4月7日(月)兄のような存在だった中村一好さんの逝去が報じられた。近く飲もうと約束していたのに……。都はるみさん全曲集「枯木灘 残照」を聴きながら書く。新党日本の東京都第一支部で会議を終えてヘッドオフィスで「週刊新潮」のゲラチエック。編集部がつけたタイトルは「告発リポート “霊感商法”は生きている」。内部証言と資料から統一教会の現状を書いた。青山の都はるみ事務所。表参道のジムで泳ぐ。今晩は日本酒を飲むぞと決めて神保町「萱」。岩国にある旭酒造の「獺祭」を選ぶことに意味がある一夜。山口県出身の中村さんが好きだった日本酒だ。痛飲。怒りとともに報告しなければならないことがある。発端は人気漫画「美味しんぼ」の原作者である雁屋哲さんからのメールだった。雁屋さんは20数年前からオーストラリアで暮らしている。うれしいことにこのブログの読者でもある。ところが最近のことだがアクセスしても見ることができないという。何度か知らせを受けたので、ブログではなくもともとのホームページをお知らせしたのだが、まったくダメ。おかしいなあと思っていた。たまたま一橋大学の加藤哲郎さんのホームページを読んで驚いた。中国の上海、北京、長春を旅した加藤さんは、中国ではご自身のホームページだけでなく、私のこのブログも見ることができないという。「しんぶん赤旗」などは読めるのに、なぜかここはダメなのだ。加藤さんはこのブログについていえば天安門事件に反対したテレサ・テンの筆者であることが原因なのではないかと書いている。そういえば思い当たることがある。2005年に『私の家は山の向こう』を出したとき、ある音楽関係者が中国各地に何冊かの単行本を送った。ところが、なぜか私の単行本だけがないと連絡があった。しかも数か所で同じことが起きていた。「おかしいなあ」ということでそのときは終わっていた。ところがこんどの出来事だ。私は湯川れい子さんたちの呼びかけに応えて「14世ダライ・ラマ法王と中国政府首脳との直接対話を求める声明文」に賛同した。作家の池澤夏樹さん、歌手のイルカさん、詩人の谷川俊太郎さんなどなど、62人のなかで「あいうえお」順なのでいちばん最初に名前がある。記者会見は釈迦の誕生日である8日に行われる。このことが原因ではないだろうとは思う。しかしさらなる「罪状」にはなるのかもしれない。おい、いい加減にしろ!そう「誰か」に言いたい。言論も表現も姿を隠して弾圧する。チベット虐殺の写真を掲載したブログからプロバイダーも知らぬうちに映像が消えてしまったことなどの異常がネット上で起きている。こうした事態を日本政府は黙認するというのか。ああ、はるみさんの「千年の古都」が心に染みる。
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一昨日の記事に「突然の悲しい情報」とあったので、「どなたが亡くなったのだろう」と思っていたのですが、中村一好さんだったとは…
「何で…」と思わずにはいられません。
昨年の9月に池袋でお会いしたのが最後になってしまいました。
本当に残念です。
都はるみさん及び都はるみさんの事務所の方々の心中、察するに余りあります。
来週水曜日にコンサートを予定されているので、なおさら心配です。