A Wonderful Welcome to Oz: The Marvelous Land of Oz, Ozma of Oz, & The Emerald City of Oz (Modern Library Classics) 情報 作者:L Frank Baum ジャンル:ファンタジー 冒険 種類:ペーパーバック、児童書 YL:5.0 ページ数:7~190ページ 語数:38000語 お気に入り度:☆☆☆☆ |
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Gregory Maguire,John R. Neill | |
Modern Library |
The Marvelous Land of Oz、Ozma of Oz、The Emerald City of Oz3作の合本です。
ストーリー
Land of Ozの北にあるGillikinの国に住んでいる少年Tip。両親の事は何も覚えておらず、魔女のMombiに育てられたが、何かとこき使われてTipはMonbiが大嫌いだった。
ある時、大きなカボチャをくり抜いて顔を作ったTipは、これを人間の形に仕上げてMombiを驚かせてやろうと考えた。木の枝で体を作り、服を着せてJuck Pumpkinheadと名付けた。
そして、道にJackを立たせて待ち伏せ。しかし、Tipのいたずらと気がついたMombiはJackに何やら"Power of life"という粉をふりかけ呪文を唱え出したのだ。すると、Jack Pumpkinheadはいきなりしゃべりだし、動き出したのだ。
Jackを家に連れて帰ったMombiは今度は妙な薬でTipをmarble statueに変えると言い出したのだ。そんなものになるのはまっぴら御免だと考えたTipはこっそりJack Pumpkinheadを連れ出し、"Powder of Life"を持ち出すとMombiから逃走。Ozの中心地であるEmerald Cityへ向かうことにしたのだった。
感想
The Wonderful Wizard of Ozの続編。The Wonderful Wizard of Oz(過去記事08/5/17)を読んだ後に大人っぽい表紙に惹かれて購入。でも読みにくいような気がして途中でやめたのでした。今読んでみれば、読みにくいと思っていた前半は全く読みにくくなかったです。
何ともお間抜けな会話、不思議でほのぼの、予測不可能なストーリー。前作ほどではないけれど、ラストは結構楽しめました。
はじめはTipとJack Pumpkinheadだけだったのが、徐々に奇妙な仲間が増え出します。Powder of Lifeでそんなものに?というものに命を吹き込んで、あーでもない、こーでもないの珍道中を繰り広げます。前作のScarecrowとTin Woodmanも登場。この二人がとても頼もしく思えます。途中、軍隊が出てくるのですが、これが皆スカートをはいた女子。武器として編み棒を持っています(笑)。後半出てくるGlindaの軍もやはりスカートをはいたガールズ軍。女子しかいないの?でもこれが怖い印象を和らげてほのぼの感を演出しています。中盤なんだかとりとめもないなぁ、と思いましたが、最後はなるほどそういう結末だったのかーと思いました。