池川亜矢子の行住坐臥再び

独り言、のち猫、時々身体のこと

命日に捨てる

2017-08-28 22:45:22 | Family(ほとんど猫だけど)

父の命日でした。

Sちゃんに『お父さんに』と頂いたビールにクッキー。
ばあやからのパッションフルーツ酎ハイ。
A子さん経由で頂いたS子さんの桃。
私からはありません。何が好物か知りませんので。

『もう』なのか、『やっと』なのか、自分でも表現し難い感覚です。
まぁ、この1年色々と大変でしたよ。
形あるものの整理も心の整理も。

Sさんが、まめに連絡くださるので、命日が近づくにつれ、色んなことを思い出し咀嚼していました。
8月は『父親remember月間』でしたね。

嫌なことを思い出してはリバースし、体が委縮し、下痢してました。
私って・・・・繊細(ということにしておこう)

だって楽しい想い出ないんですもん

この1ヶ月、付きまとって離れなかった想い出は。

父が出て行ってしまったので、母と妹と勤務先のお寺まで出かけたこと。

妹は無邪気に『お父さん、いつ帰ってくんの?』って甘えていたのを覚えてます。
父はニヤニヤ笑ってました。
そして、父が私に向かって『帰って来て欲しいか?』って聞いたんです。
私は何も言いませんでした。
というか言葉が出ませんでした。

だって、帰って来る気ないやん!!

って、わかりましたから。

それが私の失語症の始まりでした、今、思えば。

嘘でも『帰って来て』って言えば良かったのかもしれません。
母も、私から言って欲しい、みたいな素振りでしたし。
実際、帰り道『なんで何も言わへんかったん?』って言われました。
ちょっと、批難の香りがする口調でした。

それでも、帰って来ないのはわかりましたから。

そしたらね、言葉が出てこなくなっちゃったわけです、はは。

喋らない暗い暗い子が誕生した瞬間

 

思い出しては苦しくて胸が痛くなって涙がボロボロ出ました。

きっと父との関係は私にとって試練だったのではないかな。
そして妹との関係は修行。

私、前世、何をしでかしたんでしょ

とにかく、父との試練は乗り越えたぞ。
周りの人に恵まれ支えられて、受け入れることが出来るメンタルが養われた。
これ、試練のご褒美です

色々思い出して吐いて下してデトックスにもなりました。

戒名の御札は水に濡らして捨てます。

父の『毒』デトックス間近です
まだまだ色んな『毒/苦しみ』あるけどね。

『毒/苦しみ』のない人生なんてないし。
これが私の人生だから。

父よ、私の父でいてくれて、ありがとう。
けれど、来世は、きっと自分が試練の人生だぞ。
しっかり歩むがよい。

涼しくなったらお墓参り行くわなー

あー、苦しいの捨てられたー、気がする・・・