日々の泡

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炭坑のカナリア

2014-12-27 12:49:11 | アート
2014の映画のまとめ
記事

「炭坑のカナリア」監督たち・・・そう、誰よりも早く、敏感に、この危険な空気に反応して当然だよね。
私的に、圧倒的に印象に残った作品が、冒頭で紹介されていた、大林宣彦監督の「野のなななのか」だ。
「なんでこんなことが?!」っていうくらい、ものすごい偶然で観ることのできた作品だった。(仙台で観た)
すべてにおいて、驚きに満ちた作品だった。監督の執念のようなエネルギーに圧倒される。この作品がワタシに与えた影響って、のちのち計り知れなく現れてくるような気がする。
石井監督の「ぼくたちの家族」蔦監督の「祖谷物語」も印象深い。どの作品も、「アナ雪」(結局見てない)ような観客動員はないだろう(笑)でも、ワタシはこういう作品を観るためにしか映画館に足を運ぶことができない。

来年は、戦後70年ということもあり、その関連の作品も出てくると思う。絶対に観なければいけないのは、塚本晋也監督の「野火」。ー「戦争を美化するものを信じるなかれ」の言葉のままに、塚本監督の、ありのままの現実をつきつけられる表現に、どんなにつらくても、しっかりこの目を開いて鑑賞しようと思う。商業主義では決してたどりつけない場所。それは、ワタシが理想としている場所にきっと近いにちがいないと思うし。
ちょっと違う意味で「滝を観にいく」(1/25にフォーラムでやるよ)も楽しみ。時代の変化にならって、映画に求めるもの、とか、お金をかけなくても良品がつくれる、ということも広がっていったらいいと思う。観客は、有名タレントが出るわかりやす~い作品を観に行くのもいいし、地味でも深い作品の方が好き、という人もいるだろうし。。「水の声をきく」(山本政志監督)という作品は、たしか、映画を学ぶ学生のワークショップから生まれたと聞いた。5日間くらいで仕上げたらしい。映画界をひっぱる監督たちが、これからの人材育成のために、学生スタッフ、役者が実践的に学べる場をつくって、国際交流もしている、と。山形では(東京でも)これらの作品は、一部の映画ファンにしか届かないかもしれないが、将来的には、こういう地道な活動こそが花を咲かせる、とワタシは信じて疑わない。映画に関してなんて、山形でもっともっとやれることがあると思うのに。。。。
と、まあ、年末の忙しい合間に、休憩タイムでした。よしっ、働こう。。。


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