メタセコイアの並木道の後、
特に目的もないドライブ旅行は
気ままに寄ってみたいところへナビを入れる。
小室城主でもあった小堀遠州の菩提を弔うために、
京都大徳寺から僧を招いて開山したという寺、
「近江孤篷庵」に寄ってみた。
手入れの行き届いた庭園の苔
山の中の一軒家にいるような気がする。
しばらく庭園を眺める。
先ほどからじっと正座して庭園を眺めている女性がいる。
祈っているのだろうか・・・?
感謝しているのだろうか・・・?
複雑な社会をちょっと抜けて・・・?
・・・そうです・・・
落ち着きを取り戻すことができる場所なのです。
ドウダンツツジの参道、真っ赤に色づいた風景を想像しながら歩く。
310基の墓碑があるという小堀家家臣の墓は
前方に小谷山、左後方に琵琶湖が広がる
眺望のよいところに立てられている。