日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

繋がれ想い

2013-05-17 21:23:45 | 日々
今日、KIDSタップへの体験の申し込みの電話があったのです。
そして電話をくださったお母さんの言葉「山形でタップができるところがあるなんて。大人だって珍しいですよね。こんな貴重な経験ができるんだったら、是非体験させたいと思って。」
嬉しかった。もちろん、タップは自分のためにやっている。だけど、上京した時に、それまでダンスなんて全く経験がなくて苦労したこととか、悔しい思いを何度もしたこととかー田舎で育ったこと、そういう環境がなかったことを恨んでいたんだと思う。小さい時から踊りをやっている人が楽々踊っているのをみて、知らず知らず抱えたコンプレックスは、踊りだけでなく、山形で育ったというコンプレックスにまで広がっていきー自然にあふれた、山形という土地は大好きなのに、自分のなかで整理のつかない複雑な感情になっていることに、気がついてはいた。タップにこだわってしまうのも、ダンスに対するコンプレックスの裏返しかな~なんて思うこともある。タップって、ダンスの中でもちょっと特殊で、かなりすごいダンサーでも、タップだけは出来ない、という人が結構いる。タップ人口が少ないといえば悲しいけど、タップが踏める人というのは、実力の差こそあれ、絶対的に少ないから希少価値は高いハズ(笑)
まだまだ文化面ももちろん、都市と地方の格差はひどすぎるよ~って、思わない時はない。でもちょっとずつ思いが繋がって受け渡されるバトンが繋がった時、競争ではなく、その土地独自の魅力溢れたものがつくり出されるような気がする。ワタシは、ここでしか生まれないものを探したいな~と、(歳のせいか)最近つくづく思う。可能性は都市部よりもずっとずっと広いと思っているから。追いかけることに全く意味を見いだせなくなっている。なぜかはわからないけれど。いつか、自分の中に沈んで存在してるコンプレックス君と、スパッとお別れしたいのさ。それがワタシの希望。

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