日々の泡

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ドキュメンタリー映画祭閉幕

2015-10-16 09:16:56 | アート
終わっちゃいましたね。
この時代、いつまでこのような贅沢なイベント開催を続けていくことができるのか。
ドキュメンタリーの果たす役割って・・・・
山形でこの映画祭がはじまったのは、1989年、ベルリンの壁が崩壊した、という印象的・・・というか、今でこそわかるのですが、世界の「終わりのはじまりの・・・・」という、まるで何かを暗示しているかのような年。(だったのが感慨深いです。)
ワタシは、といえば「自分の中にある」よくわからない壁を壊したくて、よくわからないまま、はじめてNYへ行った、という思い出深い年でもあります。

そして、(約30年経ち)今自分を取り巻いている現代の姿がこんな風になっているなんて、想像できていたでしょうか。
やはり未来は、予測不能。物事が、頭の中で考えているように、机上で設計されたとおりになることなんて皆無である、とワタシは思い知ります。でも、だからこそ、一日一日、今にすべてをかける、というのが素直に考えて一番いいのではないか、とも思います。

転機は、数十年単位で訪れますね。それがワタシの実感です。
小さな小さな一日、や、ひとつのある出来事の積み重ねが人生をつくっていることに気づいて驚嘆することしばしば。今回の映画祭でも、(自分のことに限らず)別の言葉で言えば、「縁」とか「シンクロ」がたくさん溢れていてー人生って、なんて不思議なんでしょうー

「山のあなた」は、過去、自分の人生において決定的に影響を与えてくれた人たち。あの世からでも自分を見守ってくれているんだ。そんな思いにかられて、お天気のよい美しい空を見上げるなかで幸せな妄想に浸ったのでありました。
 
     山のあなたの空遠く、幸住むと人のいう。

映画祭まとめ


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