宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

2006年の終焉

2006-12-30 22:28:38 | 政治
いよいよ平成18年、2006年も押し迫ってまいりました。
そして波乱の年が来年やってきます。
課題の積み残しがたくさんあります。
タウンミーティングの「やらせ」の行為者が、子供たちへの愛国心強制の教育基本法を成立させました。
そんな作為者たちの考えた苦心の作の教育基本法です。無理を通せば、道理が・・・・です、力なく笑うしかないですな。

防衛省に出世です。
聖域を強力に主張します。
右から左への付け届けの資金が必要になりますものな。ふんぞり返る日の近づいてくるのが目に見えるようです。実際の防衛なんぞより、流用など、そっちの方がよっぽど大事だ。
最初は新参者、静かにおとなしく、やがて数年でエリート意識の増長も見えて来る。
みんなは知らない、「国民を守るのが任務」の偽善性を・・・・それはペーペーの自衛隊員だけに与えられた美しすぎる標語であることを・・・・
守るには天皇以下、順列があることを・・・みんなは知らない。
そして、平民の大多数は自衛隊員よりも下であって、必ず犠牲打のブロックサインを強制される事を・・・・みんなは知らない。
これからの戦争は、使いっぱなしの銃器であって、無益なだけのご苦労さんであることをみんなは知らない・・・・
人や物の破壊力抜群のこれからの戦争は、高度な技術力に支えられているだけに、その兵器は高額であること、そしてその高負担たるやをみんなは知らない・・・・
ミサイルに脅え、税負担に脅え、忍従なだけの生活になることをみんなは知らない・・・・

中国に鎌首根っこを押さえられてしまった策士、安倍さんの捲土重来は来年あるのか?
このままでは浮かぶ瀬もあるまい。
唯一独自外交のできる希望の「拉致」も底なし沼へ入りにけり、
就任直後の中韓訪問のように、いきなりのサプライズも北朝鮮に相手にもされず、
この際「核開発」に転用されようが、大枚叩いて何とか格好付けの交渉に持ち込むか?

韓国訪問時に脅かしの一発(核実験)を喰らった、日本総理としての面目丸潰れの
右翼安倍さんの今後は「前途多難」の船出となるに違いないのだ。
右翼安倍さんが、右翼らしくできない、悶々とした状態が今の事態であって、支持率低迷もその悶々とした状態を表わしているとも言える。
貧乏で、エネルギーさえもままならぬハリネズミ北朝鮮を軽く甘く見ているのは、今も昔も変わらぬか?


拉致被害者家族の人々も、制裁要求するくらいだから救出帰還は半ば諦めているのであろう。
そりゃそうだ、もう生きている時間は日本より北朝鮮での方が長いのだ。
腰も落ち着いてしまうであろう。
兎に角、日本のチンピラ与太者やくざにかどわかされたのではなかったのは幸いであった。

経済界にお金を「ばら撒いて」潤沢にし、国の恐慌を取りあえず防ぎ、国に収入となって戻ってきたからって、単純に喜ぶな・・・・
全国民的なるインフレにはならずも、格差社会を現出してしまった「歪み」のツケはどうするつもりなのだ。
そして、そんな不公平なやり方が世の中に通用するならば、この世の終わりだ。
だから何処かでこのツケはいつかやってくるであろう。
そんなやり方は所詮付け焼刃、根本の治療にはなっちゃあいない。
こんな単純で安直な危機乗り切り策を知って、「改革」を忘れた安倍政権の落ち行く先は・・・・・?
格差社会を軽く見ているととんでもない事になるぞ。

さて、来年はどんな問題が噴出し、どんな事を提案するのであろうか?
右の安倍さんとしては、右の政策をなんとしてもやりたいであろう。しかし、やればやるほど、他国との軋轢が増してくるのは否めない。
国益のために意地を通すか、迎合するかは、総理の判断。
それに失敗した小泉さんが見本。
日本人の多くが、我が身可愛さと我が国可愛さに向かって、自己保身に走っている現況では、この国の自己中も極まれり、と言ってもいいのだろう。