あんず☆のペーパーバックはお宝箱

英語多読始めました&英語多読始めましょ♪
~めざせ!1000万語!~

あんず☆からのお知らせ

★現在の登録洋書数600冊以上(9/4)★語数1200万語(2011で終了)★お断り・当ブログや英語学習に関係のないコメントやトラックバックなどは削除させていただきます。なにとぞご了承ください。

The School Story

2010年06月07日 | ★YL4
The School Story

作者:Andrew Clements
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック 児童書
YL:4.5
ページ数:196ページ
語数:31095語
お気に入り度:☆☆☆☆☆
Atheneum

ストーリー
出版社に勤める母親の影響で小説を書こうと思い立ったNatalie、12歳。書いた小説を親友のZoeに読んでもらったところ、素晴らしい出来だから絶対に出版すべきだという。
でもどうやって?
Natalieの母親の出版社では毎日送られてくる原稿が出版されないまま山のように積み重なっているのだ。無名の作家で、ましてや子供が書いたものなど取り合ってくれるはずもない。しかし、読んでもらえれば絶対に出版できると確信しているZoeは考えた。・・・ペンネームを使うのだZoeNatalieエージェントになり、正体を隠して、出版社に原稿を送って読んでもらうのだ。果たして・・・。

感想
知恵と情熱と友情の話です。
The School Storyというタイトルから、学校内で本を作るような規模かと思いきや、本気で本を出版しようというもの。どうせ出版するなら母親が働いているShipley Junior Booksでと考えるのですが、書いたのはNatalieだということは絶対に秘密です。やはり私情が入ったら公平で正しい判断ができないから。
それはそれはいろいろな困難がありますが、Zoeがすごいんですかなりのやり手。ずば抜けた行動力とアイディア、自分の役割をちゃんと理解している様子。たとえ相手が大人でも関係なし、堂々たるものです。度々弱気になるNatalieを叱咤激励。自分の信じる道を突き進みます。将来が楽しみな小学生。
Natalieも天才。Natalieが書いたというストーリーが途中、少しだけ載っているのですが、確かに、ほほーっという感じです。読んだ人、誰もが絶賛するだけのことはあります。1、2ページだけなのに話に引き込まれる!それはこのストーリーにNatalieのある思いが込められているからなんですね。
親と子供、先生と生徒という関係にも注目です。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする