Vicky Angel Yearling このアイテムの詳細を見る |
情報
作者:Jacqueline Wilson
ジャンル:ヒューマン
種類:パーパーバック、児童書
YL:5.8
ページ数:117ページ
語数:36000語
おすすめ度:
ストーリー
Judeにとって同級生のVickyは幼いころから大の親友。姉妹以上の関係だ。Vickyは人気者の上、自分の思い通りに行動するタイプ。Judeはなんだかんだで彼女に従って行動することが多かった。
しかし、ある日、突然の交通事故によって、Vickyは他界してしまう。悲しみに打ちひしがれるJude。ところが、死んだVickyが幽霊となってJudeの目の前に現れたのだ。生前にもまして自由奔放に行動し、どこにでもついて来てJudeのやることにちょっかいを出すVickyにJudeは振り回されることに。
感想
ヒツジ読みで読んだVicky Angel。単語も難しいし、苦労したシーンもありますが、Chapter1の突然の悲しい出来事から、涙のラストまでずっと引き込まれて読み続けることができました。
親友が事故で亡くなってしまうという悲しい話ではありますが、幽霊のVickyが現れると、その強引な性格とか、口の悪さに、悲しみが急にすっ飛びます(笑)。でもVickyが人気があるのもわかるような気がします。強いキャラクターはカリスマ性が出やすいし、Judeが頼りたくなるのも理解できます。生前のVickyの様子は少ししか描かれていませんが、ポリシーを持っていて、きっと幽霊のVickyよりはもっと魅力的だったのではと思いました。
後半少しづつ、Vickyの死(Vickyの幽霊)を乗り越えようとしていたJudeですが、本当の勝負はこの話のラスト以降かもしれないと思いました。
心に残る表現
But Mrs Wainwright say life has to go on. I must learn to think for myself.