2010年のまとめ。第6弾。
キッズパワー全開、元気なお子様たちの話。難易度順。
Junie B. Jones and the Stupid Smelly Bus (Junie B. Jones #1) | |
Denise Brunkus | |
Random House Books for Young Readers |
幼稚園児のJunie B.Jonesの自由奔放ぶりがよいですね。7/30の過去記事はこちら。
George's Marvelous Medicine | |
Quentin Blake | |
Puffin |
このやりすぎ加減がとても好き。5/15の過去記事はこちら。
Nanny Mcphee: The Collected Tales Of Nurse Matilda | |
Edward Ardizzone | |
Bloomsbury USA |
とにかくたくさんの子供たちがハチャメチャやります。9/2の過去記事はこちら。
2010年のまとめ、第5弾。今年は意図せずして作家が主人公の話を立て続けに読みました。難易度順。
David Copperfield (Oxford Bookworms Library Classics) | |
Tricia Hedge | |
Oxford Univ Pr (Sd) |
これは最終的に作家になりました、という話で作家としての活動が書かれているわけではありませんが・・・ちょっと無理やり。ディケンズの自伝的小説のGR。日本語でも読もうかと思ったのですが、結局読めずじまい。7/7の過去記事はこちら
The School Story | |
Brian Selznick | |
Atheneum |
作家としての才能を発揮するスーパー小学生とそれをサポートする友人の話。どうせ駄目だろうとか、無理に決まってるとか、そんな冷めた考えは全くなく突き進むエネルギーがいいですね。Andrew Clementsの本はNo TalkingとThe Report Cardを持っているのですが、まだ未読。来年読みます。6/7の過去記事はこちら
Suddenly You | |
Lisa Kleypas | |
Avon |
結婚をあきらめた人気女流作家と出版社社長の恋愛。ヒストリカルロマンス。ここに登場する出版会社Devlin社は、製本、印刷、出版、書店、文具屋、貸本屋など、なんでもやっていて、それ全部が1つの建物に入っているのだそう。circlating libraryって貸本屋の事なんですね。この時代(19世紀前半・英)まだ無料の公共図書館がなかったようです。本が高級品だったため、庶民は会費を支払って本を借りていたようです。18世紀末から19世紀あたりが舞台の本を読んでいると、時折貸本屋の本を読んでたりするシーンが出て来ることが確かにあります。税金を払っているとはいえ、無料の公共図書館の存在はありがたいですね。6/10の過去記事はこちら
Dreaming of You | |
Lisa Kleypas | |
Avon |
ベストセラー作家のSaraが次回作のため、高級賭博クラブで調査、見学するうちオーナーのDerekに惹かれていくヒストリカルロマンス。Saraは清らかな彼女のイメージとは対照的に裏社会のじめっとした小説を書きます。処女作Mathildaは娼婦の実情を世間に知らしめた作品・・・という設定。この賭博クラブでの調査を役立てて書いた本のタイトルが最後のほうでちらっと出てきます。それがDreaming of Youだったらちょっとウケるけど、そんなロマンティックなタイトルのはずがないんですね。なんてったって社会に問題提起をする作家ですから。5/18の過去記事はこちら