日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

日向場所へ〜。

2016-11-06 06:18:46 | 発達応援
鹿児島も早朝は白い息になってきました。やっと秋が来たというべきなのか、初冬の風情が出て来たというべきなのか…。

今からコンディショニング講座九州場所、ラストを飾る日向場所へ向かいます。コンディショニング講座にこんなに連続、それもほぼ毎日出ることは日常まずありません。でも、これだけ体について話を聞いていると、私は自分の体及び人の体とどう向き合うのか?ということを考えるとても良い機会になっています。これは筋膜リリースの認定試験合格後の私にとって、大切な問題だなぁと
思う日々です。

さて、昨夜は風呂に入りながら今回の鹿児島場所について考えていました。そして、調子乗った支援者になりうる要素が自分にもある、そんながっくりに気がつきました。

コンディショニング講座は、親子で来ることが可能です。横浜でも熊本でも、親子で来られる方は割といらっしゃいます。そして、来ているお子さんは親御さんの近くでごろごろしていることもあるし、会場内をうろうろ動き回ったり、よくわからないことに興じている子もいます。

そんな子どもたちを栗本さんは「自分が興味のあることがあればするし、耳で話は聞いているから」と気にされることはありません。その子が会場にいさえすれば、何らかの形でコンディションを整えるチャンスはやって来るのです。

ところが鹿児島場所では数人のお子さんは、その場を離れて外遊びに興じていました。その中の一人を受け持ったのが私です。外で遊ぶその子は室内で見せていた、怒りと欲求を抑えられずに引きつった顔とは別人でした。堤防によじ登ろうと挑戦し、登れないから手伝ってというので「登れないなら登らなくていいよ」との私の言葉を受け、工夫し何度もよじ登り、石蹴りをし、石投げをし、バッタを捕まえと外での遊びを存分に楽しみました。「時間だから帰るよ」という言葉にもすんなり従い、戻ると私の金魚も気持ちよく受けてくれました。

その子の持て余すエネルギーを使い切って室内に戻り、室内のワークに少しだけでも参加できたならそれはそれで良いではないか、という考え方もできます。でも、それでは、いつまで経ってもその子は自分が持て余したものを自力で解消することはできません。保護者の方も、我が子が持て余すエネルギーを自分たちに向けて来た時に、それをどう受け止め、どううまく流しやるのかを学ぶ機会がありません。

子どもがふと、「やってみようかな」という気持ちが芽生えるチャンスと保護者が家ではない場所で、しかも「コンディショニングを整える」という実践の場で、子どもと向き合うチャンスを私は奪ったわけです。「いかにも調子こいた支援者がやりそうなことだわー」と風呂で私は撃沈しました。

それと同時に、親子で場に留まるために、やはり、親が子を惹きつける吸引力は必要だということもひしひしと感じることでした。それは指導する力や説得する能力ではない、親子の間でしか育まれない何か、な気がしています。それについては、近々、出版される期待の新刊本に答えのヒントがあるのではないか…。そんな気がしています。

何はともあれ、子どものやり切る手伝いがしたければ、自分で告知して機会を作れよ!と自分の仕事の甘さやら混同やらを猛省したお風呂タイムでした(°▽°)


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2 コメント

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Unknown (芦塚英子)
2016-11-06 21:15:36
これはむづかしい問題ですね。そんな大自然に恵まれている場所で、労働することを室内作業にむづびつけられたらいいのに、ね、新幹線に閉じ込められて。。。もちろん親子の労働です。
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英子先生 (まゆたん)
2016-11-06 22:05:47
英子先生、コメントありがとうございます!

まずは、私のやったことが講師の方に失礼だったこと、子どもに違うアプローチを経験させる機会を奪った点での反省点です。親子、家庭のことは難しいですね。岡目八目で見えている部分もありますが、しょせん、岡目八目。親が自分で試行錯誤し気がつかねば先に進めない部分もあるでしょうしね。色々、勉強になった「主催者経験」でした(*☻-☻*)
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