京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

京都五山の送り火

2013年08月17日 | ミニ里山記録

 

 

  8月16日は、お精霊送りとして京都五山の送り火がある。我が家の庭からは右大文字と妙法の法が見える。昨夜の送り火は薪が乾燥していたせいか例年より炎が高かった。2年前、東京電力福島第一原発からの放射性物質汚染を受けた薪を燃やすか燃やさないかで、すったもんだした事が思い出された。

  点火から火が消えるまでに、人は自分の誕生から死までの一生を見詰める。終った後に残るのは山の闇。「我らは何処から来たり何処に向かわんとする物なるや?」 

お精霊さんが終ると人々は無口になって家路を急ぐ。

 

          大文字やおふみの空もただならぬ 蕪村

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ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)

2013年08月17日 | ミニ里山記録

 

 

 アフリカ原産のキク科ベニバナボロギク属の一年草。戦後日本に入ってきたとされる。下向きの濃い紅色の花を付ける。パイオニア植物として知られる。庵の裏庭の斜面で咲く。


        討(うち)はたす梵論(ぼろ)つれ立て夏野かな 蕪村

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キキョウ(桔梗)

2013年08月16日 | ミニ里山記録

 

 キキョウ科の多年性草本植物。秋の七草の一つ。これは鉢植え向きの草丈が低い園芸種だが野生種は一輪咲きで背丈が高い。

       修行者(すぎゃうざ)の径(こみち)にめづる桔梗(ききゃう)かな 蕪村 

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オミナエシ(女郎花)

2013年08月15日 | ミニ里山記録

 

 

オミナエシ科オミナエシ属 の多年生植物。秋の七草の一つ。花にはアンモニア臭がすると言われているが、つまんで嗅いでも無臭であった。花の時期(エイジ)によるのかも知れない。


           里人はさともおもはじおみなえし  蕪村

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マルバアサガオ(丸葉朝顔)

2013年08月14日 | ミニ里山記録

 

 

  熱帯アメリカ原産のつる性の一年草。最近になって移入されたものと思っていたが江戸時代に観賞用として渡来したらしい。日本古来の朝顔と比べておおざっぱで風情がなく好きになれない。丈夫で繁殖力にとんでおり各地で野生化している。

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ニホンミツバチの鉋(かんな)削り

2013年08月13日 | ミニ里山記録

 

  ミツバチの巣内は34度C位がコロニーの活動にとって至適温度と言われているが、外気温がそれ以上に上昇した時は、出入り口での扇風行動でもって中を冷却する。さらに酷暑の時期になると、多くのミツバチが巣箱から出て外壁にとどまる。少しでも自分たちの代謝熱による巣内温度の上昇を防ごうというのだろう。

 このようなハチのなかには「鉋削り」と呼ばれる行動をするものが見られる。これはステップを取りながら体を前後に動かすもので、何のために行うのかよく分かっていない。真夏に集団でこの行動をしている様子はまるでミツバチの盆踊りのように見える。

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ヒシ(菱)

2013年08月12日 | ミニ里山記録

 

 楽蜂庵のビオトープで繁殖するヒシ。ヒシ科の一年草の水草。種子は鋭い棘を持つために忍者のまきびしとされた

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サルビアパテンス

2013年08月11日 | ミニ里山記録

 

  花壇ではなく路傍で雑草に混ざって眼にもあざやかな青い花が咲いていた。めずらしい野草かと思って調べたらサルビアパテンスという洋花(メキシコ産)であった。近所の人が打ち捨てた土の中に根が残っていて花を咲かせたものであろう。フィールドへの外来種の漏出は留まるところを知らない。しかし日本の在来の野草は青系統、赤系統にしろ明度の濃いものが少ないのは何か理由があるのだろうか?

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ムクゲ(木槿)

2013年08月10日 | ミニ里山記録

 

     

底紅や血圧上がる検診日 楽蜂

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オニユリ(鬼百合)

2013年08月09日 | ミニ里山記録

 

 

学名 Lilium lancifoliumThunb。種子はできず葉の付け根にムカゴを作り、これでもって繁殖する。人里でよく見られアゲハチョウの仲間がよくやってくる。


                  鬼百合を四五本も折り野分け去る 楽蜂

 

 

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アザミオオヒゲナガアブラムシ

2013年08月08日 | ミニ里山記録

 

 

赤いのに混じって黒い無翅型も見られる。色も形態違うのに仲間としてくらす仕組みは何なんだろう。


 

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ニホンミツバチの蜂球

2013年08月07日 | ミニ里山記録

  

巣口でニホンミツバチが小さな蜂球を作っていた。朝から飛来していたキイロスズメバチを取り囲んで熱殺しているものと思ったが中身はシオヤアブであった。写真では見えないが、時々シオヤアブの白い尾部の先端がのぞく。インターネット情報ではセイヨウミツバチもシオヤアブを蜂球で熱殺するそうだ。(http://www.youtube. com/watch?v=HweV24nprdc)

                        シオヤアブ

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アシダカグモ(脚高蜘蛛)

2013年08月06日 | ミニ里山記録

 西日本で建物の中を徘徊するアシダカグモ科に属する大型のクモ。網を張らず、歩き回ってゴキブリなどを捕らえる。風呂場の天井で様子をうかがっている。益虫とはいえ、夜中に出会うとさすがに気味が悪い。


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ギボウシ(擬宝珠)

2013年08月05日 | ミニ里山記録

 

  ギボウシはギボウシ属(Hosta)の総称。この植物のつぼみが擬宝珠に似ることに由来する。写真のギボウシはキヨスミギボウシ(清澄擬宝珠: Hosta kiyosumiensis)のようである。

 

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カワラナデシコ(河原撫子)

2013年08月04日 | ミニ里山記録

秋の七草の1つ。庭の砂利路に毎年出る。自生したものは減少しているらしい。


撫子や出水にさわぐ土手の人 正岡子規

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