所」のボーエン博士に原爆症の女性が手作りの品を渡すシーン。
余命が短い事は明白だ。
ボーエン博士は原爆症治療に生涯を捧げる決意を固める。この設定は「さすが日米合作」だ。

一方、水野久美演じる助手の季子は車に撥ねられた男児に手を差し伸べる。
戦争孤児とも野生児とも思られた男児は、やがて保護され、白人種と判明。

急成長して20メートルに及ぶ巨人となった彼だったが、動物のような唸り声を発し行動の予測が
難しいとして鉄格子付きの特別室で保護される事に。

若い季子なれど、母性本能から彼を「坊や」と呼んで世話をする。
そこには高島忠夫演じる川地博士の姿もあった。



ドイツへ飛んで「彼」がフランケンシュタインかどうかの調査の手がかりを得た川地。
以降、彼を「人間」して尊重するか、「怪物」として扱うかの葛藤が始まり、それはこの映画の
大きなテーマへと発展する。

その頃、秋田の油田では地震が発生、巨大な怪獣らしきものが目撃される。それは、中生代終わりに
地下へ潜って絶滅を間逃れた恐竜バラゴンだった。

バラゴンの被害は凄惨を極め、当初は「彼」が疑われた。
調査の為、現場を訪れたボーエン博士一行はバラゴンに遭遇してしまう。

いま、まさに季子がバラゴンに襲われようとした時、「彼」が現れた!