あるBOX(改)

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「マスカラ命の女です~♪」の彼女が注目される理由とは?

2006年12月02日 | 生活
・・・なんて、いかにもゲンダイネットあたりが乗せそうなタイトルを

ネットのミュージック・トピックスで見つけ、「もしや、私の予想通りにヨエッコが!」と
期待してみたら、

『10月中旬よりオンエアされている「マスカラ命の女です~♪」の歌声が印象的な花王「ビオレ パーフェクトオイル」の新CM。「これを歌っているのは誰?」と話題になり、それが倉橋ヨエコだと判明してからは、彼女への関心がさらに高まった』

・・・なんて、こちらの期待通りのコメントだったワケだが。

ここで「彼女が注目される理由とは?」の
答えなど用意されてる事も無く(普通なら「大らかな歌声」とかの表現があって良さそうなモノだが)。

パブ記事っぽい宣伝文句が並べられるのでした。
まぁ、ヨエコさんもアルバム「東京ピアノ」からはビクター系のメジャー・レーベル所属だし。

結局は、来年1月24日(水)にリリースすることが決まったニューシングル「損と嘘」が、早くも巷で話題を呼んでいる・・・なんてオチ。

でも、ジャケットは「昭和なイラスト」なんですなぁ。
「軽快な女性心理をアカペラで綴ったビオレのCM曲とは対照的に、彼女の世界観が全面に出た問題作」なんて紹介もあって。

これまた「ああ、やっぱり」なオチ。

最新のミニアルバムの第一曲「夏」も、爽やかな歌い出しから、サビのメロディが素晴らしい名曲だと思うけどプロモビデオ(PV)が・・・。

「赤紙」とか「出征」を、ほのぼの絵柄のアニメでやらなくてもイイのに・・・。
「♪夏~、夏~、行かないで。私を引き裂くんでしょ~♪」なんつうサビ、ムゴいPVのエンディング・・・。

最新フルアルバム「ただいま」の第一曲「楯」もスケールの大きな壮絶な名曲で
私だったら「晴れた草原で爽やかに歌うヨエコさん」でPVを作るトコロだが
実際のPVは「捨てられた人形が歌い出すアニメ」・・・(いずれもYoutubeで鑑賞可能)。

いや、イイんですけどね。アレはアレで感動的だし。

でも「ヨエコ」のイメージが限定されすぎな印象受けるのですよ・・・。

まぁ、私の頭の中での「楯」映像では、
曲調が爽やかムードから「だけど、何にも出来ない、何にも出来ない、何にも出来ない」と一転するトコロで
ヨエッコは暗い奈落の底に落ちていくのだが・・・・。

結局は
「軽快な女性心理をアカペラで綴ったビオレのCM曲」で興味持った方々が
引いてしまう結果になりそうで怖い。

私も「情念」とかばっか言ってるから、反省しますがね。

「つぶつぶ」や「卵とじ」みたいな「みんなのうた」で掛かっても不思議じゃないキュートな曲もヨエッコさん歌ってるのだし。

「ビオレCM曲」で興味持った方々には、むしろソッチ方面から入って欲しい・・・なんて
考え込んでしまった12月の初旬なのでした。

実相寺昭雄監督、逝去

2006年12月02日 | 生活
円谷特撮モノで有名な、実相寺昭雄監督が亡くなられてしまった。

子供番組なのに子供を甘やかさない作家性
怪獣モノなのに「怪獣とは関係ない」シーンを織り交ぜ
陰影に富んだ画像を演出された
「監督」さんだったと思います。

その作家性は、晩年も輝きを失わず。
今後も作品作りが期待できた方・・・と云う意味では、石川賢さんにも通じる「創作者」を失った「喪失感」・・・。

残念です。
慎んで実相寺昭雄監督の御冥福をお祈り致します。